作ってあげたい小江戸ごはん3 ほくほく里芋ごはんと父の見合い (3) (角川文庫)
- KADOKAWA (2021年1月22日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041108796
作品紹介・あらすじ
川越の定食屋「たぬき食堂」は、ほっとする味と看板娘たまきの明るさでファンを増やしていた。夏も近いある日、青年店主・大地に見合い話が。しかし話をよく聞くと、父・昇吾の縁談だった。見合いは食堂で行い、料理も昇吾が作るという。母が他界して二十年。再婚する気はないと思っていたのに。戸惑う大地に、相手の女性の孫娘・遥香が縁談の意外な目的を明かして――。見合いに隠れた「親心」、その思いを込めた父の料理とは?
感想・レビュー・書評
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凪が出てきたね、なんだか繋がるのが嬉しい、他にも登場したけど、ホスピタルが場所で多いかも。病気を隠して亡くなって知らされる恋人が労しい。もっと方法なかったのかと思ったが。確かに短い思い出を持ちながら闘病すると考えるのは自分が健康だからじゃないかとも思う。本でじんわり来るけど、傍観者だからだろうか、本人の気持ちは絶対わからないし、立ち入ったらダメかと。凪の回も読み直す、5年しか一緒にいられないと言うとお母さんと凪も5年なんだよ。ドキッとさせられる。眼鏡屋の夢見た結婚の一瞬がまた違う境地に思えて感動する
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父のお見合いと思いきや、実は大地のお見合い?
今回はみんなの恋心がたくさん詰まったお話し。
子供に迷惑かけず、老人ホームで元気に過ごしたい人には胡麻かけ里芋ごはん。ダイエットは口実で、好きな人と話すきっかけが欲しかった人には、高野豆腐のサンドイッチ。閑古鳥が鳴く惣菜やの肉じゃがは、商店街のメンバーとコラボする事に。子供に茄子の照り焼き丼という料理を教えたのは、自立した自分を見せて、両親の離婚を後押しそるため。
無くして行く記憶を引き止めるのは、栗ご飯?
人の気持ちを思う、優しいお話しでした。
高野豆腐を甘酒で戻して、フレンチトースト風にしたら、美味しいかな…? -
「朝曇 -ゴマかけ里芋ごはん」
施設に入る前に。
お見合いだというのに食事会だけで終わったが、これは本当にそうだったのだろうか。
「片影 -きみ思う夏のサンドイッチ」
話題を作るため。
傍から見れば分かりやすい状況だとしても、当人となると意外と気付かないのかもな。
「老鶯 -ほくほくの肉じゃが」
追い詰められて。
辛いことばかり続く中で、繁盛しているのを見て咄嗟に口に出たとしても酷いだろう。
「秋彼岸 -たっぷり茄子の照り焼き丼」
教えて欲しい事。
子供から背を押されると戸惑うだろうが、最終的には一緒に考える事ではあるもんな。
「白露 -彼女の栗ごはん」
お見合い相手は。
記憶が少しずつ失われている事に気付いた時、次は何が消えるのか恐ろしいだろうな。 -
引き続き、たまきちゃんにハマり
次が待ち遠しいのは久しぶり
今回はホロリとするところもあって
ますますファンになりました -
表紙に惹かれて手にとってみた
本の中で出てくるご飯がどれもすっごく美味しそう
アレンジのきいたものばかりだったからいつか作ってみたい!とりあえず里芋の炊き込みご飯
高齢化と時代の流れの影響でお客さんが入らなくなった惣菜店屋さんの話を読んで
メディアやSNSの情報に乗っかることは楽だし優越感にも浸れるけど、昔から続いているお店にも目を向けられる人になりたいなと思った
地元でも旅先でも
あと子ども食堂の話がちらっと出てきて、前からお手伝いしてみたかったことを思い出した
コロナがもう少し落ち着いたらできるといいなあ
著者プロフィール
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