- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041108383
作品紹介・あらすじ
高校2年の夏休み。年齢を偽り、治験のバイトに潜り込んだ湊は、深夜の病棟で莉子に出会う。1日1つ(あるいは1つ以上)無関心なことが増える“無関心病”を患う彼女の、余命は1ヶ月。湊は彼女の闘病ドキュメンタリーに出演することになり、まだ興味があるものを全力で楽しもうとする莉子と共に北海道の夏を満喫する。自分とは真逆の明るくアクティブな莉子に惹かれる湊。しかし病は進み、莉子が湊への関心を失う日が来て……。
感想・レビュー・書評
-
すごく、好きなタイプの小説。
命が限られている恋愛,予想通り切ない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶対はない、それでも絶対はある。
ないと思った時に、あるんだと現実は示してくるんだろうなと思った。
この作者が使う文章、言葉、単語。
すんなり入ってくる感覚が心地よかった。
明日は必ず来るとは限らない。
なら今日を、今を頑張ろうと思うんだろうけど、それでも明日が来る感覚が続けば、頑張れなくなりそう。
そんな時に明日は来ないのかもしれない。
今を頑張れる、楽しめる、悩める、その感性を大事にしたい。 -
出会ったパートナーが病気で、最終的には亡くなってしまう、という王道の展開だが、暗い印象を受けずに読み切ることができた。
-
良い話でした。重すぎもせず、軽すぎな感じでもなく。今どきの?ティーンのテンポはこんな感じなのかなとちょっと年の離れた大人は思ったりもしました。10代ってやっぱりどこか特別なのかも。
-
あまりこういった本を読まれない方にはとても感動的な本だと思いました。内容としては、病気の女の子と男の子が出会い、だんだんと心惹かれあうけど、最期は突然訪れてお別れをしなければならないみたいな感じでした。ただ、こういった本は最近よく見るようになってきていたので、展開が読めてしまってあまり楽しめなかったかなと個人的には思いました。
著者プロフィール
比嘉智康の作品





