- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041111451
作品紹介・あらすじ
育成選手制度での入団から侍ジャパンのエースにまで成長した千賀滉大。圧倒的な球速アップをはじめ、ホークスには信じられない成長を果たす選手が多い。「魔改造」の謎を張本人が明かす。全高校球児も必読の1冊!
「投手にとって大事なのは、自分が感じる『良い球』を投げることではありません。どんな球でも、どんな調子でも、打者を抑えるということが最大の目的のはずです。自分が感じる良い球と、打者が感じる良い球が必ずしも一致するわけではないですし、調子が良いから勝負に勝てるというわけではありません。そのことを理解せずマウンド上で自分本位の『良い球』だけを投げようとする投手には、厳しく注意するようにしています」(第5章 「投手であるとはどういうことか」より引用)
【目次】
はじめに
第1章 武田翔太と千賀滉大
ドラフト1位で入団した武田翔太
育成選手として入団した千賀滉大
第2章 努力できる環境を作る
三軍制という環境
「努力のため」の体力作り
「努力は当然」という雰囲気作り
努力の質を高める
第3章 努力する力を引き出す
伸びる選手と伸びない選手
努力は報われる
やる気を引き出す
現状と課題を把握する
結果より過程を評価する
第4章 その努力に寄り添う
選手と共に歩む
選手のことを知る
伝える力を磨く
本音で接する
第5章 努力を結果に繋げる
魔改造の秘訣
投手としてのスキルアップ
怪我との向き合い方
メンタルコントロール
投手であるとはどういうことか
おわりに
「コーチング論は言うまでもなく、指導者側が相手の成長を促すための不可欠な要素です。(略)本書では私の実体験を元に、指導者や選手にとってヒントになるであろう数々の事例を挙げて紹介していきます」(「はじめに」より)
感想・レビュー・書評
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プロ野球が好きなので読んでみました。
コーチが意識していることを知れて良かったですが思ったより内容の密度は小さいかなと思いしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔改造と言いつつ普通のトレーニングだった。残念。やっぱり基本が大事ということ。ただ、教え方、考え方は巨人桑田とは対極な感じ。合理性は認めず根性論を認めるところなど。プロ野球選手ならそれなりに光るところがあるのでそれをトコトン伸ばす方針には賛成。名選手がいると、「俺が教えた」というコーチが多いが、そうはなりたくない、選手が勝手に伸びただけ、というスタンスは他のコーチも持ってほしいなぁ。
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適度にコーチング、適度に精神論、
という感じでした。
その成果はホークスの強さが証明している、
という事ですね。