ゴーストハント7 扉を開けて (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1199
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108833

作品紹介・あらすじ

能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は、道に迷ってダム湖畔のキャンプ場にたどり着いてしまう。ナルの突然のSPR閉鎖宣言に戸惑う麻衣たちは、急遽、湖畔のバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には恐るべき罠が仕掛けられていた――。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!

感想・レビュー・書評

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  • ナルには兄がいた。
    その兄を探す為にゴーストハントをしていた。
    麻衣夢の中でナルの双子の兄と話をしていた。
    最後にナルの正体も分かり驚かされた。

  • シリーズ第七弾。且つ、(リライト版では)最終巻。

    前巻の能登での事件を解決した帰路の途中で、山に囲まれたダム湖付近に迷い込んでしまったSPRメンバー達。
    ところが、ナルは唐突にこのダム湖に留まると言い出し、ここでの解散とSPR閉鎖を宣言します。
    納得のいかない麻衣達(ナルとリン以外)がグズグズしていると、近隣にある廃校になった小学校の怪異について調べてほしいとの依頼が舞い込んできて・・・。

    謎めいていたナルやリンさんの秘密が明らかになる、伏線回収巻ともいえる本書。
    そして、個人的に今回の廃校のターンは今までのシリーズの怪異の中で一番怖かったかもです。
    メンバー全員が廃校に閉じ込められて、仲間たちが次々消えていく・・途中で子供の霊たちがスゥっと麻衣達の意識の中に入り込み、その代わりにメンバーの存在を忘れていくところは“その子たちは霊だから!”と、ヤキモキしました。
    で、この絶望的な状況を救ったのは、我らが主人公・麻衣でございます~。
    霊たちを浄霊(そう、除霊ではなく“浄”なのです)するために、麻衣が自分語りならぬ“仲間語り”で彼女がメンバーをどれだけ大事に思っているかを熱く訴える場面は、まさにこの巻のハイライトともいえる胸アツシーンでしたね。
    で、そんな麻衣を夢の中でガイドしてくれていた(麻衣の能力開花を導いていた)“優しいナル”の驚きの正体と、ナル自身の背景諸々が明らかになっていく終盤では“そういうことだったのね~!”と色々腑に落ちた次第です。
    あとは忘れてはいけない、麻衣の切ない恋の行方もご注目ですよ~。
    何だか、シリーズ第一作目では全然まとまりがなかったメンバー達(むしろ険悪だった)が、本当、仲良くなったもんだよね・・と感慨深いものがあります。
    (ただ、麻衣とメンバー達がわちゃわちゃするシーンは、やり取りの台詞が昭和すぎて、微笑ましさより“寒さ”が勝ってしまっていた感が正直ありましたが‥汗)

    という訳で、楽しいSPRメンバー達(そうそう、“SPR”の本来の意味も判明していました!)とも、この巻でお別れと思うと寂しい限りです。
    ただ、リライトはされていないですが『悪夢の棲む家』が(多分)続編のようですので、こちらも読んでみたいですね~。

  • '22年8月11日、Amazon audibleにて、聴き終えました。

    シリーズ完結編、との事で…名残惜しく、思わず「続編を!」と望んでしまうのは、不粋なんでしょうね…かなり以前に完結してるんだし。
    でも…殺人事件には言えないことですが…登場人物たち皆が、「良かったね!」というラストだったような…その点は、とても満足しました!

    シリーズを通して、楽しく、面白く聴きました。作者さんとナレーターの方に、感謝!
    そして…さあ、次へ!

  • 再読扱いになりますが、何度読んでも名作は名作!

