- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041111543
作品紹介・あらすじ
宝塚という花園の、酸いも甘いも知り抜いた生き字引のような専科のアモーレさん。
どこまでも渋く、成熟した大人のダンディズムを滲ませ、登場するだけで場の空気を締める――そんなプロフェッショナルな職人魂に憧れ、宝塚に入団したえり子。
音楽学校で分担さんだった先輩、花瀬レオが組替えで同じ宙組になり、落下傘でついにトップスターに就任。
レオンさんを幸せに卒業させるまでが自分の任期と思い定め、懸命にレオンを支えるえり子たち。
「本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる――こんな素敵な仕事がほかにあるか?
だから私たちのやってることはお嬢様芸ではなくて、つねに命がけの芸術なんだよ」
ひたむきに芸の道に打ち込むジェンヌさんたちの愛と青春を謳いあげた、『男役』『娘役』に続く魅惑の宝塚シリーズ第三弾!
解説・早花まこ(元宝塚歌劇団・雪組娘役)
感想・レビュー・書評
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ラストの薔薇が落ちるとこが良いよね。そうやって続いていくんよな。
中山可穂さんのご贔屓がどなたなのか知りたい。 -
2022/03/23-03/25
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これまでの2作に登場したレオンが宙組トップスターになると共に、専科にスポットが当たる3作目。アモーレさんの生き様がカッコいい。
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中山可穂のヅカファン度愛マシマシ小説、シリーズ通して読んであああの人が!!!この人が!!っていろんな気持ちになった
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ヅカ小説。専科のアモーレのもとにジェリコが弟子入するお話かと思っていたら、レオンがトップになって頑張る方に軸足が移って残念。読後に知ったが、三部作の三作目で、これまで登場してきたレオンが本作でついにトップにということのようだ。読者は、お気に入りのタカラジェンヌを登場人物に重ね合わせたりするんだろうと思いながら、楽しんで読んだ。
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シリーズ最終巻。
これが一番好きかも。シリーズ通してレオンが一番好きな人物だったのでレオンが主人公なのは嬉しい限り。専科という組みがあるのも知らなかったし、まだまだ未知の世界の宝塚だなぁ。
アモーレさんは最後どうなったのだろうか? -
宝塚シリーズ第三弾。
ぐいぐい読ませるのは作者の宝塚愛の為せる業。
もうね。登場人物が全部女性なんて全然頭から飛んでしまいます。落下傘トップ男役・娘役のチーム作りに手に汗握っちゃいました。
果てしなく繰り返される憧れのセンパイの連鎖がとっても美味しゅうございました。ブラボー♪
著者プロフィール
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