炭酸水と犬

著者 :
  • KADOKAWA
3.80
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本棚登録 : 284
感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111390

作品紹介・あらすじ

第5回カクヨムWeb小説コンテスト〈恋愛部門〉特別賞受賞作!

心のままに、軽やかに。自由に生きたいと思う、すべての人へ。

9年付き合っている同棲中の恋人とは、結婚秒読みのはずだった。
「もうひとり、彼女ができたんだ」
恋人の突然の告白。そして、もうひとりの彼女に引き合わされ、わたしの感情はばらばらになってゆくが――。

WEBで話題。心をえぐる、新世代の等身大ラブストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 愛する人に裏切られた時の心と身体がバラバラになるような苦しさ、もどかしさがリアルで、何度もうわーーー別れろーーーそんな男ーーー!!何だお前はーーーー!!!と本を投げそうになるくらい引き込まれた。

    けど、結局全部持ってる人の話というか、主人公はとても恵まれているような気がしてしまうんだよな〜〜男性陣からモテモテだし、仕事は上手くいってるし……読了後に虚しさが残るのは、僻みからか。

  • たまたまTwitterで見つけて、興味本位で読んでみた。
    読むたび、自分が苦しくなって、自信がなくなって感情移入してしまった。暗いなあ、読むんじゃなかったって思った。
    でも、読んでよかったやっぱり。自分の気持ちには嘘つけないし、嘘つきたくないんだなってラストを読んで思えて、すごく泣いてしまった。自分の気持ちとつい照らし合わせてしまった、この経験があったわけじゃなく、原子の話とかもわかるなあって、

    好きな人に好きって言おう。言えないなら、胸を張って言えるように、変わるしかない。

  • 最近本好きの方がこぞって読んでいる本だったので期待して読みましたが、期待を軽く上回る本でした。
    
30歳を目前にした女性が同棲する彼氏に「もう一人彼女ができた」と言われて始まる三角関係(結局5角?)の数ヶ月を描いた恋愛小説だけど、ともすると冗長になりがちなストーリーをずっと緊張感を持って読ませる筆力の凄さ。
    
あまりの文章のうまさに「これ、新人作家じゃなくてミステリー作家の乙一が恋愛小説を書く時だけ中田永一のペンネームを使うように、すでに名の知れた作家さんでは?」と思ってしまったぞ。


    最後のセリフがすごく良くて、読んだ瞬間頭の中でザ・ハイロウズの「千年メダル」が流れ出しました。

  •  これからもきっと忘れられないお話。
    本を読んでる時に流していた音楽を聴くと、話の内容が思い浮かんでくる。

    恋愛小説を読むことがほとんどなかったので、新しい世界の扉を開けたような気持ち。続きが気になり夢中になって読んでいたら朝になっていた(笑)

    余韻からしばらく抜け出せそうにないな〜。
    読んで良かった。

  • Web小説で、ここまで本格的な描写ができるのかと驚いた。

    常識とか環境とか容姿とか、色んなものが障害になって本当の気持ちに気づけないことって、案外起きているのかもしれない。全てを取っ払った状態で、本当は誰が好きなのか考えるのはすごく大切で、それでいて難しい。
    そしてその想いが許されないときに、どう動くのか。動かないのか。そんなことを考えさせてくれた作品。

    個人的なお気に入りは、角田光代の本を貸し借りするシーン。やっぱり本は人を繋ぐし、同じ本を読んでいると、えも言われぬ連帯感を覚える。もっと色んな本を読んでみたいなぁ。

  • ー「もうひとり、彼女ができたんだ」彼の言葉が胸を刺した。ー久しぶりに深夜、Twitterで見かけてカクヨムにて一気読みするくらいどっぷりつかれる話であった。炭酸水、と、犬。読んでいる途中にハッとするタイトル。そんなに何かタイトルに秘密が隠されているわけでもないのに何故かハッとしてしまうほどこの言葉に胸が苦しくなる。

    相手のために相手を認めたい。認められない。認めたいのは相手のためではなくて自分が楽になるためかもしれない。認められない自分が悪い。

    そんな恋愛やめてしまいなよ、と自分が友人なら言ってしまう恋もその人にとってはそんな簡単なことじゃなくて、何かに取り憑かれたように拘ってしまう。

    あぁわかるなと、ただただ感じる一冊。

    常識とか非常識とか、正しいとか間違ってるとかそんなことはないのかもしれないとその辺で売られている陳腐な純文学に書いてあることが安っぽくなく書かれている。

    倫理や道徳とかより生きていくにはもっと大事なことはある。



    邦画にできそう。

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BC06195421

  • 最初から、主人公の同棲相手にモヤモヤしながら読み始め、もうひとりの彼女という個性的な女性が登場してからは更にイライラする展開、基本的にベタなストーリーで少女漫画のようだ。それでもなんだかやめられずに一気読み。婚約者をキープしながら、他の女性の魅力も追求したいと思い、そのことに対する理解を婚約者に求めるいうのは脳内お花畑に思えた。

  • 最初は読み始めて衝撃すぎて、ドロドロだなって思ってたけど。どんどん主人公に感情移入して読み出したら止まらなくなった!
    こんなこと現実に起こってほしくはないなあ。

  • 物語の中のお話だから面白く読み終えたけど、これが現実に起きて、それも自分や友達の身に起きている話だったら笑えないなと(笑)

    酷いと思う反面、仕方ないとも思う

    でもきっと人を同時に2人好きになること自体は全然あり得ることだと思う
    ただ1人に絞らないと誠実ではない、文中に出てきたように日本は一夫多妻性ではないのだから
    その考えによって世の中は成り立っているのだと思う

    私でも9年付き合った彼に彼女ができたと言ってきたら、しばらくは置いておく気がします
    でもそれはきっと情なんだと思う

    結末的にはうまく纏まったのだと思います
    だって複雑な気持ちもあるだろうけど、みんなハッピーエンドなのだから

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