背中を預けるには (1) (Ruby collection)
- KADOKAWA (2021年3月1日発売)


- 本 ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041111413
作品紹介・あらすじ
かつて身をていして国を守った騎士・イオニアは、天使のように美しい辺境伯の四男・レオリーノに生まれ変わる。レオリーノは夢の中で、イオニアの人生をたどり、身分差から想いを封じた王弟・グラヴィスへの思慕を思い出す。さらに敵国の内通者によって殺された記憶までよみがえり、慰霊祭の日に裏切り者と対峙するが、逆に拘束されてしまう。命の危機にひんしたレオリーノが、「ヴィー!」と助けを求めると、イオニアを喪って以来、すっかり厭世的になっていたかつての親友であり将軍・グラヴィスが現れ――!?
感想・レビュー・書評
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凄い作品だ・・・。
なろうで完結まで読んで、この作品にどうにかお金を払いたいと思って、当時2巻まで出てたので即購入した。続きも全部買ったし、ちょうど5回目を読み終わったので感想を書いとくことにする。
現時点、なろうの掲載は無くなってるんだけど、重厚なストーリーのBL読みたい人は読んでほしいなー。買う価値ある。
過去の戦争で敵の策略により無念の死を遂げたイオニアの記憶を持って生まれたレオリーノ。でもそのままの転生のように記憶を持ってるというより、未練の残る部分を夢で繰り返しトレースして知った、みたいな感じ。なので、イオニアの記憶は持ちつつもレオリーノとしての経験や知識が本人を構成してて、イオニアとはどうしても違うということに悩んでる姿がとても可愛らしい。そして、イオニアに執着する歳上の男たち・・・。
1巻は、レオリーノの幼少期とイオニア時代に忠誠を捧げてた王弟であるグラヴィスとの再開。夜会のシーンは必見。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
BL。美形満載。主人公は中でも飛び抜けて美形。歴史的な流れや展開があるから登場人物も多いのですが個々の性格がハッキリしているので読んでいて混乱はなかった。その一人一人に魅力がある。歴史的背景の説明もあるので最初の50ページくらいは進みが遅いのかな?と思っていましたが、物語が動き始めたらそこからは面白くて進みのスピードは全然意識せずに読みました。入り込みました。
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BL。主人公レオリーノは絶世の美貌の持ち主…しかもピュア。しかも男兄弟達は皆ゴツい。家族全員が仲良しでレオリーノを大切にしていて良い家族。レオリーノをめぐる恋のライバル達は勿論だけど脇を固める登場人物たちの個性がしっかり書かれているし物語も面白くグイグイ読める。分厚いのに一気読み。次巻も楽しみ。
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初めて見かけた時は表紙の綺麗さとあらすじで気になったのですが、でも続きものなのか〜……と、その時は結局手に取らなかった……なんていう、出会い話があります。
その後、たまたまムーンで(この作品だと知らずに)読みはじめて、あまりの面白さに睡眠不足と情緒不安定と戦いながら一気に読み進め、さ〜!手元に残すぞー!と、通販サイトを開いたら、「あー!?!?あの時の本やないかー!?!?!?」と、見事に再会を果たしました。運命です。
まずは1巻だけ……と、言わず、黙って1巻から3巻を手元においていただき、一気に読める幸せを享受していただきたいです。とてもドラマティックな展開に魂が揺さぶられます。ムーン掲載時も含めて、何回も何回も読んでるのに、続きが気になりすぎて夢に見るなんていう、わけのわならない状況を味わえます(個人差)
この作品に出会えた幸福に感謝しつつ、どうか4巻以降も続いて欲しいなぁ……と、祈ってます。 -
amazonの星の数が多いので買ってみた。
ムーンライトノベルズに投稿していたのですね。
買って良かったです!イオニアという青年の記憶を持ったリーノのお話。壮大なファンタジーです。
切ないですが3巻まで一気に読みました! -
やっと1巻目読み終わりました。…P479あって、2巻も3巻もこの分厚さでなかなかの難関。
なろう系の作家さんだと知り、とても興味を持ちました。中世欧州の王国を舞台にした転生ファンタジーもので、好みの設定とストーリーでした。
かつては愛する将軍を護るだけの腕前と力がある勇者で彼のために戦死したイオニアだったのに、転生した先がものすごーく過保護に育てられた箱入り息子で、めちゃくちゃか弱い絶世の美少年だったところがツボでした。
とにかく絵に描いたような深窓の令嬢なんですよ…
まだ10代で世間知らずでピュアで、まっさらな心の持ち主で、しかも稀にみる美形とか心配する要素MAXで、ほんとにハラハラさせられました。アウグストやマイア、そしてお兄ちゃんたちの気持ちに深く共感。
一方の将軍グラヴィスはイオニアに恋情を感じていた時には年下攻だったのに、転生したイオニアとは逆転して年の差攻に。これもかなりのツボでした。ストーリーはすごく長いけどその分2倍楽しめました。
しかもグラヴィスずっとイオニアを忘れられず、心が荒むほど長年に渡っての執着がすごすぎてヴィー!!と呼ばれたら迷うことなくすっ飛んでいくのもキュンポイントでした。
レオリーノは夢と現実が交錯するうちに、どんどんグラヴィスとイオニアの関係性を幼いなりに理解していて、特にすごいのが性的なことも夢から教えられてるという…ちゃんと伝わってるのもすごい。箱入りだから襲われる状況には無縁かと思ったら、各方面から襲われ過ぎだったのにはびっくりしました。貞操の危機がてんこ盛りだった…!
レオリーノは身体は軟弱だけど、精神的には早く自立した男になりたいと思うような強さもあって、危なっかしさもありながら成長を期待できる子だなと感じました。
ストーリー的にはどんどん次が読みたくなる展開でとても面白かったのですが、難を言えば冗長すぎというところかな…伝えたいことが全部描かれて過ぎていて、読者に想像したり妄想したりする余地を与えてくれてないような。ちょっと伏せておいてくれたら、そこは夜眠れないくらい妄想がめいっぱい膨らむのに~と思う腐女子です。
私的には、登場人物の家系図がとても素晴らしくて相関関係とか考えるのが楽しかったです。
読後気になって探したら、センセご自身で書かれた相関図があってとても助かりました!
続きもさっそく読もうと思います。 -
本来ファンタジー小説は私の理解力がないので、読むけれど苦手なジャンル。そしてカタカナ名称に弱い(おバカ
小綱実波の作品





