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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784041111741
作品紹介・あらすじ
さみしさは消えない。でも、希望は、ある
かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。
ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから――
感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」
「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語
「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」
収録作品:こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星
雑誌「小説 野性時代」掲載作に書き下ろしを加えた、全11篇
【著者コメント】
現実にはありえない話だけど、
2021年を生きる10代の自分に届けたくて、
この本を書きました。
――重松 清
みんなの感想まとめ
さみしさを抱える人々の物語が、優しく描かれた短編集です。11の異なる物語は、コロナ禍の影響を受けた子どもたちや、家族との距離を感じる人々、そしてミックスルーツの少女の視点を通して、さまざまな孤独感とそ...
感想・レビュー・書評
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よかった~。。。
なんだか重松清さんの集大成のような作品。
11からなる短編集。
いろいろなさみしさをもった人々をいろいろな角度から優しく語るような物語たち。
桃太郎の話は少しテイストが違っていたけれど、これも重松清さん。
そして、これはあとがきか解説が欲しいなぁ と思いながら読んだ最後の「かぞえきれない星の、その次の星」を読んで納得。
見事に一冊の本に仕上がっている。
大切な一冊です。。
メモ
さみさしさは消えない。でも希望は、ある。
誰かと会いたいと思っているとき、ほんとうはもう会えているのかもしれない。
こいのぼりのナイショの仕事/ともしび/天の川の両岸/送り火のあとで/コスモス/原っぱに汽車が停まる夜/かえる神社の年越し/花一輪/ウメさんの初恋/こいのぼりのサイショの仕事/かぞえきれない星の、その次の星詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んでコロナ禍を思い出しました。今、2024年を終わろうとしています。いまは誰がマスクしていてだれがマスクをしていないとかは関係なくなってきましたね。でも、2021年、コロナが流行した時は学校はリモートになり外出を控えていました。そんな時代に光る11この短編集です。
特に好きな話はコスモスです。コスモスはブラジル人の母と暮らす、ミックスルーツのリナの話です。リナは日本人です。しかし、日本人とは少し違うと差別的に扱われるのです。もちろんみんなに悪気は無いのですがリナは、どこか傷ついています。そんなリナの日常がリナ目線で語られています。やっぱり少し違うと特別に見えてしまいます。でも、相手の気持ちになってみて嫌だと感じそうだったら言わないのが一番かなと思います。みんなが幸せになれるような世界になれればなと、思います。 -
暫くぶりで重松氏の本を読むも、何か今までの感覚とは違う…物足りなさのようなものを感じてしまった。感染症の世の中の様子、いじめ、育児など淡々とながれる日常を描いているのだが、今一つ読み手の私に触れてこなかったのだ。私自身の感性の問題であるのだが…。またいつか読み返してみようと思う。
しかしながら、『花一輪』は他の編とは少し違った話で、鬼退治の桃太郎の話である。一文に
『鬼の本性を露わにしなかった者は誰一人としていなかった。きびだんごとは、もともと「きみだんご」だったのが転じた名前だった。きみー鬼見。人間がふだんは隠している鬼の本性を見せる菓子、それがきびだんごなのである。』と。また、
『自分の中に鬼がいることすら気づいていない人は、たくさんいるのだ。』とも。
私もこの「きびだんご」を食べた時、自分では気づいていないどんな鬼の本性が現れるだろうか。怖くも自分の鬼の部分を知りたいとも思いました。 -
久しぶりにまた読みました。
私は淡い感じが好きなので、どの短編も自分の好みでした。
誰かと向き合っているとき、自分の弱さとも向き合えやすいのかなと思いました。
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コロナ禍のとても窮屈な事だったり、いじめだったり、自分はどうかなと思い直したり、いろいろな人の心を描いた話が多かったけどいまいち入り込めませんでした。
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ファンタジーです。特に鯉のぼりの話なんかは、絵本として読みたいですね。
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重松清さんの短編集。
短編なのに泣かせてくるのが、本当にすごい。
簡単に泣かされるわたしですが。
「とあるウィルス」が出てくるお話は、
ちょっと、まだ、読むのがしんどい。
桃太郎のお話が皮肉たっぷりでよかったです。 -
久々の重松作品は、星をテーマにした11の短編集。コロナ禍である今、自分を重ねて読めるのは重松さんならではの優しい言葉の綴りだと思う。
「原っぱに汽車が停まる夜」「送り火のあとで」「かぞえきれない星の、その次の星」が特に印象的。
どうしようもない寂しさは消せないけど、希望満ち溢れている。
寂しさを埋めるのに、時間は必要だけどその中でふと側にいてくれているように感じ出す時がある。
寂しさを感じる時会いたいと思う時には、もうその相手に会えている・・・と言う感覚が持てたらいいなぁと思う。 -
ブクログの皆さんの本棚を見ていて、一番読んでみたかったのが重松清さんでした。
やっと新刊が手に入った!初めて読める!
