再生 角川ホラー文庫ベストセレクション (角川ホラー文庫)

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  • KADOKAWA (2021年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784041108871

作品紹介・あらすじ

1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに暮らし始めた二人だが、やがて悲劇的な事件に見舞われて……。ミステリとホラーの巨匠・綾辻行人90年代初頭に執筆した傑作「再生」をはじめ、『リング』の鈴木光司が東京湾のクルーズ船を舞台に戦慄の一夜を描いた「夢の島クルーズ」、故・今邑彩が角川ホラー文庫のために書き下ろした不穏な物件ホラー「鳥の巣」、の第72回日本推理作家協会賞に輝いた澤村伊智の学園ホラー「学校は死の匂い」など、バラエティ豊かに、ホラージャンルの面白さと可能性を示す全8編。最高にして最恐、これが日本のホラー小説だ。ホラー評論家・ライターの朝宮運河セレクション。

収録作は以下の通り。
綾辻行人 「再生」(『亀裂』、『眼球綺譚』)
鈴木光司 「夢の島クルーズ」(『仄暗い水の底から』)
井上雅彦 「よけいなものが」(『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)
福澤徹三 「五月の陥穽」(『怪談歳時記 12か月の悪夢』)
今邑彩 「鳥の巣」(『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』)
岩井志麻子「依って件の如し」(『ぼっけえ、きょうてえ』)
小池真理子  「ゾフィーの手袋」(『異形のものたち』)
澤村伊智  「学校は死の匂い」(『などらきの首』)

みんなの感想まとめ

ホラー小説の魅力が詰まった短編集が、時代を超えて読み継がれる名作を厳選して収めています。各作品は、日常に潜む恐怖や人間の暗い側面を描き出し、読者を引き込む力があります。綾辻行人の「再生」では、薄気味悪...

感想・レビュー・書評

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  • 角川ホラー文庫が1993年創刊されて
    その30年の遺産とのこと
    90年代から現在までの最強セレクション短編8編
    選ばれたただけあって半分は既読作品でした

    「再生」 綾辻行人 1993年
    さすが綾辻さん、女性も魅惑的に書かれます
    再生するのはそっちね

    「夢の島クルーズ」 鈴木光司 1994年
    リングの一連読ませていただきました
    この作品も映画化されているらしい
    はっきりと出てこないけど
    そんなことありそうな生々しさ
    仄暗い水の底からの一編

    「よけいなものが」 井上雅彦 1983年
    ショートショート
    私なら老化かもしれない

    「五月の陥穽」 福澤徹三
    これは既読でしたが 現実の事故でビルの隙間から白骨が発見された事がありますから
    ホラーではない怖さですね
    ビルとビルの隙間は均一ではありません
    落ちてはいけません

    「鳥の巣」 今邑彩 1994年
    多少オチはわかるけれど じっくりそこまで持っていく文章の力

    「よって件のごとし」 岩井志麻子 1999年
    “ぼっけえ”で読みましたね
    これはよござんす
    怖いし恐いし悲しいし

    「ゾフィーの手袋」 小池真理子 2017年
    “異形のものたち”で読みました
    森鷗外“舞姫”を美化した感じで 舞姫の怨念

    「学校は死の匂い」 澤村伊智 2018年
    第72回日本推理作家協会賞短編部門受賞
    “などらぎ”に収録
    これはホラーだけどきちんと推理小説になっています

    解説は 朝宮運河さんでした

    私は岩井さんと小池さんの2作品がやっぱり好きなんですねー

    • ultraman719さん
      表紙が、めっちゃ怪しい!
      表紙が、めっちゃ怪しい!
      2025/02/04
    • おびのりさん
      そうなんですよ!
      めっちゃ怪しいって 読んだんですけど
      名作集なので、落ち着いてました^_^
      そうなんですよ!
      めっちゃ怪しいって 読んだんですけど
      名作集なので、落ち着いてました^_^
      2025/02/04
    • ultraman719さん
      ベストセレクションですもんね!
      でも、表紙のインパクト凄い。
      ベストセレクションですもんね!
      でも、表紙のインパクト凄い。
      2025/02/04
  • 綾辻行人の「再生」が読みたくて購入。もちろん面白くて(すごく怖い!)他の作品もどれも読み応えありました。ホラーは初心者ですが、だんだん好きになってきました。

