- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041110263
作品紹介・あらすじ
号泣度100%!!
【韓国で10万部突破】【ドラマ&映画化決定!】
2016年を生きる母のいない少女ウニュのもとに、1982年を生きる別の少女ウニュから手紙が届く。その手紙には母を探しだしてくれるとあるが…。失った家族を取り戻すタイムリープ物語。
●あらすじ
【第8回文学トンネ青少年文学賞大賞作品】
2016年を生きる15歳のウニュは、自分に無関心な父と会話のない2人暮らし。生まれたときから母はおらず、どうしていないのかも父は教えてくれない。ある日、同じ名前の少女ウニュから手紙が届く。そのウニュは1982年に生きていると言う。最初はいたずらかと怒るウニュだったが、「幸運のコイン」をきっかけに、この不思議な手紙を信じるようになる。過去のウニュは、未来のウニュのために母を探しだし、なぜいなくなったのか調べてくれると言うが…。韓国で10万人が泣いた、失った家族を取り戻すタイムリープ物語。
この本に関わった人みんなが泣いた感動作!(翻訳者、編集者、画家、デザイナー)
●過去のウニュから未来のウニュへの手紙より
あのね。あなたのお母さんは生きてるんじゃないかな? とにかく、私たちに想像もつかない何かが、どうしても知られたくない秘密があるのは間違いないと思う。
こうして違う世界に暮らしてる私たちが手紙をやり取りするってことは、私たちに特別な何かがあるってことかもしれないでしょ。だから、私がちょっとあなたの手助けをしてあげるっていうのはどう?
過去の中のあなたの両親を探して、あなたのお母さんの秘密を明らかにするの。あなたは私の未来に力を貸して。
感想・レビュー・書評
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時空を超えた手紙のやり取りで展開する、韓国発の感動タイムスリップファンタジーで、心温まる家族の物語。
女子のテンポ良い毒舌口調でのやり取りが読みやすく、とても面白い。私にとってはめっちゃ好みの話で、泣けました。
2016年の“私”ウニュが、1年後の“私”宛に手紙を書き、“ゆっくり届く郵便ポスト”に投函。
すると、不思議なことに1982年を生きる同じ名前の少女ウニュに届き、そこから返事が来る。
「変なお姉さんへ。お姉さんはおかしい人なんですか?スパイなんですか?今は1982年です。しっかりしてください」と。
こんな感じで手紙のやり取りが始まる。
二人は最初、誤解したり喧嘩したりしながらも、次第に自分の悩みや思いを打ち明け、信頼を深めていく。
やがて人探しをしたり、未来を教えたり、過去と未来で助け合うようになる。
特に1982年のウニュが成長していく過程で、2016年のウニュを支える姿に頼もしさが増していくのが好印象だ。
それぞれが暮らす時代で時間の流れが異なることで、年齢が追いつき、逆転する。この展開には目が離せない。
そして二人のウニュは出会えるのか……?
これ以上は話せない、お口にチャック系物語。
テンポ良い展開の中で、韓国の生活や歴史的な出来事がさりげなく散りばめられているのも印象的。
たとえば軍隊に関するセリフ:
「おおロミオ、どうしてあなたは軍人なの?
─おおジュリエット、国がまだ統一していないからだよ。いったいなぜこの国は私たちを引き離すのか…」など。
韓国の現実を垣間見るような思いがした。
訳者あとがきによると、韓国には観光地を中心に全国各地で270ヶ所余りの「ゆっくり届く郵便ポスト」が設置されているらしい。
手紙を投函すると、1年後や6ヶ月後に書かれた住所に届けられるとか。
本書のように未来の自分、あるいは伝えたい相手に、今は言えない思いを時間をかけて届けるのに最適な仕組みだと感じた。
もしかしたら、時空を超えた誰かに届くこともあるかも……なんて思いを馳せた。
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おはようございます。
う、それはものすごい面白い情報。出来たら去年のうちに知りたかった‥‥。見つけたら、絶対やってみたくなる系です。ちなみに...おはようございます。
う、それはものすごい面白い情報。出来たら去年のうちに知りたかった‥‥。見つけたら、絶対やってみたくなる系です。ちなみに、数度、韓国から暑中見舞い出したことがあります。2024/01/07 -
くまさん、おはようございます。
くまさん…このポストについて、ご存知なかったのですね…( ˃⌓˂ )
年末に借りたこの本、早く読んでおけば良...くまさん、おはようございます。
くまさん…このポストについて、ご存知なかったのですね…( ˃⌓˂ )
年末に借りたこの本、早く読んでおけば良かった…_| ̄|○…ごめんなさい。
もしくまさんがこのポストを利用されていたら、今回の韓国旅行の楽しさをもっと感じられましたよね…旅行後も…(日本にも届くという情報がネットにありました!)
