高校事変 X (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.78
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本棚登録 : 332
感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041110706

作品紹介・あらすじ

『探偵の探偵』の市村凜は、結衣の異母妹である凜香の実母だった。意識不明の重体に陥っているはずの凜だったが、驚愕の真相が明らかになる。時を同じくして慧修学院高校三年の生徒たちが、国際文化交流のためホンジュラスを訪問。その最中、メキシコの武装勢力ゼッディウムに襲撃される。背後には、優莉架祷斗――父・匡太の後継たる最強最悪の長男の姿があった! いよいよ佳境、クライマックスの第10巻記念作!

感想・レビュー・書評

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  • 平成最大のテロ事件を起こした犯罪者の娘、結衣が犯罪者に立ち向かう話。

    今まで無敵だと思っていた結衣が、本物の戦場では全く歯が立たないとは。70年前の日本の若者が連れていかれた戦場はどれほどひどいものだったのか心が痛んだ。

    結衣は皆のために命を張っているのに、国内ではそれが全く理解されない。むしろ犯罪者として捉えられていることに結衣は今まで諦めを感じていたが、本作では最後にそれが行動に出てしまった。

    いよいよクライマックスに近づいてきたので次回作が楽しみです。

  • 相変わらず最高に面白いこの「高校事変」シリーズ。

    前作の9で、結衣が田代グループを壊滅させたところで、もうエンディングに近いかなと感じたが、はたして本書では、結衣の兄・優莉架祷斗との対決が描かれる。

    この10巻で終わりかと思ったが、終わらなかった。
    でもイメージ的には、本書は映画『ハリーポッター』の最終作、『ハリー・ポッターと死の秘宝 パート1・2』の『パート1』のような感じかな。

    結衣がこれまで対決してきたのは、町のチンピラやヤクザ、傭兵崩れなどの非正規戦闘員たち。
    だが今回の相手はISなどのほんまもんのテロリストグループにも参加した完全な戦争のプロたち。

    結衣は果たして生き残ることができるのか。

    本シリーズはまさにエンターテインメントの傑作。
    深く考えずに結衣様の無双ぶりを愉しむのが読書人としての正しい向かい方であるww

  • 半年ぶりのシリーズⅩ。
    田代ファミリーとの戦いを制して終結かと思えたが、結衣にとって最大にして最悪の敵=優莉家の長男架禱斗との戦いが残っていた。
    舞台は、架禱斗の策謀により戦乱状態となっている南米のホンジュラス。
    結衣は、戦禍の中にいる高校生(彼らの高校はある人物の陰謀でホンジュラスへ親善旅行中)を救うため、現地へ。これまでの戦いが戦争ごっこや火遊びとしか思えない、本物の戦争が待っていた。
    今までとはケタ違いの戦いで、結衣は絶体絶命のピンチに。
    彼女を救ったのは、武装半グレ紅豹隊の元幹部=磨島と弥藤(これまでの戦いでも、彼らの援助があっての勝利であって彼女一人の力ではなかったとは!・・・ほかのレビューでも「後出しじゃんけん」だと書かれてた)。
    ともかく、手に汗握る戦闘シーンは息をもつかせず迫力満点。
    結衣の父匡太をパワーアップした架禱斗が巧妙なやり方で政府を翻弄し、事態収拾で政府に要求するシーンでの発言。
    「いまのおまえたちを見ろ。なにかが起きてから、大臣が集まり対策を協議するのみ。せいぜい特措法に基づく緊急事態宣言に留まる。対応が後手にまわり、だれが責任者なのかも不明・・・」
    著者の現代日本政治へ込めた思いの一端が窺える。総理やその他現在の日本の政治家を彷彿させる場面もあり、書下ろしのタイムリーさを感じる。

  • コロナ禍、首相交代時代の流れをこうまでもいち早く小説に織り込む作家がいただろうか。現在の政治に対する嫌味や意見も何気に盛り込まれている。兄妹新たなる登場はさらにありそうな気がする。また、この作品の登場人物の氏名の漢字かなり難しい。最初はフリガナがあるがすぐ忘れてしまう。まだ続くこのシリーズ、現実離れしているのは読者全員の納得するところだと思う。それでも次作発売が待ち遠しい。

  • 2021年3月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ10作目。予想通りの優莉ファミリーとの死闘が始まりましたが、次巻に持ち越し。実は結衣は護られていたという、あとだしじゃんけん的な話にがっくりきてしまいましたが、結衣の凄まじい戦闘シーンには拍手喝采です。

  • ここにきてようやく黒幕登場となった。一方でアクションシーンでページ数を稼いでる感は否めず、かつての知的な戦略や騙し合いの要素が減ってしまった。格闘小説に成り下がらないことを期待。

  • いつも通りの展開で何も感じない。少しでも早く読み終えることを心がけた。ナルシシズムと滑稽の極み。次作で待望し完結か?

  • 星3.5

    相変わらずというか、JUMPの主人公のように敵がどんどんと強くなっていく。

    流石に、軍人に勝つと言うのは、やり過ぎな気がするので、星を0.5落としました。

    次巻がいよいよ最終回か?

  • 相変わらず、あり得んお話だが、ついつい引き込まれる。

    帯に「史上最強のJKハードボイルド」とあり、正にそうなんだが、この先の落とし所が見通せなくなってきた。

  • これまでの優利結衣の戦い方は、まさかのヤクザレベルだったとは。本当の戦闘の前には歯が立たなかった。序盤から面白い展開だった。

    ラストは高校生だけあって飲み込みが早い感じが、まだまだ子供なんだなぁと思ってしまった。

    そして、市村凛と探偵の探偵の玲奈が繋がった。わかっていた事だけど読んでいただけにめちゃくちゃ面白い。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2022年 『出身成分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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