再生 角川ホラー文庫ベストセレクション

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感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041108871

作品紹介・あらすじ

1993年4月の創刊以来、わが国のホラー・エンターテインメントとともに歩んできた無二の文庫レーベル、角川ホラー文庫。その膨大な遺産の中から、時代を超えて読み継がれる名作を厳選収録したベストセレクションが登場。大学助教授の〈私〉が病院で知り合った美しい女性、由尹。ミステリアスな雰囲気をたたえた彼女は、自分の体は呪われていると告げる。ともに暮らし始めた二人だが、やがて悲劇的な事件に見舞われて……。ミステリとホラーの巨匠・綾辻行人90年代初頭に執筆した傑作「再生」をはじめ、『リング』の鈴木光司が東京湾のクルーズ船を舞台に戦慄の一夜を描いた「夢の島クルーズ」、故・今邑彩が角川ホラー文庫のために書き下ろした不穏な物件ホラー「鳥の巣」、の第72回日本推理作家協会賞に輝いた澤村伊智の学園ホラー「学校は死の匂い」など、バラエティ豊かに、ホラージャンルの面白さと可能性を示す全8編。最高にして最恐、これが日本のホラー小説だ。ホラー評論家・ライターの朝宮運河セレクション。

収録作は以下の通り。
綾辻行人 「再生」(『亀裂』、『眼球綺譚』)
鈴木光司 「夢の島クルーズ」(『仄暗い水の底から』)
井上雅彦 「よけいなものが」(『怪奇幻想短編集 異形博覧会』)
福澤徹三 「五月の陥穽」(『怪談歳時記 12か月の悪夢』)
今邑彩 「鳥の巣」(『惨劇で祝う五つの記念日 かなわぬ想い』)
岩井志麻子  「ゾフィーの手袋」(『異形のものたち』)
澤村伊智  「学校は死の匂い」(『などらきの首』)

感想・レビュー・書評

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  • ショートショートランド1983年5月号井上雅彦:よけいなものが、野生時代1993年5月号綾辻行人: 再生、2017年6月号小池真理子:ゾフィーの手袋、2018年8月号澤村伊智:学校は死の匂い、小説すばる1994年9月号鈴木光司:夢の島クルーズ、携帯サイトtheどくしょplus2009年6月〜10年5月福澤徹三:五月の陥穽、1994年10月角川ホラー文庫かなわぬ想い今邑彩:鳥の巣、1999年10月角川書店刊ぼっけえ,きょうてえ岩井志麻子:依って件の如し、の8つのホラー短篇を2021年2月角川ホラー文庫刊。綾辻さんの話はありがちなオチだけど不気味。表紙絵はコレかな。井上さんのは短くてインパクトあり。8編とも楽しめる展開でした。

  • 色々な作家さんの作品が読めるホラーアンソロジー。
    怖かった…!
    特に今邑彩さんの「鳥の巣」、小池真理子さんの「ゾフィーの手袋」は、後半にかけて恐怖がヒタヒタと迫り来てゾッとした。
    岩井志麻子さんの「依って件の如し」は、怖さよりも文章のリズム感と情景描写が美しすぎて感動させられた。
    もっとこの人の作品を読みたいと思った。
    もちろん田舎の陰鬱とした雰囲気漂うホラー要素もあるのでしっかり楽しませてくれた作品だ。

  • いやあ……怖かった。
    ずーっとゾワゾワ落ち着かない話に、オチで心臓が凍りそうになった話も。さすがベストセレクション。

  • 綾辻先生以外のお話は読んだことがなかったので、どっぷりと楽しめました。今邑彩さんと小池真理子さんのお話はどっぷりホラー。福澤さんのはラストが不気味。何より初岩井志麻子さん。いや、こんな硬派で素敵な文章を書かれる方だと思わなかったのでわびっくり。他の本も読んでみたくなりました。こうした編者がテーマに沿って選んだものが一冊になってると、読んだことがない作家さんとの意外な出会いがあっていいよね。全体通して楽しめました!

  • 色々なテイストのホラーを楽しめる1冊。
    何話かは読んだことがあったけれど
    再読も良き。

    井上雅彦 「よけいなものが」
    短い話だけれど、私的にはゾワゾワ度高し。

    福澤徹三 「五月の陥穽」
    これは生理的な恐怖。
    思わず叫び出したくなる。

  • 個人的にはもっとグロくてもいい
    澤村伊智はやはり良き

  • ほぼ既読でしたが、いろんな作家さんの短編が読めるのでアンソロジーは好きなので。

  • 程よく怖い。ホラーを読みたい気分にぴったりはまる。
    『よけいなものが』短いし鮮やか。何度も読み返した。一瞬でゾッとする。
    『鳥の巣』今邑彩の嫌な怖さが存分に発揮されている。
    『ゾフィーの手袋』人間でも幽霊でも怖すぎる。その上女としても嫌だ。

  • バラエティーに富んだホラー8編。
    岩井さんと澤村さんは再読だけど
    他の作家さんのは読んだ事がなかったので楽しく読めた。

    綾辻行人/再生.思わず『そっちか!!』と。
    鈴木光司/夢の島クルーズ.『あっ、なるほど』と何故か納得。
    井上雅彦/よけいなものが.無限ループ上手い!!
    福澤徹三/五月の陥穽.このまんま?
    今邑彩/鳥の巣.怖い、知らないうちにそっち側。
    岩井志麻子/依って件の如し. 岩井さんらしい土着ホラー。
    小池真理子 /ゾフィーの手袋.定番。
    澤村伊智 /学校は死の匂い .9年前の真実とその後…は?

  • 角川ホラー文庫ベストセレクション。というだけのことがあって、本当にもうどれをとっても大傑作のホラーアンソロジーです。お気に入りがどれかだなんて選べません。もう全部大好きすぎる作品でした。
    ほぼ既読だったので、雰囲気に浸りながらじっくりと再読。福澤徹三「五月の陥穽」だけ未読だったかな。これ、凄まじく怖かったです。リアルな恐ろしさというのでは一番だったかも。こんな状況には追い込まれたくないものです。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ・ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。’87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。’92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『人間じゃない 〈完全版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

綾辻行人の作品

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