次に韓国に行かれた時にぜひっദ്ദി^._.^)2024/01/07
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最初から最後までお手紙のやり取りで進んでいく。ウニュと一緒に推測したり、互いに会えるのを楽しみに読み進めているとあっという間に読み終えてしまった。読み終わった後は温かな気持ち。便箋を選ぶところから相手を思う気持ちや自分の感情がこもっているし、ポストに入れる瞬間ちょっと緊張するところも含めて、手紙っていいな。
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2016年を生きる15歳のウニュは、自分に無関心な父と会話のない2人暮らし。生まれたときから母はおらず、どうしていないのかも父は教えてくれない。ある日、同じ名前の少女ウニュから手紙が届く。そのウニュは1982年に生きていると言う。最初はいたずらかと怒るウニュだったが、「幸運のコイン」をきっかけに、この不思議な手紙を信じるようになる。過去のウニュは、未来のウニュのために母を探しだし、なぜいなくなったのか調べてくれると言うが…。韓国で10万人が泣いた、失った家族を取り戻すタイムリープ物語。
『手紙』がタイムリープするお話
1982年と2016年に生きるそれぞれのウニュの時間の流れの早さが違い 1982年のウニュがいつの間にかお姉さんになっているという設定も面白い
心がとても優しく温かくなった
ドラマ&映画化が決定しているようなので観てみたい -
タイムスリップ系のファンタジー
2016年の15歳のウニュに1982年を生きる同じ名前のウニュから手紙が届く。
生まれたときから母親がいなくて、父親ともうまく関われず悩み苦しんでいたウニュが、同じ名前のウニュと手紙のやり取りをしながら少しずつ成長していく。
優しくて暖かいお話。泣くほどではなかったけれどほっこりとした読後感。 -
2016年を生きる15歳のウニュと1982年を生きる10歳のウニュ。
時空を超えた奇跡の物語。
初めは自分達の身に起きている事が理解出来ず、互いに牽制し胡散臭さを感じていた二人。
往復書簡のみで繋がる正体不明の相手に気持ちはすれ違う。
だが文通を重ね二人の心の距離が近づくに連れ胸が温かいもので満たされた。
母親の存在を全く知らない未来のウニュの為に母親を探し出す約束をする過去のウニュ。
もしかして…という想いは徐々に確信に変わり、真実を受け止める準備も覚悟もしていた。
それでも41通目の送れなかった手紙には涙が溢れた。 -
ゆっくり届く郵便ポストに一年後への自分に当てて手紙を投函した2016年15歳の少女ウニュ。しかし何故か彼女の元には1982年の同じ名前の少女からの手紙が届く。
2016年のウニュがゆっくり時間が過ぎて行くのに比べて、1982年のウニュは成長して行き「お姉さん」と呼ばれるようになる。
母親のことを全く知らされす、父親と継母になろうとする女性との関係に悩む妹ウニュ。姉ウニュは優秀すぎる姉ととの関係に悩みながらも、妹ウニュの母親を探そうとする。
二人のウニュが家族との関係に悩みながらも手紙で関係を深め成長して行くとともに、真実が明らかになって行くにつれて涙が出て止まらなかった。少女達の葛藤を描いたYAとも読めるし、タイムリープものとも言えるこの物語、手紙がもっと続いたら良いのにと思わずにはいられなかった。 -
読んでからそこそこ経ったのに、印象深かったなと改めて思います。途中から、そういうことかなと結末はなんとなくわかったものの、書き方とか、言葉遣いが、新鮮でかつ温かくて、引き込まれました。
魅力的な本がたくさん並んでいますよね〜。
カムバック?当分しませーん!
魅力的な本がたくさん並んでいますよね〜。
カムバック?当分しませーん!
もう少し空調効かせてくれるといいんですが、暑すぎて^^;
来週は返却本もってうろちょろし...
もう少し空調効かせてくれるといいんですが、暑すぎて^^;
来週は返却本もってうろちょろしてきます( ̄^ ̄ゞ
私は市内全図書館を回ってみたいのですが、とてもとても…^^;でも中央含め4ヶ所は制覇しております( ー̀֊ー́ )✧スタンプ...
私は市内全図書館を回ってみたいのですが、とてもとても…^^;でも中央含め4ヶ所は制覇しております( ー̀֊ー́ )✧スタンプラリーでもあると嬉しいのですがね。
中央は夏は冷房が効かないと苦情もあるそうですよね。