継ぐ者

  • KADOKAWA
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111666

作品紹介・あらすじ

大名徳川家の存続か、それとも息子の命か、青年武将・徳川家康、究極の選択! 家康と嫡男、悲劇の戦国ドラマ

織田信長が今川義元を討ち取った桶狭間の合戦の後、松平元康は今川家からの独立を目論む。
名前を家康と変え、妻の瀬名と人質になっていた嫡男竹千代を今川家から取り戻し、竹千代を信長の娘と結婚させて織田家と同盟を結んだ。
さらに姓を徳川と変えた家康は、元服して名を信康に改めた嫡男を岡崎城の守りに残して東進し、遠江を攻略する。
織田は西へ、徳川は東へ。徳川家の前途は洋々かと思われたが……。

感想・レビュー・書評

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  • 結末を知っているので

    そこに至る 家康の心のなかが

    どのように 描かれるか

    楽しみでした。

    大変 満足でした。

    いま 大河ドラマで 扱われていますが。

    全然違いますね。

    私としては こちらの方が 好きです。

    有村架純さんの 瀬名は ちょっと 違うなと思いました。

    有村さんは 好きですが。

    いつも 上田さんの作品は

    違う視点で 歴史を 見ることができるので

    勉強になります。

  • 徳川家康の若き頃の話。長男信康との関わりを主に戦国の世の厳しさ、家康の苦悩が描かれてます。今川家の人質となった経緯、長男正妻を切腹させねばならなくなった経緯、読んでいるこちらまでゲンナリです。鳴くまで待とう時鳥の家康の原点がここにある気がしました

  • 家康と信康の親子の葛藤を描く作品であるが
    前提となるのは史実よりも通説に重きを置く
    ただ(ネタバレ)最終的に自決を迫る理由は
    信康が側室を理由に一向宗に接近したことが
    長島で根切りをしている信長にとって最悪だ
    という理由

  • 史実に基づいたストーリー展開なので興味深く読めました。

  • 信康の死は武田との密通かとおもっていたがこちらでは一向宗に取り込まれた信康を切腹させたとの説。いくら武勇に長けていても女で変わってしまうものなのだなぁと感じる。
    しかも全体を見通す目がなかったので信長に信頼されているから安心という楽観視と考える能力がなかったのが死に繋がったのかも。

  • タイムリー。

  • 信康の単純さ。力関係の危うさは感じられなかったか。自ら引き寄せたこととはいえ、避けられなかったのか。
    所々回想が入ったり、劇中劇のような語りになる。時系列が混乱して詠みにくいときもあった。

  • 信康フォーカスの本は初めて読んだ。
    好みは分かれそうだけど、個人的には好きなタッチかな。

  • う~んまあまあかな( ̄▽ ̄;)
    この作者は歴史小説より時代劇の方が面白いんだよねぇ(^^;

  • 信康の死って、避けられた気がするなぁ。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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