つながりの蔵 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.21
  • (1)
  • (6)
  • (15)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 104
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111567

作品紹介・あらすじ

小学5年生だったあの夏、幽霊屋敷と噂される屋敷には、庭園に隠居部屋や縁側、裏には祠、そして古い蔵があった。初恋に友情にファッションに忙しい少女たちは、それぞれに“哀しみ”を秘めていて――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『消えてなくなっても』とはまた少し趣を変えたプチファンタジー。遼子、美音、四葉の日常の遣り取りから、どこか懐かしい場所に連れて行ってもらったような読後感。御詠歌「地蔵和賛」からの後半の流れで、一気にもっていかれました! ラストも好みでした。

  • 不思議な雰囲気の同級生と彼女が住む不思議なお家。家族のことを思う気持ちが溢れるお話だった。おもしろかった。
    初めて電子書籍で読んだ。読めるのは嬉しいけれど質感が違う。紙の本で読みたかった。

  • 二児の母親が小学5年生の頃に友達と体験した楽しい事や不思議な出来事を思い起こす話。子供の頃の自分が教えてくれる事ってあるよね。

  • 同窓会の誘いをきっかけに、小学校時代の不思議な体験を追想する。優しい物語だった。

  • 良かった。こんなファンタジーなのも書ける。椰月美智子さん凄い。
    同世代ってのもあるけど、時代背景も何み深くて読みやすい。
    この作品なら作家さんの死後も残れるだろうか。
    この間図書館においてある本を眺めてて存命の方の作品がほとんどだったのに気づいて、今読んでいる作家さんいつまで図書館に置かれるのだろうと思ったことから...

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268604

  • 2021.9.28

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。07年『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、08年第23回坪田譲治文学賞、17年『明日の食卓』で第3回神奈川県本大賞、20年『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』で第69回小学館児童出版文化賞を受賞。『明日の食卓』は21年映画化。その他の著書に『消えてなくなっても』『純喫茶パオーン』『ぼくたちの答え』『さしすせその女たち』などがある。

「2021年 『つながりの蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

椰月美智子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×