  • 綾辻行人の再生が読みたくて買いました。

    再生/綾辻行人
    ジワジワくる怖さ、ずっと続く薄気味悪さが良い。
    そして綾辻ホラー全開な感じが良い。

    夢の島クルーズ/鈴木光司
    グロさ強めでした。
    ついでに人間の怖さもあって良かった。

    よけいなものが/井上雅彦
    めちゃくちゃ短いがシンプルだからこその怖さがある。

    五月の陥穽/福澤徹三
    日常の一つ壁の向こうにある恐怖。
    手の届く範囲にある恐怖を気にしていない生きてる人間が1番怖いですね。

    鳥の巣/今邑彩
    最後にひっくり返るし怖いし、このタイプのホラー好きです。

    依って件の如し/岩井志麻子
    古い言葉や言い回しで不気味さがさらに増していると思うが、それがまた良い。

    ゾフィーの手袋/小池真理子
    シンプルに怖い。
    こういったシンプルなホラーが結局1番怖い。

    学校は死の匂い/澤村伊智
    ホラーといえば学校を連想する事が多いですよね。
    あんなに多くの人が居るのにどうして学校ってどこか怖いんでしょうね…

    何よりも怖いのはこの本は中古で買ったのですが……開くたびに線香の匂いがするんですよねぇ………
    (単純に前の所有者の保管状況が悪くて臭いが付いてしまっただけだと思いますが…)

  • '23年11月22日、読了。Kindle unlimitedで。

    ホラーのアンソロジーで、気軽に読めて、楽しみました。どれも、面白かったです。
    全8編中、2作品は以前に読んでいましたが…完全に忘れてました。

    綾辻さん、小池さん、澤村さんの三作品が、特に好きです!
    中でも、最後に収録の澤村さんの「学校は死の匂い」が…以前に体験済みでしたが、やはり一番好き!

    小池さんのも、良かった…ちゃんと一冊、読んでみようかな…。

  • 読みやすいホラー短編で読みやすかった!
    個人的に好きな作品は
    ●綾川行人の「再生」
    テレビでタレントが、「切れ味の良すぎる包丁で自分の指の一部を切り落としてしまって、しばらく経ったらその切り落とした部分が生えてきたんですよ!」って話してたのを思い出した。
    人間の再生力の限界ってどこなんやろう?ってこの話を読んでまた思った(^^)不気味なお話です。

    ●福澤徹三の「五月の陥穽」
    窓際族の影の薄いサラリーマンが屋上で昼休憩してて落としそうになったタバコを拾おうとしたらビルとビルの隙間に落ちてしまって、その隙間に挟まってしまってさぁどうしよう!ってお話。
    サラリーマンとしても夫としても影が薄い主人公が気の毒でしたが、臨場感あって、しかも実際に起こりそうな話で面白かった!

  • ショートショートランド1983年5月号井上雅彦:よけいなものが、野生時代1993年5月号綾辻行人: 再生、2017年6月号小池真理子:ゾフィーの手袋、2018年8月号澤村伊智:学校は死の匂い、小説すばる1994年9月号鈴木光司:夢の島クルーズ、携帯サイトtheどくしょplus2009年6月〜10年5月福澤徹三:五月の陥穽、1994年10月角川ホラー文庫かなわぬ想い今邑彩:鳥の巣、1999年10月角川書店刊ぼっけえ,きょうてえ岩井志麻子:依って件の如し、の8つのホラー短篇を2021年2月角川ホラー文庫刊。綾辻さんの話はありがちなオチだけど不気味。表紙絵はコレかな。井上さんのは短くてインパクトあり。8編とも楽しめる展開でした。

  • カバーイラストは濱口真央。

    ■綾辻行人 「再生」 (『亀裂』、『眼球綺譚』)
    中高生の頃に既読。再読。
    思った以上に・・・・の「・・」で笑ってしまった。

    ■鈴木光司 「夢の島クルーズ」 (『仄暗い水の底から』)
    中高生の頃に既読。再読。
    当時はすごい大人の話だと思っていたが、マルチ勧誘というしょぼさとヨットという対比が、実に大人っぽい。
    またヨット好きの作者らしい描写(専門用語)もきりっとしている。

    ■井上雅彦 「よけいなものが」 (『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)★
    面白いアイデア。
    よく会話文が連続するときに陥りがちな混乱を逆手にとって。巧み。

    ■福澤徹三 「五月の陥穽」 (『怪談歳時記 12か月の悪夢』)★
    こ……、これは実に嫌な小説!
    というのも子供の頃、こういう夢をよく見た。
    天井裏の筒状の通路に入ったはいいがつっかえてしまうとか。
    あるいは今も時々見ているかもしれない。
    いやないやな描写だ。
    純・物理的ホラー描写に、笑うしかない。
    とってつけたような怨みも笑ってしまった。

    ■今邑彩 「鳥の巣」 (『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』)
    正統なホラーで、巧い。
    映画「・・・・・・・・」あたりを思い出すが、その公開より早い。

    ■岩井志麻子 「依って件の如し」 (『ぼっけえ、きょうてえ』)
    最近既読。

    ■小池真理子 「ゾフィーの手袋」 (『異形のものたち』)
    解説に森鷗外「舞姫」を彷彿とさせるとあり、なるほど。
    単著としては「恋」を読んだのみで、あとは「アイロンのある風景 日本文学100年の名作」「平成怪奇小説傑作集1」や「家が呼ぶー物件ホラー傑作選」で知るだけの作家だが、かなり怪奇小説を手掛けているな。
    皆川博子の推薦もあるし、この作家には手を伸ばしてみたいかも。

