刺青・少年・秘密 (角川文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109748

作品紹介・あらすじ

舞台は江戸時代の下町。腕ききの刺青師・清吉の心には、人知らぬ快楽と宿願が潜んでいた。ある日ふとした折に見かけた娘の足。その娘こそ、彼が憧れる肌の持ち主だった。
1年後、偶然にもその娘が訪ねてきた。娘を麻酔薬で眠らせ、一心に女郎蜘蛛を娘の背中に刺し込む清吉。そして娘は――。谷崎潤一郎24歳の処女作「刺青」。

ガキ大将の仙吉と、良家の子息の信一、信一の姉、そして私。踏みつけたり、姉を縛り上げるなど、4人の少年少女の「遊び」は次第に過激なものとなってゆく。子供の倒錯した世界を描く「少年」。

普通の刺激に慣れ切った私は、女装をして浅草の街中を歩くことに悦楽を覚え始める。だが、映画館の貴賓席で、かつて暫く関係を結んでいたT女と出会い――。秘されたものに魅了された男を描く「秘密」。

耽美、サディズム、マゾヒズムが交錯し、それでいて格調高い物語の数々。著者初期の代表作8編を収録した短編集。
永井荷風による「同時代人の批評」を収録。

著者プロフィール

1886-1965。東京生まれ。『刺青』などが永井荷風に激賞され、文壇での地位を確立。作品に『吉野葛』『春琴抄』『陰翳礼讃』『細雪』『鍵』、現代語訳『源氏物語』など。1949年文化勲章。

「2021年 『にっこり、洋食 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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