博多さっぱそうらん記

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 131
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109861

作品紹介・あらすじ

生粋の博多っ子のかなめは、高校時代に片思いをしていた博と再会。しかし博はアンチ博多人間になっていた! ふたりは突然、「福岡」の文字がすべて「博多」に入れ替わった「羽片世界」に迷い込んでしまい!?

感想・レビュー・書評

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  • これはSFなのかな。
    それともファンタジーかな。

    博多に思い入れが無いと厳しいと思いました。
    説明が多過ぎる。
    もっとシンプルにすれば面白くなると思いました。

  • 天才的に奇想天外な設定を生み出す作者。今回の設定も面白いのですが、三崎亜記は「失われた町」「刻まれない明日」の様な静かで重厚な流れの作品の方が好きかもしれない。こんなテイストは万城目学に任せて。

  • 読みにくい

    頭に入ってこなかった

  • 普段ならあまり手に取っていないタイプの本なのだけど、博多に1人でゆっくり滞在した時の記念に買ったら、地名や歴史が沢山出てきて面白く読めた。

    自分が興味のあるスタイルの話じゅないので少し時間がかかったけれど...
    福岡・博多愛溢れる話。
    読んでよかった。行ったばかりの旅先の風景を思い浮かべながら読めたのでいい読書経験だった。

  • 20240107読了

  • いつもの三崎亜記を読むつもりで開いたら博多を舞台にした万城目学だった。
    博多に行きたくなるような蘊蓄がたくさんで楽しかった。

  • 福岡を舞台としたファンタジー小説。

    三崎ワールド全開ですが、実在の場所が舞台なので他の作品とのリンクは無さそうです。
    多分、博多の魅力とそこに住む人の面白さを伝えるのにファンタジーは不要だと思うのですが、森見さんの作品同様、その土地を愛して裏の裏の良さまで伝えようとするならファンタジーでないと時空を超えた良さが伝わらないと思いました。

  • 確かに万城目っぽい展開。福岡に馴染みはないけれど、楽しい物語でした。かっちょいいおばあちゃん、もうちょっとふくらませて欲しかったかな。

  • 今週福岡旅行(ソフトバンクオープン戦)に
    行ってきて、その帰りの福岡空港で買った本。
    内容は、正直いってちょっとどうしようかなと
    思う感じですが。。。
    いつも泊まるホテルを中心に街歩きした場所や
    公園。がいろいろでてきて
    その謂れなどが解説されていて。そこは面白く
    読みました。

  • うん,面白かった。ま,行ったことがあるからだろうけどネ~かなめは博多の卸問屋のOLで20台後半。社長から言い付かった東京のデザイン事務所勤務の接待相手は中学・高校の同級生で,東京から転校してきて,東京へ帰っていった,交際しかけた博だった。博は「よかよ」という言葉にトラウマを抱えていたのだった。川端通りの振るわない,せいもん払いをなんとかするために奮闘すると,片方だけ羽を生やしたハンらに加勢を頼まれ,博多の呪いを良い方向に持って行き,セールを成功させた。筥崎で陰の玉が消えた事件では,ゴミ収集が滞り,博がカタハネに手を貸して,博多の怨念に味方して,遂には福岡市を博多市に代える運動が広がってしまう。どうやら,町の名が福岡になり,駅名が博多驛になったこと,もっと辿ると商人の町・博多と武士の町・福岡の対立があり,怨念が旧博多驛に凝り固まって動かし,博多駅を沈めに掛かっているらしい。3年前の博多駅前陥没事件もその流れにあった。どんたくの日,怨念は博多の町に渦巻き,旧博多驛が片羽から浮き上がって,新博多駅を沈めに掛かる。正気を取り戻した博は,かなえと共に融和の道を探って,怨念を払おうと奔走する~ローカルのラジオ朗読劇だったんだって。知っている町や通り,スポットが出て来たら,聞いていて面白いだろうけど,どの位の人が聞いただろう?

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著者プロフィール

1970年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。2004年『となり町戦争』で第17回小説すばる新人賞を受賞しビュー。同作は18万部のヒットとなり直木賞にもノミネートされた。著書に『廃墟建築士』『刻まれない明日』『コロヨシ!!』『決起! コロヨシ!!2』など。

「2021年 『博多さっぱそうらん記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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