後宮の木蘭 皇后暗殺 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041110614

作品紹介・あらすじ

木蘭は、療養している皇帝の世話をする日々を送っていた。ある日、隣国の使者が和平を申し入れるために、皇宮を訪れた。その条件は、劉覇と匈奴の姫と結婚だ。宴会の最中、皇后が暗殺されてしまう。

感想・レビュー・書評

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  • 皇后様が案外あっさり……な展開だったので、冒頭から度肝を抜かれた。
    タイトルにあるから展開は予想できるものの、てっきり未遂くらいで終わるのかと思っていたし、仮に実行しても序盤とも思わなかった。
    そして、やはり前作で完全掃討できていなかった存在も復活。
    こちらは予想通り。
    そりゃ他の国も手にかけてきた存在が、そうあっさりやられる筈もなく。

    婚約者とはいえ、皇帝の息子との恋愛もまた一筋縄では行かなかった。
    立場が立場だから、想いを優先させるわけにもいかず。
    両想いなのに、添い遂げられない危機を迎えるとは。
    しかも今回は木蘭の幼馴染みも登場して、よりややこしい関係になってしまうし。
    (しかも彼は諸々の事件のキーパーソンにもなる)

    皇帝が思っていたより親しみやすく(あくまで「思っていたより」だが)政治に関して無能という訳でもなく、ここぞと言う時に助けに来てくれる頼もしいキャラだったことも意外。
    東郭研とのツンデレ友情っぷりも微笑ましいものが。
    前作からのキャラの意外性に色々驚かされた2巻だったと思う。

    その中変わらないのは、ヒーローの恋愛面でのヘタレっぷり。
    立場が難しいのは分かるが、きみの態度が煮え切らないから、木蘭と一緒にこちらまで随分気を揉む羽目に。
    皇太子にはなれたが、彼がゆるぎなく木蘭と添え遂げられるように、まずは己の地盤固めをしっかりしていただきたいと思う。
    じゃないと、読み手側は気が気でない。
    ハラハラは例の存在とのバトルだけで十分である。
    (あの存在、滅することができるのだろうか……)

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著者プロフィール

1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle 卒。『天命の巫女は紫雲に輝く 彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞を受賞しデビュー。同作は発売後即重版がかかり、シリーズ化された。他の著作に「後宮の木蘭」シリーズがある。美しく緻密に作りこまれた世界観と親しみやすいキャラクター造形、端正な文章で読者の支持を得ている。

「2022年 『香華宮の転生女官2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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