- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041111598
作品紹介・あらすじ
「黒猫が生き返った」という奇怪な手紙を遺し、ある作家が死を遂げた。皓と青児は、事件の調査のため霧深い湿地にある彼の館へ。かつて病院だった不気味な館では、作家の親族と凛堂兄弟が待ち受けていて……
感想・レビュー・書評
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前巻のエピローグで合同捜査を小野篁経由で依頼、いや強制された青児と皓、凛堂兄弟は人里離れた元廃病院の洋館へ。そこには女主人と遺産相続絡みで呼び出された訳あり人物達が勢揃い。ポーの「黒猫」を彷彿とさせる過去の事件も語られ絶対何か起きる、という青児の予想通りに深夜殺人事件が発生。しかし館はクローズドサークル状態で青児の「眼」を条件に加えると犯人が存在しない事になる。さて真相は?が伏線はあったけど待てこらだったのは置いておく。雰囲気抜群の舞台で4人(いや3人か)が文句言いながらも共闘して謎に挑む過程が楽しめたので良き。青児と皓の関係の成長も嬉しい。いちいち青児に毒吐きながらも相手してきたり、荊に振り回されてたりと棘がなんか苦労人に見えてきて印象変わってきたよ。そして恒例ラストの引き。どう来る?
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今回は正直あまり好みではなかった。
が、人間(?)関係には少し捨つ進展が見られてちょっとほっこりする。 -
だんだんみんななんだかんだ仲良くなっててよい
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#読了 安定して面白い。皓青児コンビ、凛堂兄弟、小野篁さんそろい踏み。事件の背景が結構複雑だったり舞台設定が重いわりに、意外とあっさり事件が解決してしまった感じが否めないし意外性はあまりなかったかな。
棘さん、第一印象から随分印象が変わって青児じゃないけど親しみがわいてしまう。意外と苦労性だしね。
メインの事件はポーの「黒猫」や「鍋島猫騒動」がモチーフになっていたわけだけど、読んだことがないのが惜しまれる。こういう知識があるとまた面白いのかな?
最後の最後で不穏な引き。次巻以降も楽しみです。 -
「怪猫」
全員が一人と約束をしていた事。
どう転んでも自分が望んだ結果になるように仕組んでいるが、これが成功した理由は仲も良くなければ互いに干渉せずいたからかもしれないな。
計画に加担していた者が皆だったから分かりづらく、何が起きているのか気づくのに時間がかかったのでは。 -
登場人物は多いけれどそれぞれの関係に深みが無くてやや物足りませんでした。
話の進みが早くて人物が置いていかれてしまったような感じでした。
著者プロフィール
路生よるの作品