(でも今しらべたら『木曜日の子ども』を読んでいました。)
一昨日読んだ本のせいで、その後怖い夢を見ました。
小中学生には読ませられないなぁ。
でもこの『かぞえきれない星の、その次の星』は
どれも心温まる良いお話で、小中学生の皆さんにも読んでほしいと思いました。
あ、桃太郎の話だけはちょっと悪いかも。
でも世の中良い人ばかりと信じるのもそれはそれで危険だから、一つぐらいそういう話があるのも良いでしょう。
さて私には一人だけ、どうしても会いたい人がいます。
思い出さない日はありません。心痛めています。
その辺を解決する術も読書に求めていて、今までで一番慰められたのは小川糸『ツバキ文具店』『針と糸』の
〈なくしたものを嘆くのではなく、
今、手のひらに残っているものを、
大事にして生きていこう〉でした。
重松清さんは、というかプロの嘘つきのおじさんは、
「誰かに会いたいと思っているとき、ほんとうはもう会えているのかもしれないな」と言いました。
それでは解決にならないですよー。
でも、もしかしたら解決するときがくるかもしれない。
久しく夜空の星を見ていなかったのです。
これから毎日見てみようと思いました。 -
タイトルだけ見て思わず借りてしまった本
重松清さんは久しぶりに読みました
星が好きなので星って書いてあるだけで気になっちゃう笑
少し胸が痛くなる話から、ほっこりする話まで
私が夜空を見上げるとき、どんな時に見上げるだろうって考えました
元気な時も、そうじゃないときもいろんな夜空がある
どうしようもないのに、願ったり祈ったりする
たくさんのかぞえきれないものがある
かぞえきれないもののなかに、また違う答えがあるかもしれない
間違ってもいいんだ、またそこからやり直せるなら
そうやって背中を押してくれるような本でした -
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新型コロナウイルスで
行動制限やマスク生活
離ればなれの家族が会えない
静かな学校
いじめ
死の別れ
今を生きる寂しさを描いた短編集
今直面している問題(コロナ)で読んでいて心が痛い
でもこの小説の中には人の温かさや勇気がある
最後の「かぞえきれない星の、その次の星」の
「おじさん」は著者の重松清さんなのでしょう
「ぼく」は読者の私達の象徴
さあ、私も私の寂しさや苦しさに1歩立ち向かってみよう
「送り火のあとで」を読んでいて
泣きそうになった -
読むのをやめなくて良かった。
前からのファンの重松清さん。
内容も知らずに予約して、読んだ。
やっぱり凄い。
泣かされた。 -
★4.8
The重松清というぐらいの重松さんらしさが詰まった11話の短編集。時節柄、このコロナにおける社会状況を捉えた作品も何作かあり、その中には日本政府への批判も込められた部分もあって、重松さんらしいなぁーと改めて感じた。全ての作品の中に寂しさが流れていたが、重松さんらしい弱い者、特に子供たちへの温かく優しい視線が心地よかった。お気に入りはベタだが、一番は「送り火のあとで」、次に「ウメさんの初恋」かな。 -
重松さんらしい
人間の弱さ、寂しさを感じ、でもあたたかさ、優しさも感じる短編集 -
優しい雰囲気なのだろうとは思うけど、いまいち入り込めず…
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11編の連作短編小説。
と言っても直接つながっているのは鯉のぼりの話だけ。
2回めの鯉のぼりの話にでてくる、鯉のぼりの男子と女子が子供に人気のマンガやアニメの登場人物の名前を名乗るくだりは、
ファンとしては、嬉しさにニヤニヤする。
(ちなみにこの部分について、著作権法上問題のない使い方である)
「コスモス」
外国にルーツのある子供の話。
私も、意識せず、外国にルーツのある友達や知り合いに、こんな言葉かけていないだろうか?
石を池に投げ込ませてしまっていないだろうか?
日本人がどうこう?
区別が必要な場面がどうしてもあるとしても、日常生活でそんな物は必要か?
リナの母親の強さが眩しくて、少し、悲しい。
「原っぱに汽車が停まる夜」
銀河鉄道に乗る子供の話。
最後の最後で、あっと息を呑んだ。
どうか、美しい夜空の先で、せめて、と思わずにいられない。
表題作は、いじめといじりの話。
そして、謎のおじいさんが登場。それがまた、著者自身の投影では、と思わせる内容で…
もちろん作家というものは嘘つきで、まるで著者本人かも、と思わせるのがうまい。
それはわかっているのに…。
本作に収められた作品たち、はちょっとだけ悲しくて、ちょっとだけ嬉しい。
切ない、とそれを言い表すにはもう少し複雑だ。
心の描き方について、重松清はやっぱりうまいなあと思うし、好きだなあと思う。
学生なんて、子供時代なんてもう私には遠い世界だが、自分の子供たちにとっては、それは今。
子供たちが、ちょっとだけ切ない、ちょっとだけ悲しいの世界なら良いなと思う。
とても悲しくて、とても辛くて、逃げ場のない世界ではなくて。 -
重松清ワールドに入り込めず。
引き込まれない内容ばかりで、途中で読むの辞めてしまった。
優しい雰囲気のする小説ではあったけども、いまいちイメージがつきにくい話ばかりだった。 -
コロナ禍だけでなく、生きにくい世の中、特にこどもへのやさしさがにじみでている。
児童書としても楽しめる。
その中で、ちょっと毛色の違う「花一輪」が印象に残った。
また、「かえる神社の年越し」も一押し。 -
「かぞえきれない星の、その次の星」
「コスモス」
が好きでした
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