おでん屋ふみ おいしい占いはじめました (角川文庫)

  • KADOKAWA (2021年5月21日発売)
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109663

作品紹介・あらすじ

「おもしろい女」になり元カレを見返してやろうと、北大塚で深夜のおでん屋を始めた千絵。しかし客足はイマイチ。ひょんなことから「おでん占い」を売りにして評判になったが、ワケアリ客も集まった! オネエなバーマスター、呑んべのビルオーナー、美容室の元気な母娘――各フロアにも癖のある面々が勢揃い。女将とOLの二足のわらじはいったいどうなる!? 大根、卵、しらたき……アツアツおでんを準備して、今夜も開店!

感想・レビュー・書評

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  • 主人公や店に来る人の酸い甘い苦いをおでんが吸ってくれている。
    なんとなく主人公と自分は似ている気がした。勇気づけられる1冊。続きが気になる!

  • 彼氏に「面白くない女」と言われ別れを告げられた主人公の千絵は、北大塚駅近くのビルの一階店舗でおでん屋を始めます。開店は真夜中から早朝まで(開店前はおネエのマスターが経営するバー)。呑兵衛のビルのオーナー、2階では母娘が経営している美容室。個性ある面々に囲まれ始めたものの、おでん種を持ち帰るほど、お客様は来ない状態。そこで千絵は、お客様で来た元占い師のアドバイスを受けて「おでん占い」を始めます。お客様が選んだおでん種で占いをすると言うもの。果たして商売は繁盛するのか?占いはあたるのか。おでん屋の女将とOLの二足のわらじをはいた千絵は「面白い女」になれるのか。ストーリーは最初はもたつき感を持ちましたが、その後はスイスイと読んでしまいました。当然、続編はあるのだろうと思います。期待しています。

  • 人生なんて死ぬまでの暇つぶし

    なんて面白いセリフなんだろう。

    ちっちゃいことに悩みそうになったらこの言葉を思い出そう。

  • おでん屋×占いというとどうしても婚活食堂を思い出してしまうけれど……シチュエーションもキャラも全然違うのでこちらも楽しめた。主人公のこれからの人生に幸あれ。

  • 人との関わりや繋がりが素敵だなと思える作品。優しさと温かさを感じる、読後感も温かいお話。

  • おでん屋さんを始めたきっかけが、「おもしろい女」になるためだとは。理由はどうあれ、お祖母ちゃんのおでんが好きだという「核」が、千絵の中にしっかり存在するのがいいですね。丁寧に作られていて、ほんとに美味しそう!

  • ああー、おでんおいしそう…!
    お店に出してやっていけるくらいのおでんが作れるなら、もうそれだけですごいと思う。食べたい。
    占いは見ててヒヤヒヤしたけど。
    周りの人たちがとてもあたたかくてよかった。

  • まず、単純におでんが好きなので購読¨̮♡︎
    好きなことを仕事にするって大変だけど、いつか自分ものんびりやりたいことを仕事に出来たらいいなと思った。
    家族とは、人生とはと考えられる作品。
    重くなくお腹も空くしのんびり読めた。

  • シリーズにする為、わざとダラダラした展開だったのか?

    最後の方は良かった。

  • 自分のやりたいことやってる人生がいっちゃん素晴らしい。私も今の仕事プラス、全く違うことしたい!

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著者プロフィール

滋賀県生まれ。看護師として病院等に勤務。2009年第3回小説宝石新人賞を受賞し『もじゃもじゃ』にてデビュー。滋賀県の食をモチーフに描いた『東京近江寮食堂』が話題に。そのほかの著書に『GIプリン』『星空病院 キッチン花』『東京近江寮食堂 宮崎編 家族のレシピ』などがある。

「2021年 『おでん屋ふみ おいしい占いはじめました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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