- KADOKAWA (2023年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784041109939
作品紹介・あらすじ
娘を殺した男がすぐ目の前にいる。贖罪や反省の思いなど微塵も窺えないふてぶてしい態度で。
東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。牧師である宗佑は、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救うために祈ってきたのに、犯人を地獄へ突き落としたい。煩悶する宗佑と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の日が迫るなか、二人の対話が始まる。動機なき殺人の闇に迫る、重厚な人間ドラマの書き手・薬丸岳の新たな到達点。
〈著者・薬丸岳さんから〉
「死刑になりたいから人を殺した」
「誰でもいいから人を殺したかった」
世間で無敵の人と呼ばれる凶悪犯には心がないのか。いや、そんなはずはないという祈りを込めました。
ぼくの作品の中で最も重く苦しい物語です。どうか覚悟してお読みください。
〈担当編集者から〉
「罪を憎んで人を憎まず」と言いますが、実際に愛する人を殺されたら、そうすることはできるのでしょうか? この究極の問いを突き付けられるのは、牧師であり、無償で受刑者の精神的救済もしてきた主人公・宗佑です。品行方正に生きてきたのではなく、過去に犯した罪の罪悪感に苦しんできた宗佑。自分が救われたように、人々を救いたいという強い気持ちを持って真摯に仕事に取り組んできた彼が、何よりも大事にしてきた娘を惨殺されたら――。復讐という動機で犯人に接する宗佑に湧きおこる、まさかの感情。犯人と、彼をこの世で一番憎んでいる宗佑との対話。重いテーマではありますが、読む人の心を揺さぶる傑作です。ぜひご一読ください。
みんなの感想まとめ
深い倫理的問いを投げかけるこの物語は、愛する人を殺された牧師が、死刑囚との対話を通じて贖罪や許しの意味を探る重厚な人間ドラマです。主人公は、娘を無惨に殺した犯人に向き合う中で、自身の信仰と復讐心の狭間...
感想・レビュー・書評
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薬丸岳さん著「最後の祈り」
自分にとって著者の作品はこれで16作品目となる。完全に薬丸中毒に陥っている…
今回の作品は凄くよかった。死刑囚に対しての教誨師の物語。
この物語は倫理的にかなり奥妙で途中何度も罪を負った死刑囚の人間としての心理を窺われていく。
刑が確定し極刑を待つだけの毎日を送る死刑囚達にどんな教誨をすべきなのだろう?
それにどんな意味があるのだろう?
彼らも罪人とはいえ人間であり、その命がある限り人間として生きている。見方によってはその命を奪わないといけない刑務官達。罪は存在しないにせよ、人としての倫理観には絶対的に引っ掛かってくるだろう。
死刑執行、言葉以上に重たい行為…
死刑制度に対して否定はないが、やはりもろ手を上げて肯定もできない…
かと言って執行しないのならば極刑の存在の意味すらなさない。
非常に難題であり誰もが納得する本質をついた答えなんか出せないのではないだろうか?
近年あった死刑執行は秋葉原無差別殺傷事件、座間9人殺害事件の二人の死刑囚。
その度、死刑執行は被害者遺族にやらせたらどうだ?とかSNS上では軽い言葉が飛び交うがとんでもない。
遺恨に遺恨を上乗せさせないために司法があり、しっかりと法で裁かれているのだ。
それは日本人としての秩序であり規則であり、感情論ではないのだから。
そして忘れてはならないのは刑務官達は想像もつかないような苦悩と重責の中で仕事されているという事。その事に改めて気付かされた。
今回のこの物語、陰鬱で沈鬱な重たさが半端ない。
しかししっかりと感得しなければならない事だと思う。とても緊要な事だ。
薬丸作品、本当に凄い。
これだから薬丸中毒から抜けだせない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死刑に向き合わなければならない人達の
それぞれの視点で、殺人犯達の罪と許しを
手探りで探していきます
凶悪犯と呼ばれる者達は人の心を持つことはないのだろうか?
