人外サーカス (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 389
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108352

作品紹介・あらすじ

経営不振のサーカス団に吸血鬼が襲来。団員は恐怖し混乱するも、特技を活かし対抗し始める。だが、マジシャンの蘭堂はある違和感に気づき――。 『玩具修理者』『アリス殺し』の鬼才が贈る命がけのショー!

感想・レビュー・書評

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  • 先が気になり止まらなかった(≧∇≦)

    一気読み確実!人間VS吸血鬼の大バトル!!



    何だろう、この安心感…(〃´-`〃)

    いや、違うな。安心…というか、癒しの方が近い。

    ホラーもグロもミステリもコミカルな描写も、すべて程よく癒される♡

    小林泰三さんの作品全般、私の心を癒してくれる。

    この作品を読んで『癒された』という人は少ないだろうけど、癒されたんだからしょうがない笑

    吸血鬼が存在する世界。
    こいつらがまた強い強い。
    人間と違って仲間に執着しないから、やる事も残忍でグロい。

    グロ描写が苦手な方は注意。(^▽^;)

    吸血鬼に立ち向かうのはサーカス団!
    果たして生身の人間が勝てるのか?!
    バトル、バトル、バトルの嵐です笑

    小林泰三作品好きの方なら誰もが知っているであろうあの方が出てきますよ( ≖ᴗ≖​)ニヤッ

    ホラーなだけではなく真相もあり、大満足のラストでした!

    面白かったです!⸜(˶ˆ꒳ˆ˵)⸝

  • サーカスに偽装し吸血鬼狩りをするコンソーシアムに間違われて吸血鬼の集団に襲われた貧乏サーカス団。

    手に汗握る展開で半ばからは一気読みだった。

  • 廃業寸前のサーカス団と吸血鬼の一団の戦いを描いた作品です。ややスプラッター要素はありますが、ホラー感はあまりありません。
    戦闘力に絶対的な差があるなか、団員たちがいかにして吸血鬼を倒すのかが読みどころです。ミステリーの要素も少しあります。

  •  圧倒的身体能力をもつ吸血鬼がとある理由からサーカス団を襲う。

     襲われたサーカス団は日頃の鍛錬と知恵で、吸血鬼と対峙する。

     果たしてサーカス団員達は生き残れるのか?

     これはサーカス団員達が生き残りを賭けたサバイバルホラーです。

     臓物は飛散りまくるので、グロよりのサバイバルホラーかな?と思いました。

     ただ、グロは前半が多めで、後半は慣れからかそんなにグロさは感じず、食事しながら読めるくらいには余裕にはなりました。

     サーカス団員達が吸血鬼と戦う時の描写が面白く、生き残るために、あるいは仲間を逃がすために、あるいは吸血鬼を倒すためにどんな自分の能力を使って、どんな有利な状況に持ち込むのかを考えながら吸血鬼と対決するところが個人的には楽しかったです。

     将棋の終盤戦で相手が間違えなければこちらが負ける状況で相手を間違えさせるために必死で考え抜いてもがいて活路を見出すという感じに似てるなと思いました。

     本作から感じとったのは、完璧なものなどないということ。結局、完璧だと思って100%成功すると思った奴から脱落していくということです。

     皆さんがご存知の『ウサギとカメ』

     普通にかけっこしたら絶対にウサギが勝ちます。しかしウサギはカメに負ける場合がある。なぜ?

     この話での教訓は私は3つあると思っていて

    ①100%勝てる勝負でも油断すると負ける

    ②諦めなければ負け戦も勝てることがある

    ③読めない想定外のことが番狂わせを起こす

    ③は私の中でウサギと亀でいうと、亀が休憩も取らず歩き続けたことやウサギが寝過ごすとは思っていなかったことなどです。

     本作品を読んでいて『ウサギとカメ』の話が思い浮かんだのもあながち偶然ではなく、本作品には普通に戦えば勝てるはずの吸血鬼がいくら人間で身体能力高めのサーカス団員達に苦戦を強いられるのはまさにウサギとカメの構図に似てるからじゃないかと思いました。

     そして、読み手はカメが活躍する姿がみたい。ウサギとどうやって戦うのかを見守りながら。

     また、100%成功するということは思い込みであり、過信であるということ。どんなに自信があることでも、失敗した時の対策を考えておくということの大事さを教えてくれる作品なのかもしれません。

  • 吸血鬼もの大好きなので、ワクワクしながら読んでました。

    で、途中から違和感f^_^;

    最後まで読み切り、納得。

    シリーズものにされる予定だったのでしょうかね。

    そうであるのなら、作者の早逝がひたすら切ないです。

  • 吸血鬼がタフ!吸血鬼すぐ死ぬを観た直後だから余計にそう思った。

  • 圧倒的に強い相手に対して勇気と技と知恵で挑む戦いが好きです。

  •  小林先生独特の、シリアスなのにどこか抜けているような文体は健在、ただし、グロい描写よりは緊迫感が漂うシーンがやや多かった長編小説。

     強力で不死の肉体をもつ吸血鬼と人間たちの戦い。

     勝てるはずのない吸血鬼に、サーカス団員たちがどう戦って生き残れるのか、あっという間に殺されるのか。

     たくさん人が死にます。

  • 最高とは言い難いけど、充分に面白くて満足。

  • 見出し通り吸血鬼VSサーカス団の攻防を描いた作品。 舞台は同作者のネフィリムと同じである。  とにかく捻りなく超人的な能力を持った吸血鬼とそれぞれアクロバティックな特技を持ったサーカス団員とのガチンコ対決が繰り広げられる。 想像以上に闘っているのでアクション8割、ホラー2割といった感じ。 そこに小林氏らしい裏切りと邪悪な結末が乗るのですがまぁファンでもない限り今作は厳しいかも。

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著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2023年 『人獣細工』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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