刑事の枷

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108482

作品紹介・あらすじ

この男、決して折れない。

身内を密告した嫌われ者×恐れ知らずの新米刑事
署内で孤立する刑事が頑なに固執する「ある事件」とは!?
作家デビュー20周年をむかえる警察小説の名手、渾身の最新刊!

「忠告だ――影山には近づくな」
交番勤務から川崎中央署刑事課に異動した若手刑事・村上翼は、署内で疎まれる傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目を付けられ、強引に連れ回される。
同僚の不祥事を内部通告した「裏切り者」として疎外されている影山が、警察に居座り続ける理由――それは、十年前の殺人事件にあった。
事件を独自に捜査する影山と行動を共にする村上は、本部の監察官に声をかけられる。
不安を募らせる村上だが、やがて未解決事件の解明に惹かれてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 待望の新シリーズだがまずは顔見せといったところか。いいコンビなので次作も楽しみだが、シリーズ化していくならメイン2人以外にもキャラの立つ奴があと二、三人欲しいところ。

  • 読み進めるうちに、少しずつ登場人物のキャラクターが見えてくる作品。
    少しずつ点と点が繋がり、スピード感がある。
    展開も面白く、人と人の腹の探り合いに緊張感があります。
    今後、シリーズ化してほしい。

  •  一之瀬シリーズのバリエーションだな。
     

  • 55新人刑事とこだわりのあるベテランとの確執と執念のお話し。今までの作者の作品の中で、最も早く成長したのが本作の主人公かな。挫折や葛藤が少なく読みやすいけど、ちょっと安易な展開やったかな。

  • 個人的理由から1度は外したのに10年経って捜査をさせることにした1課長の考えを知りたかった。自分の意見を上の身分の人にハッキリ言うのはなかなかできることではないが必要なことだと思う。歳をとった村上が若手の後輩と接する姿を見てみたい。

  • ラストまで一気に読めるスピード感はありましたが、面白みは物足りません。10年も未解決事件を追い続けた割にあっさり解決して拍子抜けでしたし、未解決事件に執着する理由(私怨)もなんだか…。シリーズ化を予感させる終わりてしたので次に期待します。

  • 読みやすくてあっという間でした
    10年未解決の事件なのに後半でアッサリ解決してしまいドキドキ感がなくて残念です

  • 1人の新米刑事が10年も操作してるベテラン刑事から目をつけられ一緒に操作するように言われる犯人は元刑事で2人殺害していた警察一家の3世でもあるそのベテラン刑事の影山も殺されかけたけど追跡していた新米刑事が助け影山が見込んだ刑事の目に間違いなく最後に救われる

  • 新米刑事村山と周りからの嫌われ者の刑事影山

    村山は刑事となって影山には近づくなと周りから教えられる

    だけど影山に声をかけられ10年前のストーカー殺人事件を調べているから手伝えと言われる

    ある日別の殺人事件が起こる

    10年前の事件を追いながら今の事件を追いかけていくうちに明らかになっていく事実

    つまらなくもないけど面白いとも言えなかった

  • 影山の秘密を引っ張りすぎ。読んでいてイライラモヤモヤしたけど、終わり方は悪くなかった。村上はよく頑張ったよ。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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