DOUBT 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2021年3月24日発売)


- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784041108413
作品紹介・あらすじ
丸の内西署での研修を終え、恵平は再び警察学校へ。この課程が終われば、晴れて一人前の警察官となる。緊張と不安を感じる恵平だが、同じ頃平野たちはバラバラになってゴミに埋もれた遺体を次々に見つけて…
感想・レビュー・書評
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恵平(女なのに変な名前だよなあー色気ないよ)は地域研修から警察学校に戻るが、ごみ焼却所でバラバラ死体が見つかり、ホームレスが何人もいなくなっていることと結びつけて考える。そうなると正義の味方、ホームレスの味方、庶民の味方の恵平はじっとしていられない。警察学校の生徒なのに、とても考えられない行動だよね。勿論、うら交番の柏村も登場して、事件へのヒントを与えてくれる。ある意味、スーパーマン、じゃなくてスーパーウーマンだ。現実味はないが、まあまあ話としては面白い。
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第5弾!
しっかり、コロナしてる!
色んな小説読んでるけど、そう直近のではないのが多いからか、マスク生活のははじめてかも?
マスクの付け方まで、注意してる!
何かホームレスの人らが神隠しに会ってる!何か清掃工場から遺体が!やはり…
そうしているうちに、ホームレス友達の得兵衛さんも神隠しに!
ラストの辺は、ドキドキ感満載で面白かった!
ネット社会の知らん人らの繋がりはこういう犯罪には適してるんか知らんけど怖い…
でも、やっぱりお金なのね…
最後の嘆願書には、グッと(T . T)
段々とうっすらとやけど、うら交番&狛村さんの真相みたいなのに迫って来ている感がある。
まだ、サッパリ分からんけど。 -
シリーズもの。
警察学校卒業後の主人公が楽しみです。 -
内藤了『DOUBT 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』角川ホラー文庫。
うら交番の過去の事件とおもて交番の現代の事件とが交錯するシリーズ第5弾。
うら交番を訪れた者は1年以内に命を落とすという噂と、うら交番の柏村巡査の抱える謎、おもて交番で起きる奇怪な事件とが交錯し、早く結末が知りたくなり、やきもきする。またも、うら交番の謎は持ち越しかぁ。いや、楽しみはまだまだ続くのだ。
清掃工場のゴミ集積プールで複数の遺体が発見される。最近、ホームレスが失踪していることを耳にした新人女性警察官の堀北恵平は失踪したホームレスのDNA鑑定を申し出ると、鑑定結果が一致した。シリアルキラーのしわざなのか、それとも……
本体価格640円
★★★★★ -
小説の世界でもコロナが発生しており、今の日本と同じ生活習慣への変化と若者や弱者が職を失いホームレスになってしまっている状況だった。
そういう人達を操る「ターンボックス」という組織。
今回は殺人、遺体自体を無かったことにする為に実験をしていた。
その実験をするのにネットで高額バイトと称してホームレスなど職を無くした若者達が何も考えずお金の為だけに怪しい仕事をしていた。
それにより人が死んでも、自分は車を用意しただけなど自分は悪くない、殺意はないと主張している。
これはコロナが悪いのか、ターンボックスがネットに仕事を載せたのが悪いのか、何も考えず高額バイトをした人間が悪いのか、
本当に悪いのはターンボックスなのだが、何も考えずお金の為だけに仕事をする人間も悪いと感じた。
悪意のない悪意ほど怖いことはないとより一層考えさせられた。
今コロナでこういう怖い事件が起こっているかもしれない。 -
シリーズ第5弾。
プロローグでは、昭和と現在の描写が短いながらも
残酷でグロくてリアルに淡々と語られる。
恵平は、最後の研修で府中の警察学校へ。
巷では感染症禍の中、ホームレスが消えているという。
状況の違和感から恵平は、平野に報告して桃田も参戦。
今度は恵平もよく知る人が!
久しぶりに、早く!早く!!って心がジタバタしました。
今回は切なかったり感動したりで泣けました。
いよいよ物語が加速していく感じで心臓バクバクです。 -
シリーズ5作目の東京はワクチンの無い感染症が巷を席巻してて、事件の真相もこのご時世だからこそみたいな理由でリアリティありました。
また出たなターンボックス。恵平ちゃんシリーズは対ターンボックスになるのかな。柏村さんがうら交番へ呼んでる事件とも繋がったりしてきたりして。。
恵平ちゃん、うら交番でおじいちゃんに会って恵平の意味聞けて良かった、って思ったけど、これ恵平ちゃんに会ったから恵平ちゃんに恵平って名付ける事になるのでは?とちょっと思いました。同じ名字だし記憶に残ってそう。
柏村さんも息子さんに平野刑事の事っぽい話してたらしいし、タイムスリップって不思議。。
せめて徳兵衛さんだけでも助かってほっとしました。
今作タイトルのダウト、って何だろ?って考えました。「その動機は違います」のダウトか。たぶん。
著者プロフィール
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