教誨師として死刑囚に贖罪の心を持たせることができるのか?
現行の死刑制度の中で 教誨師の役割、死刑執行する刑務官らの苦悩
そして 被害者家族の痛み、加害者家族の懺悔
薬丸さんはどうしたら、どのようにしたら、
人を許せるかを提示し続けていると思う
その中でどんな罪でも許される時があるということを認められない被害者が居てもそれは許されるはずと私は思っているのです-
2025/07/20
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2025/07/20
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キュリー夫人と、サブ
めっちゃ気になりました。私も泣きたい!!
土瓶さんは想像通りで(*´∇`*)キュリー夫人と、サブ
めっちゃ気になりました。私も泣きたい!!
土瓶さんは想像通りで(*´∇`*)2025/07/20
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千葉刑務所の教誨師である保阪宗佑は仙台在住の北川真理亜と由亜の母娘と親しくしていて由亜には東京のおじさんと呼ばれています。
由亜には木本康弘25歳と婚約を知らされ妊娠中であることも告げられます。そして父親のいない由亜と一緒にバージンロードを歩いて欲しいと頼まれます。
そんな幸せのさなか由亜が石原亮平25歳に無残な殺され方をします。石原は「若い女をいたぶりながら殺したかった」と供述し「生きていてもつまらないから早く死刑になりたい」とも言っていました。
保阪は実は昔、真理亜の妹の優里亜と交際していましたが、姉の真理亜に一目ぼれしてしまい、そのことをたまらなくなって優里亜に告げると優里亜は行方不明になり1年後由亜という子供を遺して飛び降り自殺をしていました。
由亜は真理亜が引き取り保阪とは結婚できず、実の父でありながら「東京のおじさん」として会い続けていました。
真理亜は保阪に「由亜を殺したあの男に、もっと生きていたいと思わせて、死ぬ直前に地獄に叩き落す言葉を突き刺してほしい」と教誨師として亮平に会うことを頼みます。
保阪も「クリスチャンではいられなくなるが、由亜の無念を晴らしたい」と同意します。
そして保阪は東京拘置所の教誨師鷲尾に近づき、亮平の教誨師となることにまんまと成功します。
果たして、保阪は亮平に本当に仇討ちをするのでしょうか…?
薬丸岳さん、読ませるのが上手いなあと思いました。
読みやすい文章で、最後は私には珍しく涙が出ました。
とてもヒューマンな物語でした。 -
★5 死刑囚と教誨師の苦悩… 極悪非道でもなく清廉潔白でもない人間たちの命のやり取り #最後の祈り
■きっと読みたくなるレビュー
教誨師と死刑囚の物語。人間関係の設定やプロットの出来が素晴らしすぎて、小説としては文句なし。さすが社会派小説のベテラン先生で、感服いたしました。
本作は死刑制度や死刑囚、教誨師の現実を丁寧に書き記しています。しかも単に社会問題としての死刑制度ではなく、犯罪に関わったり巻き込まれた人たちの弱さや冷酷さ、そして深い繋がりを描いています。
人間だれしも清廉潔白ではない、はたまた極悪非道でもない。
ひとりひとりが背負った人生が、あまりにも辛辣で読んでいて息苦しいです。
作中にでてくる、強い強いメッセージ。
犯罪とは、死刑とは、人間とはなんなのか… 読み手に強烈に突き付けてきます。
・死刑判決を受けた人は、当然家族からも見放される。自分が抱えている問題に一緒に悩んでくれる存在すらいない。
・死刑囚の精神状態が乱れているときは執行されない、だから教誨師が必要である。
・殺害された人も、死刑囚も、教誨師も、死刑を執行する刑務官も同じ人間である。
なんといっても教誨師が苦悩がシンドイ。死刑囚を送る際、どんな語り掛けをすればいいのか。少しでも恐怖や苦痛を和らげるにはどうすればよいか…
教誨師から吐き出る魂の言葉は本当に身に沁みる。どんな人間であれば、正しい答えを導き出せるのでしょうか。
そして本作一番の読みどころは、主人公教誨師と死刑囚の石原が関わっていく中、二人の心に変化が生み出される部分。
