脳科学捜査官 真田夏希 エキサイティング・シルバー (角川文庫)
- KADOKAWA (2021年1月22日発売)


- 本 ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041109007
作品紹介・あらすじ
神奈川県警刑事部根岸分室の警視・上杉輝久の許に、警察庁理事官の織田信和が突如訪ねてきた。警察庁の同期で公安部に所属する北条直人が任務中にフランスで行方不明になったというのだ。警備局長の意向を汲んだ織田は、上杉に共に彼を捜してほしいという。二人は、互いの友人のため、危険な捜査に乗り出すのだが……。僅かな手がかりを追って海外へ飛ぶ二人を待ち受けるものとは。「ゴールド」の事件の全貌が明かされる!
感想・レビュー・書評
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上杉と織田は、消息を絶った同期生の北条を探すため、つぎつぎと世界中の人物をリレー式に訪ねていく。その中で、「ディスマス」という国際陰謀組織が関与していることが分かる。そして、前巻の最後の場面に繋がっていく。その趣向はスケールがでかくて面白いが、とにかく慌ただしい。不完全燃焼感が残った。
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天才ハッカーの誘拐事件を扱った「デンジャラス・ゴールド」のサイドストーリー。
これまでの作品でも度々活躍して来た警察庁の織田と、根岸分署の上杉の同期コンビが同じく同期で公安部の北条がフランスで行方不明になった為、彼を探しに世界中を巡っていくうちに、夏希がかかわった誘拐事件に結びつく。
これまでとは全く色合いの違う作風になっており、次から次へと国を変え、テロ組織の魔の手から逃れる展開にハラハラドキドキ。
夏希が追っていた犯人でもある、テロ組織「ディスマス」の正体と誘拐事件の全容が明かされる。
本来、警察小説でもかなりライトな感じで描かれているが、今作はラストもこれまでと違い、少し悲しい終わり方。
ダムのハッキングで始まったので、個人的には「太陽は動かない」などの発展国同士の水利権の争いなど、もっと深い展開を期待していたが、さすがにそこまではいかなかったのが、残念。
今回でだいぶ風呂敷を広げてしまったので、今後どうなるのか・・・ちょっと不安。 -
「ゴールド」のサイドストーリー。「ゴールド」の裏側ではこんな事があったのかと、世界に行動範囲が広がって今までと物語がだいぶ違いました。
織田、上杉コンビの活躍が書かれていますが、上杉さんは良いとしても、官僚織田さんの別な一面を見れてとても楽しめました。 -
2冊同時発売の後編にあたる巻。続きではなく1冊目の裏のストーリーが描かれて、終盤で合流。
このシリーズで一番いい男は上杉なんじゃないかなぁ。 -
二冊同時刊行、上下巻という位置付けなので感想はゴールド/シルバー同じです。
シリーズの雰囲気も安定してきて油断していた訳じゃないけど、途中で事件のスケールが大きいことに気づきドキドキしながらシルバー、ゴールドと一気読み!
夏希だけじゃないチーム力が魅力的な作品でした! -
鳴神響一さんの『エキサイティング・シルバー』読了!
脳科学捜査官 真田夏希 シリーズです。
『海外へ。』行ったのは夏希ちゃん?
worldwideな展開ですね。まさにExcitingでした。
次は何色かな…面白かったです。 -
エキサイティング.シルバーはいつものシリーズと違って変化球的な感じでした。
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デンジャラスゴールドからの続き。(なのでこれから読むと話がさっぱり分からない。。。)
若干スケールが大きくなりすぎなのと、主人公の真田さんの存在感が薄すぎるので、どちらかというとスピンオフ的な感じに見えてしまう。。。
またCIAの描写が若干過激すぎる気も・・・ -
神奈川県警刑事部根岸分室の警視・上杉輝久の許に、警察庁理事官の織田信和が突如訪ねてきた。警察庁の同期で公安部に所属する北条直人が任務中にフランスで行方不明になったというのだ。警備局長の意向を汲んだ織田は、上杉に共に彼を捜してほしいという。二人は、互いの友人のため、危険な捜査に乗り出すのだが……。僅かな手がかりを追って海外へ飛ぶ二人を待ち受けるものとは。「ゴールド」の事件の全貌が明かされる!
著者プロフィール
鳴神響一の作品





