砂の家 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 286
感想 : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108857

作品紹介・あらすじ

「お父さんが出所されました」大手企業で働く健人に、弁護士から突然の電話が。20年前、母と妹を刺し殺して逮捕された父。「殺人犯の息子」として絶望的な日々を送ってきた健人の前に、現れた父は――。

感想・レビュー・書評

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  • 感想を簡単に言うと
    【恨みは何も産み出さない】
    ですかね…

    なんでも他人のせいにしても、意味ないし
    自分の人生は自分で決まるんだから自分の事だけやって
    余裕があれば他人に幸せを分けるだけ
    人のせいにする人は他人の足を両手で掴んでるからその間 、両手塞がってるから
    自分がやるべき事は出来ない

    スーパーボールは強く投げればその分強くかえってきて
    優しく投げれば優しくかえってくる
    ってことだと思います

  • 途中から健人が社長を守る為に考えていいる事が、よからぬ事だと感じられ読むのが辛かったです。
    最後がどうなったんだろう?とスッキリ出来なかった。

  • 堂場瞬一さんの初めて読んだ作品。

    一家心中を図った父親によって殺された母と妹、生き残った主人公と弟。
    「殺人犯の息子」として周りからの厳しい当たりに耐えて成長した20年後の兄弟は、進んだ道が正反対だった。一見、真っ当な道を進んでいるように見える兄も心の闇は深い。
    主人公の父親に対する恨みや弟に対する負い目、弟の兄に対する嫉妬…第3者が言うほど家族の縁は簡単には切れないし、それぞれの想いがある。
    兄弟の成長過程を通して、人の成長において環境や良い影響を与えてくれる人の存在の大切さを改めて感じた。

    物語自体はこじれることなくスムーズに進んでいくので読みやすいが、個人的には最後がモヤっとした終わり方だった。
    でも読み手次第で兄弟の今後について様々考えられるので、そうゆう意味では思考(想像)が広がる終わり方だとも思う。

  • #読了 殺人者の息子でありながら、殺人被害者遺族でもある主人公。主人公自身は人生を立て直すことができたものの、その恩人のため、また立て直しのきかなかった弟のために泥沼に……。
    本人のあずかり知らぬところで人生が決まってしまう不条理を感じる。ただ、恩人のためといって犯罪にまで手を染めることは、さすがにやりすぎ。けれど、こういうストップがきかないところに、殺人者の息子だという自己暗示と周りからの白眼視があるんだろうな。

  • 私は物語はハッピーエンドで終わって欲しい、といつも思う。
    もちろんイヤミス、ホラー、その他の本を読まないことはないわけではないが、どこかに救いを求めてしまう。
    現実の追体験だけでは苦しいから。

    さて、そんなことをいうのだから、本書が(私の心とは反対に)少し不本意な終わり方になってしまったのは十分香らせられたかと思う。
    犯罪者の子供は犯罪者か?
    子供の人生はどう変わるか、がメインテーマだが、なんとも苦しい結末となった。
    主人公の弟正俊が不憫でならない。
    もう、大人になってしまった彼は変わらない、かもしれない。
    きっとこういうことは往々にして起こる。

    主人公の浅野健人は苦しいながらも勤務先の社長と出会ったことで学費やその日の糧を得られ、「普通」の生活を送っている。
    社長には多大な恩を感じている。
    これが社畜の始まりで、これが終わりまで続く。
    男女の違いを簡単に言うのは時代にそぐわないかもしれないが、男性的な生き方だと思った。
    会社が存続してくれればいい、自分はどうなってもいい、自分はなんとか立ち上がった、迷惑をかけないように生きてきた…。
    なんだか息苦しい。
    恩はあっても会社に人生を捧げたいとは思わない。
    物語の本質はそこじゃない、のはわかっているが、主人公の行動は理解し難い。
    子供の頃の環境が大事なことも、救ってくれる大人がいたら依存してしまうことも、頭では理解できる。
    だが、せめて小説の中は夢を見せてよ。
    現実には助けてくれる大人が少なくても、いないわけじゃない。
    正俊が救われて欲しかった、その思いでいっぱいだ。

  • これからどうなるのかってところで、"はい、終了"みたいな終わり方かな、色んなことをちゃんと完結させてくれって感じ。

  • 読むんじゃなかった。

  • 確かに、ラスト2行に詰まってる。

    幸せになりきれない、
    嫌なものから逃げきれない、、、
    現実感が強い話だった。

    どんどん読み進めたなあ。

  • 期待していただけに最後はあっけなかった。
    もっと家族が深く関わってきて、社長さんも。
    チリつもが一瞬で吹き飛ばされた感じで残念。

  • Kindle Unlimited
    面白くなかった。
    (まぁ、アンリミだからよかった)

    なんかやたら出でくる食べ物の記述はなんなんだろう…孤独のグルメなのか…
    それが気になったのと、
    車のナンバーだけで所有者割り出すのはムリだと(これたぶん、2018年くらいの設定?)
    ってなると、
    なんで有希子みたいな美人でいい女が卑屈な主人公にべた惚れなのかも疑問になり、
    弟の方が感情移入しやすい気がしてきて…
    どういう物語にしたいのかどんどん意味不明になりました。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「日本の警察」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』『ピットフォール』など多数。

「2022年 『誤ちの絆 警視庁総合支援課』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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