恵まれない人生を通じ、凝り固まったしまった自らの基準や価値観は、そう簡単には解凍できるわけではありません。生きるのは難しく失敗ばかりですが、どんなに小さくてもいいので、希望の光や人の愛情を大切にしなければいけませんね。
この本を読む以前からなんですが、私は死刑制度が嫌いです(反対といっているわけではない)。
憎むべきは、犯罪や至ってしまった背景や環境や教育であって、その人そのものではないと信じたいからです。そしてあまりに刑罰や執行の負担が重すぎます。
とはいえ悲しい重罪が発生してしまう現実もあり、もちろん被害者も家族もいるわけで、大変難しい問題です。いろんな考え方がありますが、付和雷同することなく、ひとりひとりが考えなければならない社会問題であると認識すべきですね。
■きっと共感できる書評
物語を読み終えて、ふと父のことを思い出しました。
私の父は、すでに日本人男性の平均寿命を越えています。正直なかなか難しいところも多い父でして、息子としては苦労も多かったです。でも心根は優しく、大人になるまで育ててくれたことは、本当に感謝をしています。
これから父に対して何ができるか考えたい、そしてできる限りの恩返しをしたいと思いました。 -
やっぱりキツいし、重いわ〜
薬丸岳さん
教誨師か…
中山七里さんの作品で、知ったけど、まぁ、凄い職業やわ!
復讐か…
それも死刑囚相手に…
死ぬの確定やから、それ以外の手で…
死ぬのを何とも思っないから、何とも思うように…
自身に経験ないから、分からんと言えば分からんのやけど、死刑が決まって、死刑執行されても、被害者としては、まだまだ悔しいんやろな。
そういう対象(死刑囚)が、いなくなったら(死刑執行)、どこにぶつけるんやろ。
犯人死刑されたから、ハイ!おしまい!ってならんやろうしな。
最後に死刑囚に贖罪の想いはあったけど…
執行前に、話した殺された娘の隠されていた言葉…
私なら、数分後に執行されるにしても、聞いた瞬間に自身の手でって思ってしまいそう…
はぁ…
ポキッ!(心折れる音)
お腹いっぱいや!_| ̄|○
薬丸岳さん、後単行本1冊、文庫1冊で制覇やったかな。-
アツさん
これ、重い!
まぁ、薬丸岳さんのそんなん多いけど。
一緒に、映画も行ってあげてね!w
行かんと電話掛かってくるよ!wアツさん
これ、重い!
まぁ、薬丸岳さんのそんなん多いけど。
一緒に、映画も行ってあげてね!w
行かんと電話掛かってくるよ!w2025/10/03 -
2025/10/03
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2025/10/03
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付き合っている人のお姉さんを初めて見て恋に陥ってしまうということは、あり得ないことではない。だが、その女性がそのことで離れていって、その後実は自分の子供を残して自殺するということになるとかなりショッキングなことである。そしてその子はお姉さんの養子として育て、その子の父親とは名乗れずに、親切なおじさんとして頼りにされているという関係となると滅多にあることではない。そしてさらにショックなことはその子が身籠った子供と一緒に殺されてしまう。
この主人公は牧師としてこの犯人の教誨をするのであるが…
という展開なので、結構引き込まれる。オーディブルで聴いたのだが、集中できた。-
「いいね」ありがとうございます。
オイラもやっと初・薬丸さんいって、2冊目読みたくてうずうずしています笑。「いいね」ありがとうございます。
オイラもやっと初・薬丸さんいって、2冊目読みたくてうずうずしています笑。2025/08/09
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非常に内容の重い小説だった。読み終えるのに 一週間以上掛かってしまった。
教誨師は中山七里さんの小説で知ったが、ここでは死の直前にも立ち会うということで大変な仕事と思う。その上に、相手が自分の娘を殺した殺人鬼であり、大変さが増してくる。殺された娘の義理の母親が、主人公に執拗に殺人者の教誨を勧める姿にも狂気を覚える。
鬼畜のような殺人者達が全部では無いが、裁判でも反省すら見せないのに、教誨師によって反省と死への恐怖が宿るのが不思議な光景に映る。切っ掛けを求めていたということだろうか?
