わたくし、恋愛結婚がしたいんです。 カタブツ陛下の攻略法 (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA (2021年1月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041110522
作品紹介・あらすじ
完璧な令嬢と評判の公爵令嬢エミーリアの夢は、大好きなロマンス小説のように愛し愛される恋愛結婚をすること! ところが、突然決まった政略結婚の相手は女嫌いと噂の国王マティアスで!? ――あら、それなら好きになってもらえばいいわね! けれど、関われば関わるほど甘いセリフに心乱されるのはエミーリアの方で!? こんなに甘いのに無自覚って本当ですか!? WEB発・押せ押せ天然令嬢×カタブツ陛下のピュア恋物語!
感想・レビュー・書評
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かわいらしいお話だった。
完璧令嬢と評判の公爵令嬢エミーリアは、ロマンス小説のように恋愛結婚することを夢見ていたが、突然決まった政略結婚相手は女嫌いと噂の国王マティアスだった。「マティアスに好きになってもらえばいい」と素直に前向きに健気にがんばるエミーリアはかわいらしい印象だし、些細なすれ違いはいくつもあれど、大きな事件もなく穏やかな気持ちで読める。マティアスも副題ほどカタブツではない印象で、やや拗らせている感じはあれど、根が優しいんだろうな。マティアスの側近やエミーリアの友人など、2人の周囲の人物もあたたかくてよきだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
国王のマティアスと結婚することになったエミーリア。政略結婚ではなく、恋愛結婚がしたい!と行動を起こすエミーリアが可愛い。今まであったどの女性とも違うエミーリアに、マティアスは戸惑ったと思うけれど。マティアスに惹かれるうちにどんどん自信がなくなっていっているようなエミーリア。エミーリアの自信のなさとマティアスの不器用さからのすれ違いがもどかしくて仕方がなかった。少しずつ、お互いのことを知るようになった2人の今後が楽しみ。
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あとがきにあるように、謀略とか無しのひたすら些細な事ですれ違う恋愛物。ただあまあまが甘い。帯に溺愛とあったが、これも甘い。これであまあまや溺愛とか使われるのは納得いかない。まあでもこれは個人の好みかと。気になる所は媚薬のくだりかな。あれいらんと思う。特に何かのきっかけになるわけでもないし。それより陛下が幼い頃にヒロイン会った時の感情とかをもっと丁寧に書いて欲しかったかなー。随分さらっと書いてあったけど、これ重要な部分じゃない?と思うのは自分だけか?