背中を預けるには 2 (Ruby collection)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 95
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111420

作品紹介・あらすじ

「あの子の心を得ることができたら、そのときは俺のものにする」
将軍・グラヴィスの決意を知らず、騎士イオニアの記憶を持つ辺境伯末子・レオリーノは彼の庇護下で働くことになる。だが類まれな美貌が同僚の反発を招いた結果、階段から落ちてしまい――!?
レオリーノを傷つけられ、怒りを隠さないグラヴィスは、「おまえを傷つけるものは、おまえ自身でも許さない」と口づけ、執着を見せつける。前世で忠誠を捧げたグラヴィスから与えられる官能に翻弄され、弱いままの自分が傍にいることに葛藤するが…?

感想・レビュー・書評

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  • 分厚い鈍器BLなのに、夢中で読んでしまう面白さ。
    先の展開が気になる、気になる。
    物語が動き出す2巻。
    タイトルの「背中を預けるには」グラヴィスのセリフ…良い

  • BL。主人公泣きすぎなのにウザくない。むしろ可愛い。この無垢さがBLのBLたる山場を越えたらなくなってしまうのかと残念に思っていたが、とんでもなかった。むしろ無垢さマシマシ。「むしろ」2回も使うほど想像を超えた面白さ。謎も少しずつ前進。次巻で完結なのが早く読みたいような、もったいないような。いや、早く読みたい。

  • やっと2巻目読み終わりました。分厚かったけど今回はメイン2人が心身ともに結ばれるまでがとても丁寧に描かれていたので、満足感がありました。
    中世欧州の王国を舞台にした転生ファンタジーものでありながら、ツボもきちんとおさえてくるところがナイス。
    私的ツボは、イオニアを過去の想い人と割り切って、しっかりレオリーノに向かい合い、彼自身を愛していると自覚しているグラヴィスの気持ちです。
    レオリーノもきっかけはイオニアだとしても、グラヴィスを好きになったのは自分自身なので、今ここにいるレオリーノを愛してほしいと強く思っていて、そんな二人の気持ちがぴったり重なったシーンが萌えでした。

    もう一つはやっぱり体格差と年の差です。破壊力ありました。
    結ばれるシーンでは、18にしては幼すぎて超めんどくさい相手に対してむしろ愛と執着を見せるグラヴィスの性癖に萌えました。
    レオリーノは無自覚に小悪魔で、経験豊富そうなグラヴィスを翻弄しているのが面白かったです…

    恋愛以外の重要なストーリー要素として、裏切り者探しがあるのですが、こちらもレオリーノがイオニアの記憶をグラヴィスとようやく共有することができて進展のきざしが見えてきました。
    箱入り息子は親の許可をもらって嫁に行くことができるのか、黒幕は果たして誰なのか、気になりすぎです。

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