    これで『悪夢の棲む家』もリロードしてほしいなぁ。

  • シリーズ7作目、完結編。
    前作と繋がりがある場所から始まるのはシリーズ初では。
    能登からの帰り道、たまたまあるダム湖を通りかかったところから色々と急展開。そこに滞在中にまた新たな依頼が舞い込み…この一冊でナルの秘密が一気に明らかになる。

    まさかのナルがイギリス人だったとは…オリヴァーの愛称がナルであると読んでも、日本人の私からすると「?」という感じ。読了後調べたら、母音で始まる名前の愛称が子音をつけたものになることは良くあるそう。オリヴァー→オル→ナル(N+オル)
    ……知りませんでした。

    麻衣の夢に出てきていた優しいナルが、実はナルではなく死んだ双子の兄だったと知って、それを踏まえた上で全部読み返してみたくなった。
    そしてその彼が麻衣にトランス状態の入り方と浄霊の仕方を教え、実際それが出来たということは、麻衣も今後立派な霊能者としてやっていけるということかな?今後の麻衣が気になる。

    ユージーンが言っていた魂の話が印象的だった。
    「人には霊があって、霊は魂と自我でできている。魂は光やその逆の闇を溜め込む。魂の中には両者が混沌と混じっている。成分として光が多ければその人の魂は軽く、浮く。霊が浮いて上昇すると、重い闇は霊の中に留まっていられないから人の中から吐き出されてしまう。逆に闇が多いとその人は重い。重みで沈み、軽い光はやはり弾き出される。そしてさらに沈み闇を吸収しやすくなり、やがて闇そのものになってしまう」

  • ゴーストハントシリーズ7巻目・最終巻。
    最後の舞台は廃校となった小学校。

    怖さは5巻、2巻ほどではないけど、順番に入れ替わる静かな怖さは中々のもの。

    メインはナルの秘密。
    6巻までの伏線が徐々に明らかになっていくのは見事。特にナルの正体は思わず過去巻を確認するほど。リメイク版はページ構成も相まって、本当に驚いた(旦那様のデビュー作を彷彿とさせる仕掛け。いや、本当に驚いた)。

    最後は悲しくもあり、希望もあり。切なかったなぁ。。。
    キャラにも愛着が湧いてきて、これで終わりかと思うとちょっと寂しいけど。
    珍しくシリーズものを一気読みした満足感もあり。
    良い読書体験でした!

  • ナル麻衣とリンナルが好き。
    感動しすぎてそのほかの感想はわいの語彙では表せない。

  • シリーズ最終巻はとても綺麗にまとまっていました。
    途中少し泣けてしまうシーンもあり、良いラストだったと思います。

    シリーズ全体を通して内容は10代向けの作品ですが、社会人でも充分楽しめるものでした。
    重い小説ばかり読んでいると疲れてくるので、時々これくらい軽いものを挟むのも良いなぁと感じます。

    巻を重ねるごとに面白くなって行ったので、作者様の成長の軌跡を眺める気持ちになりました。
    このシリーズの後、超絶名作である十二国記シリーズが生み出されたのですね…感慨深いです。

  • 読書記録 2023.4

    #ゴーストハント 7扉を開けて
    #小野不由美

    一人また一人、SPRのメンバーが姿を消す。シリーズで最も悲しい敵を前に、成長した麻衣がとる行動を見守りたい。
    ナルの出自に、二人の恋に、ゴーストハントらしい結末が訪れるよ。

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読了

  •  若干のネタバレがあるかもです、、、
     やっぱり、最終巻って謎めいて終わったり、
    続きが...続きが欲しい...など、どゆこと?とかそういうのが多いと思うんです。(個人的に)なんですけど、この最終巻、本当に神様で、何の疑問もなく、平和に(?)終わって、もう、最高なんです。
     麻依の恋はぶっとびましたけど、ちゃんと、まだ続くっていうのがわかる。この終わり方はすごくスッキリして、すごいなって思いました。語彙力皆無
     何より、密かに幽霊と仲良くしたいと思ってる私に、麻依と餓鬼(?)が仲良く手を繋いで教室まで行くシーンは最高でした。ただ、いきなり知らない子が出てきて、何回も読み直しましたが、先に進めばわかることでした。急すぎる展開でページが破れてるんだと思いました笑
     ゴーストハント連載(?)お疲れ様でした。
    (ゴーストハントの世界に入って、全員の名前を当ててすごい賞賛をあびたい。)

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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