- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041109670
作品紹介・あらすじ
大陸の東半分を占める大帝国・尤(ゆう)。建国の祖・陶淵紫は紫がかった瞳をもつ美丈夫だったが、暗殺され非業の死を遂げる。
寵姫・劉昭儀は来世で淵紫に巡り会い、彼を護る力を得るため、神仙に自らの命を供物として捧げた。
――それから二百年後、尤の都・賀陽。
秘書省少監の一人娘・白花珠は、女ながら剣技に秀で、軍人として活躍している。
実は彼女は劉昭儀の生まれ変わり。前世の記憶を持ち、物心ついた頃から淵紫の姿を探し求めていた。
ある日、式典の警護に立った花珠は、若き皇帝・陶紫英を目にする。忘れ得ぬ愛しい人・淵紫と同じ、紫がかった彼の瞳に運命を感じる花珠。
式典の途中、何者かが紫英に矢を射かける! 彼女は身を挺してこれを守り、皇太后に能力を買われて皇帝の警護係として仕えることに。
しかし、宮廷内には彼の存在を疎む家臣たちがいるのか、紫英は頻繁に命を狙われ――。
陰謀渦巻く宮廷で、花珠は無事に皇帝を守り通すことができるのか? ロマンあふれる傑作中華ファンタジー!
感想・レビュー・書評
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転生といっても、生まれ変わったら次は結婚しようね、とかいう感じの同じ世界の転生でした。
初代皇帝とその寵姫の転生(重し)。寵姫が暗殺された皇帝を次こそは守りたくて、武に長けた娘に生まれ変わる。
転生前の気持ちにとらわれすぎていて話があまり進まないけど、文章が上手いのでそれなりに楽しめた。もっと話が展開することを期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
花珠がびっくりするほど筋肉馬鹿。もう少し物事を考えて人の気持ちの裏を読んであげてといいたい。ずっと前世に縛られていて、今の人生が前世の延長になっている上、他人にまでそれを求めていくので、他人の人生蔑ろにしているようで嫌な感じ。淵紫がしっかりしているおかげで物語りは落ち着いてますが、花珠が好きになれない。
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この先どうなるのかな。
著者プロフィール
三川みりの作品





