渋沢栄一とドラッカー 未来創造の方法論

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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109113

作品紹介・あらすじ

第1章 渋沢栄一とドラッカーの未来創造
渋沢栄一をたたえたドラッカー
渋沢栄一とドラッカーはなぜ未来を創造できたのか
渋沢栄一の未来創造の方法論と偉業の本質
<コラム>渋沢栄一とドラッカーはよく似ている

第2章 ドラッカーに学ぶ未来創造の考え方と方法論
2-1 物事の本質がわかれば何をすべきかが見えてくる
<コラム>意味ある変化をもたらすために知識を使う
2-2 未来創造の方法論
<コラム>「無我夢中」がイノベーションと成果をもたらす
2-3 未来創造のための実践
<コラム>愛国心ではなく市民権として「この国のために」生きる

第3章 渋沢栄一が紙幣の顔になることの意味
明治初期と同じくらいの大きな変化の時代
産業人が社会の代表的存在になった
再びintegrity of character
<コラム>知識社会の代表としての「教育ある人間」

第4章 附章(日本人の根底に流れる考え方)
<コラム>人間が「自由」であるべきことの本当の意味

感想・レビュー・書評

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  • ドラッカーと渋川栄一の共通点という観点の内容であるが、事業の本質に関して学べる一冊。自分としては共通点を主体に感じた訳ではない。

    この本の中で、私が大事にしたいことは、
    ・時代が変化しようとも変わらない事業の本質がある。それは「顧客が事業である」「知識が事業である」ということ。
    ・「予期せざるもの」を感じる「知覚」と「実行」。
    計画よりも実行の方が比べものにならないぐらい大変だか、重要。楽な計画策定ばかりを繰り返す人や組織は多い。
    ・一人ひとりの人間を仕事を通して幸せにすることができなければ、企業の存在意義はない。

    顧客主体であり、自社社員の幸せを優先する。そのために、現場に出て感じ、実践することを繰り返していきたい。

  • 2022/02/18読了。
    渋沢栄一を取り上げてるところが旬を狙ったのかなぁ、とも思ったが最後まで読むとその部分まで解説していて少し驚いた。内容は分かりやすく腑に落ちる事柄ばかりで為になったと感じている。また少し間を置いて読み直したいと思えた。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001190839

  • 渋沢栄一とドラッカーの共通項は「広い視野、高い視点で物事を見極めていた」という点!
    やはり本質を見極めることが大事!
    経営に活かす!

  • ○目的
    名著である「論語と算盤」とドラッカー氏の経営論を掛け合わせたような本で、タイトルから惹かれた。経営の本質をまた違う書籍で読めたらありがたい。なお、この著者は財務三表を非常にわかりやすくまとめていた方なので、本書も読みやすいことを期待する。

    ○感想
    自分が想像していたものとは異なり、少し理解が及びにくいところがあった。
    ただ一貫して思ったのは、本質を理解することであり、ドラッカー経営のエッセンスも盛り込まれていたので、改めてドラッカー氏の考え方の重要性を感じた。

  • 【印象に残った話】
    ・渋沢栄一は、以下のような人物であった
     ・武蔵国(現在の埼玉県深谷市)で豪農の家に生まれた
     ・当時武蔵国を領有していた一橋家の家臣として成果をあげた
     ・第十五代将軍になった一橋慶喜の弟、徳川昭武のパリ万博行きに同行し、当時日本になかった銀行や株式会社にふれた
     ・日本初の近代銀行である第一帝国銀行の設立を皮切りに、その後500に及ぶ会社の設立にかかわった
    ・ドラッカーは、以下のような人物であった
     ・1909年にオーストリアでユダヤ系の家庭に生まれた
     ・21歳のとき、フランクフルト大学において国際法に関する論文で博士号を取得
     ・ロンドンに移り銀行に就職
     ・1949年には、ニューヨーク大学のマネジメント研究科の教授に就任
     ・以降数々の経営関連の論文を発表し、世界中の企業の組織改革に影響を与えた
    ・二人の共通点は以下の通り
     ・広い視野、高い視点で物事を見極めていた
     ・本質を見極めていた
     ・誰もやっていない新しい道を進むことを決意した
    【考えたこと】
    ・偉大な人物の偉業の背景には、人生における大きな転機が影響している
     ・パリ万博行きに同行し、当時日本になかった銀行や株式会社にふれたことで産業を起こすことに惹かれた渋沢栄一
     ・第一次世界大戦後で職が見つからないオーストリアを離れ、ドイツで働くことで企業経営に惹かれたドラッカー

  • これからは環境が変わり時代が変わることを、予見している。

    道徳とビジネスのバランスが大切である。

    今、自分がやっていることは、何の意味があるのか、考えるきっかけにも、なりそうだ。

  • 神道。教祖も啓経典もない。そこかしこに神が宿る八百万の神。神社には鏡がある。すべての答えは自分の中にあるから自分の心と向き合いなさいという宗教。なんでもOK、来るもの拒まず。
    仏教。

  • 話題の人物だったので何となく借りてみた。未来創造の方法についていくつか書かれていたが自分の今の状況にヒントとなるものもいくつかあった。とりあえず実践してしてなんぼだな。

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著者プロフィール

ボナ・ヴィータ コーポレーション
1961年生まれ。83年東北大学工学部機械工学科卒業後、神戸製鋼入社。海外プラント輸出、人事、企画、海外事業計画に従事。96年米国ピーター・ドラッカー経営大学院にてMBA取得。2001年、経営コンサルティング会社を設立して独立。中小企業を中心に、企業の経営企画、人事、会計財務面をサポートしている

「2022年 『ドラッカーが教えてくれる「マネジメントの本質」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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