アンナの土星 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.65
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本棚登録 : 179
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108604

作品紹介・あらすじ

アンナには、毎晩のように屋上の望遠鏡で星を見ている大学生のお兄ちゃんがいる。中学校生活でアンナの心がざわめくと、お兄ちゃんが宇宙の話をしてくれて……。14歳だったすべての人に贈る青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 定期便の益田ミリさんですが、エッセイと漫画以外の小説を初めて読みました。

    14歳、中学生のアンナちゃんと宇宙が大好きな大学生のお兄ちゃん、家族や学校のお話ですが、思っていることや出来事が中々辛辣でした。
    でも、よく考えたら漫画でも結構辛口な事をいっている姉ちゃんとかもいて、あの絵によって柔らかい印象を受けていたんだなぁと実感。

    でも、益田ミリさんは本当に年頃の女の人の気持ちも、中学生の多感な時のちょっとした不安だったり、将来のモヤモヤだったり何とも言い難い気持ちを表現してくれているなぁと感じました。
    死について漠然と怖いと思っていたのは、私もやっぱり中学生くらいだったのかも。

    そこにお兄ちゃんの宇宙のお話が、とても和やかに穏やかにすーっと入ってくる感じ。

    エッセイや漫画とはまたちょっと違う感じで、私は好きでした。

    • ドラ小瓶さん
      それでは赤川次郎さんの「ト短調の子守唄」はどうですか?
      それでは赤川次郎さんの「ト短調の子守唄」はどうですか?
      2021/08/11
    • にゃんちびさん
      赤川次郎さん!読んだことないんです、わたし!
      そして、自分で選ぶ本は何故か女性作家さんばかりになってしまうので男性の作家さん、読んでみたいと...
      赤川次郎さん!読んだことないんです、わたし!
      そして、自分で選ぶ本は何故か女性作家さんばかりになってしまうので男性の作家さん、読んでみたいと思っていたんですよ!
      わー嬉しいです!ありがとうございます♪
      早速ブクログで探してスクショしましたので買ってみます!
      楽しいですね、この企画!ありがとうございました!
      2021/08/11
    • ドラ小瓶さん
      はい!こちらこそありがとうございましたm(_ _)m
      はい!こちらこそありがとうございましたm(_ _)m
      2021/08/12
  • 14歳のアンナちゃん。
    お兄ちゃんは宇宙好きの大学生。
    学校には仲良しのみずほちゃんがいる。

    ちょっとした親とのケンカ。
    友達との心のつながり。
    そして優しいお兄ちゃん。

    そこを歩いてる普通の中学生の日常。
    益田さんのほんわかした文章。

  • エッセイや漫画を多く書かれている益田ミリさんによる小説。2009年に単行本として出版された作品をこの度文庫化したもの。

    2008年が舞台のお話。主人公は大学生のお兄さん(19)がいる14歳の女の子アンナ。お父さん(47)が35年ローンを組んで購入した東京近郊家に家族4人で暮らす。家族とのやり取り、学校でのこと、友達との放課後の寄り道などアンナの日常生活が描かれている。自意識の塊のようなお年頃、学校では、大人になって振り返れば何でそんなことを気にしていたんだろうと思うような、些細な友人関係に一喜一憂したり恋をしたり親にちょっぴり反抗してみたり。心が揺れ動く繊細なお年頃だからこそ、宇宙の好きな飄々として優しいちょっと鈍感なお兄さんの存在が癒しになっているようだった。

    お兄さんの一樹は成績優秀で大学でも物理学を専攻。宇宙が大好きで色々なお話を妹に聞かせてくれる。読者であるわたしも、お兄さんが妹にする宇宙の話を一緒になって聞いているような感覚で読み終わる頃には何だか壮大な宇宙が少し身近に感じられるような感じだった。このお兄さん、ちょっぴり不器用だけど物静かで優しさに溢れたとても魅力的な人だと思う。アンナは何かと大変な中学生活の中、こんなお兄ちゃんが近くにいてすごく救われているだろうな、良いなぁと思った。
    物語の最後の方、兄妹2人でで鹿児島の親戚の家に行き、夜空を見に行くところ特に好きだった。

    物語の中盤には、人類が初めて月に行った年(1969年)に生まれたと話すスナックのママが出てきたが、作者の益田ミリさんと生まれ年が同じで、ご自身を少しモデルにされてるのかなぁと思った。

  • ただ今夜の星空の話をしよう。

    私にもこんな日々があったな。同じ中学生だった日々。違う、ひとりとひとりだけど、確かに同じ気持ちを持っていたよ。
    アンナに見えない幸せと、私に見える幸せと、アンナに見える幸せと、私に見えない幸せがあるよね。
    大事に、今日の星空を抱えて、いこう。

  • 本の薄さとあらすじ的に久しぶりの小説復帰のため優しいのをえらんだ!
    その割にじんっと響いてかわいいお話

  • 星★3
    14歳の女の子のリアルさに比べて、お兄ちゃんの何とも言えぬ違和感。自分に兄がいないのでわからないけど、兄ってあんなに優しい??歳が離れているから?いちいち「アン」って呼ぶのとかちょっとキモチワルイ…
    宇宙の話はへーってなりましたし、女子のリアル感はさすが益田ミリさん!です。

  • とにかく宇宙オタクなお兄ちゃんがとても素敵…!妹のアンナちゃんを見てないようで見守ってくれている感じが… うちの兄貴に爪の垢をせんじて飲ませたい… 勝手に大学生の加瀬亮くんをイメージしながら読みました

  • 2021/07/18
    中学生のアンナの話
    淡々としてて読みやすかった。

  • 読んでいて楽しかった。

    母親に対するモヤモヤした気持ちにハッとして、
    「自分はアンナよりも
    母親に近いゾーンに入ったんだな」と思った。
    子どもの頃の気持ち、覚えていたい。

    お兄さんに救われてよかった。
    兄妹だから分かること気がつくことってあるよね、
    わかる。

  • 3.7

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著者プロフィール

一九六九年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に漫画「すーちゃん」シリーズ、「僕の姉ちゃん」シリーズ、「今日の人生」シリーズ、『スナックキズツキ』などがある。また、小説『一度だけ』、エッセイ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』や『考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール』など、ジャンルを超えて活躍する。

「2021年 『やっぱり、僕の姉ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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