鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 91
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041109892

作品紹介・あらすじ

鉄道紀行というジャンルを示した百けんが「用事がない」のに汽車に乗っていた時代、
普通の人にとっての鉄道は用事を果たすために乗るものだった。
その後、宮脇は異なるアプローチでこのジャンルを背負うこととなる。

感想・レビュー・書評

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  • ヒャッケン先生と宮脇さんの
    鉄道に関する著作を並行に語って
    それぞれの時代背景や
    思い入れの部分の違いを楽しみ
    鉄道紀行を味わう本…かな。

    ヒャッケン先生自身の書いた鉄文も大好き。
    でも、こうして他の人のチョイスで
    取り上げられた文を読んでも
    なんだかとても愛しさを感じるのです。

  • 「もっと上手に縛ってくれ。そしてもっと気持ちよくさせてくれ」

    文学に鉄道を引き込んだオーソリティ・内田百閒と、ナチュラルボーン鉄にして鉄エリートそして鉄セレブである宮脇俊三の鉄道文学…と言うか、鉄愛について語った一冊。
    酒井さんの始終透徹した文体が余計におかしみを誘う、鉄道哀歌とも。
    鉄の人も、そうでない人も楽しめるし、読了後は恐らく、何か電車に乗りたくなると思いますw

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1378824

  • 目的なく列車に乗ることを楽しむ「阿房列車」シリー
    ズで知られる内田百閒と、約四半世紀後、『時刻表2万
    キロ』でデビューした宮脇俊三。鉄道紀行界の巨星二
    人の「軌道」を追った評伝。著者も『女流阿房列車』等の
    著作のある鉄道好きだけあって、二人の行動と心情を
    よく読み解いています。

  •  宮脇さんに関する記述だけを丁寧に読んだ。本当に繰り返し読んだ初期2作の文庫本。

  • なんともおいしい仕事ではないか。

  • どっかへ行きたい。

  • 女子鉄で知られる酒井順子、鉄道紀行界の巨星内田百閒と宮脇俊三について考察する。

    鉄道の紀行では右に出るもののない二人をテーマに。自身も「女流阿房列車」ほか紀行作もある酒井順子の一冊。いつもの独特のですます調ではないので、他の作品とは一味違う。

    酒井順子は晩年の宮脇俊三と車中対談したことがあるという。中学の頃父の本棚の「時刻表2万キロ」を読み鉄道に目覚めた筆者には感慨も一塩だっただろう。

    抑制の聞いた語りが良い。上質な評論。

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著者プロフィール

1966年東京生まれ。エッセイスト。高校在学中にコラムを執筆。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。著書に『子の無い人生』など。

「2022年 『おいしい沖縄 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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