100日後、きみのいない春が来る。

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 111
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109878

作品紹介・あらすじ

高校1年生の風里は控えめな性格なのが悩み。同じクラスには幼馴染の千冬くんがいるけれど、
学校の人気者である彼とは距離ができてしまい、今ではすっかり憧れの存在になっていた。
女の子といるところを見ると嫉妬するけれど、気持ちに気づかないフリをしてきた。
ある日、弟のお見舞いで病院に行くと、千冬くんを見かけた。
100日後には低体温で死んでしまう不治の病を患っているという。
風里は後悔しないよう、運命の日まで一生懸命に生きようと決意するが――。


『もしも願いが叶うなら、もう一度だけきみに逢いたくて。』の著者が贈る
号泣必至の恋と命と勇気の物語!

―――――――――――――――――――
この世界にきみがいない。
春が来て桜が咲くたびに私は思い出すだろう。
たとえきみが隣にいなくても、一緒に過ごした春を、
これまでの思い出を大切に毎日生きていく。
後悔ばかりの日々にさよならをして、
胸を張れるようになったら……笑って桜を見上げよう。

感想・レビュー・書評

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  • 臆病者の女のコ風里と人気者イケメン男子千冬。
    この物語は主人公の二人、千冬くんが病に侵され
    設定。
    思春期の淡い恋愛感情が文章から何度も交差し
    胸がキュンとする気持ちが幾重にも。
    100日後の春の桜を想いながらのこの世から去りゆく
    シーンはこの簡易的携帯小説風ながらにも号泣してしまうほど。
    作者のあとがきも素敵でした!

  • 死が関わる話だけれど、苦しいながらも前向きな話だと感じました。

    ふうと千冬の2人がお互いを大切に思っていることがすごく伝わってきます。人には誰かを変えることができるパワーがあると改めて実感できる心温まる素敵な話でした。

  • この本で初めて100日病を知った。ふうが、これからも前向きに生きられたらいいな。

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著者プロフィール

兵庫県在住。看護師をしながら子育てに奮闘中。息抜きは美味しいものを食べること。娘の笑顔に癒やされながら、すき間時間を利用して執筆業をしている。『また、キミに逢えたなら。』で第9回日本ケータイ小説大賞の大賞を受賞しデビュー。その他『もしも明日があるのなら、君に好きだと伝えたかった。』『100日後、きみのいない春が来る。』など、著作多数。

「2023年 『10年後、もしも君の隣にいられたら。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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