息を呑む最期の展開は、呆気ないほどの幕切れ。これで良かったのかな? -
とても重くて簡単に言葉で表せないほど。
死刑に直面する人たちの思いは、わかろうとしてもわかるものではない。
だからこそなのか、教誨師が必要なのは。
ひとりではなく一緒に悩んで一緒に考えてくれる人がいれば救いになるのだろうか。
保阪は、自身の過去を悔いることがあって牧師となり教誨師として人を救うために祈っている。
だが娘を殺した死刑囚に対しても今までと同様の教誨師としての勤めが全うできるのだろうか…。
ただ自分の殺したい欲望のために殺人を犯して、贖罪や反省すらない犯人に対して、罪の意識を感じさせて心に救いを与えることができるのだろうか…。
そして死刑執行のときには地獄に叩き落とす言葉を突き刺すことが…。
苦しむ保阪に対して少しずつ心を開いていく石原の変化に教誨師の凄さを感じる。
死刑執行のそのとき。
タイトル「最後の祈り」
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薬丸さん…またすごい作品を(꒪⌓︎꒪)
読んでいる間ずっと息苦しくて辛い。
登場人物全てが苦悩してます。
娘を殺された教誨師の苦しみがもう凄まじくて…
裁判の最中から一貫して、平然と残虐な殺人の事を語り死刑を望む言葉を繰り返していた石原。
石原への復讐の為に教誨師として関わる事に成功した保坂。
保坂と石原の教誨の回数が進むにつれて壊れそうになる保坂が辛い。゚(゚´ω`゚)゚。
保坂と石原を見つめ続ける刑務官の小泉の苦悩も辛い…辛い人ばかりでもう苦しい…けど読みたい…
死刑廃止論者ではないけど、執行のスイッチを押す三人の刑務官…下で待ち受ける二人の刑務官…
執行場面の描写がたまらなくて苦しかった。
薬丸さんらしい素晴らしい作品でした。
そして辛く苦しいけど読みやすかった…
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2023/08/12
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こちらも教誨師なんですね。今日、中山七里の死にゆく者を読んで、珍しいところくるなあと思っていたけどこちらも教誨師なんですね。今日、中山七里の死にゆく者を読んで、珍しいところくるなあと思っていたけど2023/08/12 -
2023/08/12
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またやられた!また難問を突きつけられてしまった。
私にはめちゃくちゃ可愛がって育ててきた息子と娘がいます。今でも可愛くてしょうがない子どもたち。さて、自分の子どもを無惨に殺されたあなたは犯人を許すことができますか?
