医学のつばさ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 281
感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041110812

作品紹介・あらすじ

東城大医学部に通う中学三年生の曾根崎薫は、クラス委員の進藤美智子、ガキ大将の平沼雄介、医学部を目指すガリ勉の三田村優一ら同級生たちと、洞穴の中でみたこともない巨大な「たまご」を発見。薫たちは孵化した謎の生物に〈いのち〉と名付け育てようとするが、動物実験の材料にしようとする文科省に囚われてしまう。〈いのち〉の奪還を試みる薫たちだったが、やがて「こころの移殖」という壮大な陰謀が明るみになり、米国政府をも巻き込む巨大な騒動に発展していく……。「中学生医学生」シリーズ完結編!

感想・レビュー・書評

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  • なんじゃこの面白さ!
    スラップステイックコメディみたいな世界に爆笑しました。中学生医学生の僕はチームメンバーたちと昔の秘密基地で見つけた巨大新種生物が発端でとんでもない騒動にメンバーと共に巻き込まれて行く激動の2023年夏の2か月足らずの物語です。笑いの渦の中にシビアに国やら政府やら報道への揶揄が仕込んでありました。

  • 〈いのち〉がまさかこうなるとはΣ(゚ロ゚;)!!いやぁ海堂作品のいろんなシリーズのあの人やあの場面がたくさん出てきて、全作品を読み返したくなって困った(^^;)このシリーズはこれで完結だけれど、また別の作品でみんなに会えると良いな(^^)♪〈うにこん〉欲しい!(*>∀<*)

  • シリーズ完結編。とはいえ、このシリーズ初読む。
    とりあえずシリーズ読まなくてもOK。

    それより著者のバチスタなど一連の作品を読んでれば、それなりに楽しめる。とはいえ、記憶がごちゃ混ぜ状態であーあれね。あれかなぁって題名も思い出せない(笑)

    ヨシタケシンスケ氏の装画・挿絵で充分に楽しめる。
    少し疲れたときに少年の心で読んでみると良いかも。

  • 現代版ズッコケだと私が勝手に思っている医学シリーズ、とりあえず簡潔。どうなるかと思いながら読んだけど、一応まとまって終わったのがすごいっていうか、良かった。わりと荒唐無稽な設定で、話も尻切れだったら嫌だから。
    海堂尊作品を読んでないので★少な目だけど、登場人物の背景解ってたらもう少し楽しめたかも。
    「医学のたまご」が小学校高学年の何人かに毎年人気あるので続き読んでみたけど、私はぐっと来なかったなぁ。でも、小学校向け児童書でこれだけの読み応えある本も少ないから購入すると思う。

  • 中学生医学生シリーズ完結。巨大新種生物「いのち」を巡って繰り広げられる攻防にもついに決着が。ライトな感覚で読める作品だけれど、並みいるシリーズキャラクターたちの豪華すぎる共演は読み応えたっぷりです。
    「ナイチンゲールの沈黙」「夢見る黄金地球儀」「モルフェウスの領域」「アクアマリンの神殿」くらいは先に読んでおいた方がいいでしょうか。うわー、あの人やあの人が! っていうのにもう感無量。どの人も凄すぎるよ。そして中学生たちの今後の成長も気になるところではあるのですが、一旦は完結、なのかな。まあどこかでいつか読めそうな気もします。

  • “組織”に〈いのち〉を奪われ、バラバラになったカオルたちは、〈いのち〉を取り戻すために、もう一度力を合わせる。

    〇もっとカオルたち主体の話を読みたかったかな。大人たちの鞘当てと説明パートが多めだったかも。全てが説明されていないのは、読者へのパスか。
    〈いのち〉は千と千尋の坊みたいな感じかな。
    最後、カオルくん良かったねえ!
    〇報道関係の人は読んで欲しいかも。はしご酒とか路上飲みとか同じ内容・想定内の路上インタビューとか、連日公共の電波で報道する意味あるの?と思ってる。

  • アイスマンって氷室のことかな?

