100日後、きみのいない春が来る。

  • KADOKAWA (2021年4月9日発売)
3.64
  • (5)
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 186
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784041109878

作品紹介・あらすじ

高校1年生の風里は控えめな性格なのが悩み。同じクラスには幼馴染の千冬くんがいるけれど、
学校の人気者である彼とは距離ができてしまい、今ではすっかり憧れの存在になっていた。
女の子といるところを見ると嫉妬するけれど、気持ちに気づかないフリをしてきた。
ある日、弟のお見舞いで病院に行くと、千冬くんを見かけた。
100日後には低体温で死んでしまう不治の病を患っているという。
風里は後悔しないよう、運命の日まで一生懸命に生きようと決意するが――。


『もしも願いが叶うなら、もう一度だけきみに逢いたくて。』の著者が贈る
号泣必至の恋と命と勇気の物語!

―――――――――――――――――――
この世界にきみがいない。
春が来て桜が咲くたびに私は思い出すだろう。
たとえきみが隣にいなくても、一緒に過ごした春を、
これまでの思い出を大切に毎日生きていく。
後悔ばかりの日々にさよならをして、
胸を張れるようになったら……笑って桜を見上げよう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 先日、図書館に立ち寄った際にたまたま目に留まり、「うわー、中学のときこの作家さんの本読んでたわー」と思い出し、なんとなく借りてみました。
    最近昔懐かしいなあって感じで本借りたり買ったりしてます。なぜだか分かりませんが、なんかそういうムーブきてます。

    設定としては、この手の本でよく見かける架空の病を患った登場人物とヒロインの恋愛ストーリーでした。
    懐かしいなくらいの気持ちで手に取った本でしたが、最終章では思わず涙しました。相変わらずの涙腺の弱さで、感性も中学生の頃から変わってなかったです。

  • 臆病者の女のコ風里と人気者イケメン男子千冬。
    この物語は主人公の二人、千冬くんが病に侵され
    設定。
    思春期の淡い恋愛感情が文章から何度も交差し
    胸がキュンとする気持ちが幾重にも。
    100日後の春の桜を想いながらのこの世から去りゆく
    シーンはこの簡易的携帯小説風ながらにも号泣してしまうほど。
    作者のあとがきも素敵でした!

  • 死が関わる話だけれど、苦しいながらも前向きな話だと感じました。

    ふうと千冬の2人がお互いを大切に思っていることがすごく伝わってきます。人には誰かを変えることができるパワーがあると改めて実感できる心温まる素敵な話でした。

  • この本で初めて100日病を知った。ふうが、これからも前向きに生きられたらいいな。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

兵庫県在住。看護師をしながら子育てに奮闘中。息抜きは美味しいものを食べること。娘の笑顔に癒やされながら、すき間時間を利用して執筆業をしている。『また、キミに逢えたなら。』で第9回日本ケータイ小説大賞の大賞を受賞しデビュー。その他『もしも明日があるのなら、君に好きだと伝えたかった。』『100日後、きみのいない春が来る。』など、著作多数。

「2023年 『10年後、もしも君の隣にいられたら。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

miNatoの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×