- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041109403
作品紹介・あらすじ
いくら食べてもおなかがすいて、直ぐに倒れてしまう。
そんな、原因不明の特殊な虚弱体質のせいで、ふつうの人生をあきらめていた大島小鳥(おおしま ことり)、18歳。病欠続きで、ついに出席日数が足りず、高校を留年してしまった。
ある日、行き倒れていたところ、ミステリアスな、美貌の料理人・坂頼兼(さか よりかね)に助けられる。小鳥を助けた彼は、突然「僕と、結婚しませんか」と誘い……疑問を抱きつつも、打算で結婚生活をはじめることに。彼の作った料理だけが、なぜか彼女を満たし、健康に生活させてくれたからだった。
「彼はなぜわたしを助けたか」? 疑念はふくらむ一方だけど、満たしてくれる料理を通して、頼兼のとなりがだんだん居心地よくなって――。
舞台は鎌倉。訳アリ大食い女子高生が、ミステリアスな美貌の料理人とはじめる、怪異彩る契約結婚譚。
感想・レビュー・書評
-
食べても食べてもお腹が減って、すぐに倒れてしまう18歳の小鳥は、原因不明のまま病欠続きでついに高校を留年してしまう。
ある日、行き倒れていたところ料理人だという頼兼に助けられ、「僕と結婚しませんか?」と提案されて……。
どれだけ食べてもすぐお腹を減らしてしまう小鳥と、小鳥の空腹を唯一満たせる頼兼との、鎌倉を舞台にした、和風ファンタジーラブコメ小説です。
仲が深まっていくにつれ、頼兼が何故自分を助けたのか・妻にしたのか疑問に思う小鳥と、特殊な職につき浮世離れしていてミステリアスな頼兼の交流とすれ違いが見所。
読むとご飯が食べたくなる……よりはなんとなく誰かに料理を作ってあげたくなります。
小鳥ちゃんみたいにおいしく食べて色々感想をくれる人に、お腹いっぱい料理食べてもらえたらきっとすごく楽しいと思うので、頼兼さんの気持ちもすごくわかる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
あさばみゆきの作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