私はもちろんNO。その犯人を許せないし、この手で殺してやりたいと思う。
さて、物語を読んでいきましょう。教誨師の宗佑には妊娠中の娘がいた。訳あって娘には父親とは名乗っていなかったが、近くにいて相談事を聞いたりと寄り添ってきた。
その娘が、ある日突然、残虐な犯行によって命を奪われてしまう。犯人は前にも同じような手口で若い女を殺していて、全く反省がないまま死刑を望んでいた。
宗佑は犯人に復讐するため、生きる希望を導き出し、最後に地獄に落とすべく犯人が入る拘置所に教誨師として入り込むが・・・。
犯人である石原は、初め若い女を殺すことに喜びを感じ、拘置所に入ってからは、その楽しみもなく、早く死刑を望んでいたが、宗佑の教誨を受けるようになり、次第に人間らしさを取り戻していく。
もちろん自分の身になって考えると許せるはずもないのだが、読み進めていくうちに、石原を許してしまいそうな自分が出てきてしまうものだから、薬丸岳の手のひらのうえで転がされていることに気付く。それにしても深い。そして思いっきり重い。
薬丸岳は2冊連続では読めそうにない。 -
被害者遺族の宗佑が教誨師(もともと牧師ではあるので強引すぎる設定ではないとは思うが。)になり、犯人への復讐を企てる。
非常に重く苦しいストーリーだが、そもそも宗佑が牧師になるための理由が取ってつけた感があり、被害者の育ての母なる人物も自分本位すぎて共感できなかった。
作中において主役ではないが、重要なポジションである刑務官の仕事は同等以上だと思う。
執行の立ち会い勤務を経験すると打ちのめされたメンタルからの回復が思うようにできない人も珍しくないだろう。
刑務官の描写に苦しくなる。
執行される時の場所の雰囲気、立ち会いの雰囲気、死刑囚がどのようにうながされ最後の瞬間を迎えるまで(物理的に)どういう状態にされるのか。
執行時の刑務官の立ち会い、凡人の自分には想像もできないが、本当に苦しいだろう。支えるご家族には頭が下がる。
この瞬間に限って言えば、若干のお話をして(基本的には)執行前に退室する教誨師より刑務官の方がしんどいだろう。
無知な自分は、刑務官の仕事はスイッチを何名かで同時にオンするぐらいしか思っていなかったが
そりゃそうだ。それだけではない。
胸が詰まる場面だった。
全ての刑務官の皆さまが心安らかになれるように願ってやまない。 -
とてもとても重く、難しいテーマに真正面から向き合った作品。
いったいどのような結末を迎えるんだろう?
このテーマに結論なんて出るんだろうか?
わたしならどう考え、どう行動するだろう?と自分なりに考えながら読んだ。
そして、受刑者たちにこんなふうに接して働いている方々がいるということ、そういった仕事についていることの大変さに改めて気付かされる。
死刑執行の場面に立ち会い、その執行に加わらなければならないなんて…いったいどれほどの精神的負担だろう。
最後の最後まで途切れない緊迫感。
長さを感じさせない作品だった。 -
身勝手な犯行に、反省も謝罪も、死への恐怖もない殺人犯。
何の苦しみも後悔もないまま、本人の希望通り死刑にはさせない。
被害者遺族が、教誨師という立場を利用して、犯人へと近づいていく。
被害者遺族だけではなく、死刑執行にかかわる人間の葛藤もあり、重たいテーマの作品。
それぞれの葛藤は、読みごたえがあった。 -
身内を殺された人が犯人を許せるか?小説にはよくあるテーマですが、そこを突いて更に掘り下げようとする薬丸さんの心意気にまず感動しました。
とても面白く読んだのですが、最後だけ、あまりにさっと行ってしまって残念でした。物語としてはそう終わるとは想像つきますが、呆気なさすぎるというか、私としては納得がいかないというか、、
それでもとても読みごたえある一冊でした。
登場人物の女性たちの名前はちょっと苦手だったかな。-
average totoさん
今丁度、丸善の帰りです。
沢山積ん読ってるのに、また買ってもぅた。。。
ドライな方、大人です。
クールです...average totoさん
今丁度、丸善の帰りです。
沢山積ん読ってるのに、また買ってもぅた。。。
ドライな方、大人です。
クールです。
憧れます。
適切な判断と対処が出来る人になりたいなぁ。
この一冊だけ読んでも何も問題ありません。
完結します。
文庫をお手に取られたら、まず冒頭のカラーページを少し眺めてみてください。
そこには螺旋年表なるものがありますので、
どうしてこの一冊だけでも問題ないのか?
何がどう他の7作品と繋がるのか?
等がザックリ分かると思います♪2023/10/01 -
珈琲さん、詳しく教えていただいてありがとうございます。しっかりとそのようにしたいと思います!
丸善、いいなぁ。私の住んでるところは田舎で、丸...珈琲さん、詳しく教えていただいてありがとうございます。しっかりとそのようにしたいと思います!