    なんだか近未来版ハリーポッターを読んでいるみたいだったな。
    それにしても、薫は、ポンコツ設定にしては賢すぎるんじゃないかい。海堂さん。

    最後はやっぱり、現代の政治的体制について、皮肉、というか結構直接的な批判が入っていた。また、隠蔽体質についても言及していたのも、流石だと思った。

  • 医学部中学生シリーズの完結編。
    過去の作品から懐かしい人たちが
    沢山出てきて色んな作品を思い出しながら
    スピーディーな展開であっという間に
    読み終えました。

    本作の巨大新種生物“いのち”の扱いに
    中学生達が癖のある大人達に立ち向かうが
    そこは中学生らしく力及ばずって
    感じのバランスも良かった。

    個人的には「桜宮サーガ」の登場人物たちの
    その後が読めたこのシリーズに満足です。

    ただ、結局のところ新種生物の最終形態からの
    その後や涼子さんの目覚め、アイスマンの
    正体等々気になる点が消化されず・・・
    まさか続編があるのか?

  • 沢山の癖の強い登場人物が絡んで、駆け抜けていった印象。

    以下、雑感。
    ・涼子の凍眠の意味は「アクアマリン…」では、このように語られていなかったのでは?読み落としかな。
    ・アイスマンって何者?過去作で登場したことあった?
    ・4Sエージェンシー。懐かしい名前を久し振りに聞けた。
    ・白鳥は口ばかりで全然活躍していないよね。終盤、意外な暗躍が語られたけど。
    ・マザーの切断チームといのち奪還チームがバラバラに動いて、予定外で出くわしたもんだから、手違いから暴走ということだな。
    ・突拍子もない話だから、それこそいのちに羽が生えてサヨナラも在りかなと思っていた。予想外の終幕。この物語はまだ続くよね。
    ・終盤、オンディーヌの復元に思いを馳せるカオルの頭に去来する紋白蝶の羽が静かに開閉するイメージ。アイスマンを予感していると思うけど、アイスマンはソルジャーにもオンディーヌにも拒否されたことになっている。さて。

    ・「医学のひよこ」の感想になるけれど、カオル君の誕生にはまだ明かされていない秘密があるよね。

    「医学のたまご」から続くジュブナイルという設定だろうけれど、桜宮サーガに触れていないと、ちょっと判らない登場人物やエピソードが多いと思う。
    個人的には、楽しく読み終えた。満足。

  •  はい、『医学のひよこ』の続編にして、シリーズ完結編です。前作にはいちいち触れない。いつの間にやら相手はもっと強大になっているが、SFなんだから気にしない。少年たちがどう立ち向かうのか、見届けようではないか。

     前作では一杯食わされた感がある白鳥だが、この程度でへこたれないし引き下がらないのは、固定ファンなら百も承知だろう。この打たれ強さが自分にもほしい。あんな人やこんな人、かつて「桜宮サーガ」を彩った数々の個性派たちに再登場願う。

     一固定ファンとして、こんな人物まで再登場させるのかと苦笑した。こりゃ「桜宮サーガ」オールスターキャストの様相である。本編のみならず、あらゆるスピンアウト作品まで読んでいないと、ついていけないのではないか?

     固定ファン以外が読むことは想定していないのかもしれないが、全体的な乗りとしては単純なアクション活劇というか、ジュブナイルというか。ある意味、安心して読めるエンタメ作品であり、拍子抜けしたのが正直なところである。

     こんな斜め上の展開の末、何ですかそのオチは。そんな説明で納得してくれるのか??? ここまでリアリティ度外視でありながら、何だか小さくまとまったような。単純に楽しむのが吉なのだろうけど、海堂尊作品なのだよなあ。

     『医学のたまご』は個人的に海堂尊作品の上位に入れたい作品だ。同じくタイトルに『医学の~』と入ったこれら2作品で、海堂尊が訴えたかったことは何なのだろう。おっさん読者は、終始釈然としないまま読み終えた。

     失礼ながら、薫君は主人公の割に影が薄かったなあ。これら2作品で描かれたドタバタが、薫君の転機になったのかどうか知らないが、いずれ大人になった薫君を描いたりするのだろうか。

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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