    ■澤村伊智  「学校は死の匂い」 (『などらきの首』)
    最近既読。

    ◇解説 朝宮運河

  • 角川ホラー文庫ベストセレクションのアンソロジー。第二弾の「恐怖」の方を先に読んでたけどこれが第一弾。
    綾辻行人「再生」鈴木光司「夢の島クルーズ」は既読でした。「再生」すごく久々に読んだけどやっぱり最高だな…。初読のなかでお気に入りは今邑彩「鳥の巣」山荘で出会った女性と主人公の会話が進むほどに不穏さが増していき、じわじわとした恐怖に締め付けられた。岩井志麻子「依って件の如し」は陰湿な村社会の厭な話という感じでラストのおぞましさたるや…きょうてぇきょうてぇ。

  • 表題作の『再生』、過去に読んだことある作品だけどやっぱり何度読んでも大好き。
    最愛の妻の首なし死体と共に暮らすって構図が恐ろしくてグロテスクだけど美しすぎるよね……好き……
    結末の救われなさもほんとすき……

    他の作品もどれも面白くてハズレなし。流石!って感じでした。
    井上雅彦の『よけいなものが』と福澤徹三の『五月の陥穽』が特に好きかな。

  • 色々な作家さんの作品が読めるホラーアンソロジー。
    怖かった…!
    特に今邑彩さんの「鳥の巣」、小池真理子さんの「ゾフィーの手袋」は、後半にかけて恐怖がヒタヒタと迫り来てゾッとした。
    岩井志麻子さんの「依って件の如し」は、怖さよりも文章のリズム感と情景描写が美しすぎて感動させられた。
    もっとこの人の作品を読みたいと思った。
    もちろん田舎の陰鬱とした雰囲気漂うホラー要素もあるのでしっかり楽しませてくれた作品だ。

  • いやあ……怖かった。
    ずーっとゾワゾワ落ち着かない話に、オチで心臓が凍りそうになった話も。さすがベストセレクション。

  • 綾辻先生以外のお話は読んだことがなかったので、どっぷりと楽しめました。今邑彩さんと小池真理子さんのお話はどっぷりホラー。福澤さんのはラストが不気味。何より初岩井志麻子さん。いや、こんな硬派で素敵な文章を書かれる方だと思わなかったのでわびっくり。他の本も読んでみたくなりました。こうした編者がテーマに沿って選んだものが一冊になってると、読んだことがない作家さんとの意外な出会いがあっていいよね。全体通して楽しめました!

  • 綾辻行人 「再生」
    父娘の歪んだ関係。欠損と再生。好み。『眼球綺譚』で読んだはずが割と忘れていた。

    鈴木光司 「夢の島クルーズ」
    溺れ死んだと思われる男の子はかわいそうだが、それより何よりマルチ夫妻ザマミロの読後感。

    井上雅彦 「よけいなものが」
    短いけれど気の利いたストーリーだった。

    福澤徹三 「五月の陥穽」
    悲惨な話なのだが、脱出しようと必死な主人公に笑ってしまう。ビルとビルの間、どれだけ狭いんだ。

    今邑彩 「鳥の巣」
    これは読んだ記憶あり。じわじわ怖い系。

    岩井志麻子「依って件の如し」
    因習村っぽいがあまり好みではなかった。

    小池真理子 「ゾフィーの手袋」
    嫉妬と憎悪と。自死せずとも生き霊になっていたかも?

    澤村伊智 「学校は死の匂い」
    学校って確かに怖い話と相性がいい。

  • 表紙が怖くていい

  • ビュッフェみたいでアンソロジーは好きです。

  • ベストと謳ってるので、一定水準はクリアしてる読み応えのある作品が多いけど、その分既読も多かったり。特に綾辻行人、澤村伊智の両作品が印象深かったかな。

  • ホラーも、文章なら耐えられるようになった気がします。面白かった。
    ショートショートの広場で初読だったらしくて読みたかった「よけいなものが」を再び読めて嬉しいです。
    「依って件のごとし」が哀しくてよかった。さすが志麻子…「再生」は弱い富◯か…好き。
    澤村伊智さんのお話も初読だったので、この姉妹は比嘉姉妹だったのだと他のレビューを読んで知りました。

  • どの話も怖かったです。
    綾辻行人さんの話は別で読んでましたが、再読しても怖かった。澤村伊智さんの話はあのシリーズですね。面白かったです。

  • どの作品もゾワッとして怖かった。

  • 色々なテイストのホラーを楽しめる1冊。
    何話かは読んだことがあったけれど
    再読も良き。

    井上雅彦 「よけいなものが」
    短い話だけれど、私的にはゾワゾワ度高し。

    福澤徹三 「五月の陥穽」
    これは生理的な恐怖。
    思わず叫び出したくなる。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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