丸善、いいなぁ。私の住んでるところは田舎で、丸善は元々なく、この前ジュンク堂すら潰れました…
県民の教養レベルがこの事からもわかると思います。なので、他県に旅行に行った時は、必ず本屋さん巡りをします(笑)2023/10/01 -
本屋さん巡り、素敵~!!
通販でも買えますが、並んだ書棚をアレ見たりコレ見たり…ってしながら買いたいですよね。
お気持ちお察ししますー
こ...本屋さん巡り、素敵~!!
通販でも買えますが、並んだ書棚をアレ見たりコレ見たり…ってしながら買いたいですよね。
お気持ちお察ししますー
ここは最寄り駅の大きな本屋さんは旭屋書店なのですが、2駅乗ると駅前に丸善があるのです。
行ってしまいます。
で、様子見とか言いながら買ってしまうのです。
予算オーバー、トホホです。2023/10/01
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死刑執行の場面がこれほど詳しく書かれた小説は、今まで読んだことがない。その描写は現実とはいえ、読み進めるのをためらうほどだった。
教誨師に心を開いて囚人が落ちついていくほど、執行日が近くなりやすい。改めて人が人を裁く、罰することの難しさを考えさせられた物語だった。 -
快楽殺人により実の娘を亡くした主人公の牧師。
犯人は裁判で反省の色を示すこともなく、人を殺せないならもう死んだほうがいいと、死刑を望み、判決もそのとおりとなる。
主人公は、刑の執行までに犯人が死にたくないと思うことが復讐と考え、接触の機会を伺い、うまく拘置所の教誨師になることに成功する。
そして、犯人との対話が始まるが、果たして改心させることができるのか…
薬丸さんらしい重めのテーマで、最後は性善説を信じたくなる結末。
しかし、読んでいて辛かった。主人公はもちろんだが、刑務官の苦悩、加害者と被害者家族の苦悩、そして改心した受刑者の苦悩。
宗教というものが生活に根付くのはとても自然なのだと感じられる作品でもあった。 -
遺族の心の葛藤や復讐の思い、犯人の冷酷さと人間性を描いた人間ドラマ小説。牧師の宗佑(そうすけ)さんは、受刑者の救済に尽力する教誨師として活動していた。
死刑判決を受けた犯人は冷酷な態度を崩さず、自らの罪に対する反省や贖罪の意思は微塵も見せなかった。その犯人に大切な人を殺害された宗佑さんは、犯人との対面を求める決意を抱き、その思いと犯人の人間性を描いた対話が始まる。
犯人の深層に迫り、復讐と赦しの狭間で揺れ動く父の心の葛藤を描く、重厚な人間ドラマです。
私たちに人間の複雑さや善悪の判断を問いかけてくる作品です。 -
ものすごく重い内容で、最初から最後まで心が苦しい。人を殺した者は、被害者の苦しみ以上の苦しみを持って処刑されればいい。人の命を奪ったのだからそれは当たり前のことだと思っていた。その気持ちを完全に覆されたわけではないけれど、大きく揺らいだことは間違いない。
目の前に自分の家族を殺した犯人がいる。まさしく今、刑の執行を受けようとしている。果たして自分はどんな言葉を投げかけるのか。この物語の主人公の言葉は正しかったのか。
死刑囚と接する仕事をする人たち、刑の執行に関わる人たち、どういう気持ちで死刑囚の死に向き合うのか。たいへん重苦しく、考えさせられた。 -
教誨師や刑務官がこんなにも壮絶な苦しみを背負い、日々死刑囚と向き合っているという事に衝撃を受けました。
娘を惨殺された復讐ができるのか、それとも違う結末が待っているのか凄く気になって一気に読んでしまいました。
最後はある意味スッキリしたというか、いい終わり方だったと思います。
重く辛い内容でしたが、読み応えのある作品でした。
著者プロフィール
薬丸岳の作品
