終活の準備はお済みですか?

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 199
感想 : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041111758

作品紹介・あらすじ

『県庁の星』の著者が贈る、超高齢化時代に必読の¨エンディング¨小説!

◆終わりに直面した人々の、それぞれの「終活」

1.鷹野亮子 五十五歳……独身・子無し・仕事一筋で生きてきたキャリアウーマンの「終活」
2.森本喜三夫 六十八歳……憧れの長兄が認知症になった後期高齢者三兄弟の三男の「終活」
3.神田 美紀 三十二歳……仕事と育児に母親の介護が重なり絶望するシングルマザーの「終活」
4.原優吾 三十三歳……突然のガン宣告で人生が一変した若き天才シェフの「終活」
5.三崎清 五十三歳……七十歳で貯金ゼロの未来予想図を突き付けられた終活相談員の「終活」

感想・レビュー・書評

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  • 自分の終活について考えさせられた。
    残される人のために身辺整理することは大事だし、その前に自分が介護状態になった時のことも考える必要がある。

    でもその為にはお金が必要。結局そこか。

    一代で事業を成功させた経営者、星野さんが三崎さんに伝えた言葉
    「三崎くんが娘さんのために頑張っても、どうにもならなくなって、生活保護を受けることになったとしても、それは恥ではない。堂々ともらいなさい。それで堂々と幸せになりなさい」
    が印象的だった。

  • 一番年上でも六十八歳ですから

    終活なんて早すぎるような気もしますが

    読み進めると なるほど 

    その謎が解けていきます

    終活というと

    物の片付けや お金の処分

    葬式の手配などのように

    思ってしまいがちですが



    なるほど その前に

    死を意識した時以後に

    自分がどう生きたいのか

    を考える時でもあるのか



    節目節目で

    自分の人生を棚卸する気持ちかな

  • 老後の事を考えて…と思いがちだが、この終活サロンは、ちょっと違う。

    まだまだ先だと思っている若い人でも病院になったり、家族の面倒を見ることになったりと年々考え方も暮らし向きも変化する。

    いつリストラにあうかもわからず、事故に遭うかも、はたまた離婚してシングルに…と今の自分でもどうなるかなんてわからない。

    だからこそ人生の見直しをするのもいいかもしれない。

    ただ、なかなかエンディングノートの用意ができないんだよなぁ。
    そのうち、そのうちに、なんて思って…。。

  • 葬儀会社の子会社で、終活のアドバイスを業務とする満風会。そこに勤務する三崎清と彼の顧客(だけではないが)に焦点を当てた連作短篇集。三崎自身を含めて5人の終活が描かれている。なかには30代で終活せざるを得なくなった人もいて、悲喜こもごもの人生に絶句する。誰もが平等に迎える“死”だが、持てる者と持たざる者とでは決して平等とはならないのも事実で、だからこそ終活が大事なのかもしれないと思った。

  • お爺さん3兄弟の旅の部分だけは良かったけれど、行政書士のシングルマザーの章は嫌だな(彼女が、散々世話になった実母に冷たい)。
    そして表紙の絵もなんだかなぁ。

    全体的に悪い話ではなかったけれど、「誰々は〜」と書いてある途中で唐突に「私は」と心情を表す書き方も、登場人物のエピソードの書き分けも、統一性が無く、なんか上手くないなと思った。

    今まで読んできた数々の小説。
    たまに本書のように上手くない書き方をされている作品に出くわすと、他の、なんの引っかかりもなく読めた数々の作品は上手かったんだということに改めて気付かされる。
    登場人物の切り替わりや、どの人の心情かとか、どこからが心情かとか、そんなことをいちいち意識せずに読者側がすんなりと読める書き方をサラリとしているのがプロの作家さんだと思う。

  • 葬儀会社の終活アドバイザーと、そこを訪れる人々の短編集。
    様々なきっかけで自身の終活について目を向け、『これから』を見直していく。
    人生を軸に据えた内容だから、どのお話も家族が深く関わっていて、読んでいてつらくなったり温かい気持ちになったり…。
    その都度その都度、人生の見直しが必要。
    本当にそうだな。
    でも大抵は先のことを考えるのは面倒くさくて、今がまぁなんとなく上手く回ってればそれでいっか、と考えてしまう。
    自分自身、遠く離れた地に住む両親が亡くなったら、その前に介護が必要になったら、お墓は土地は、そして自分にお迎えが来た場合は?と考えだしたら頭が痛くなってくる。
    そんな大変なことは一気に考えられないので、ちょうど今人生の岐路に立っている自分のことを、まずはしっかり考えたいなと思った。

    それにしても自分が訪れたことのある都道府県を地図から塗り潰していくのは面白そう!
    私もやってみて旅行の参考にしよう。

  • 私が想像してたのとは違ってたが、終活と言うより人生の節目節目に今後の生き方を考えるような展開だった。
    桂氏の登場人物はキャラがしっかりしていて好感が持てるし、其々が作品の中で成長していくのが頼もしい。

  • *後悔せずに死ねますか? 終活サロン――そこは、人生最後の駆け込み寺。『県庁の星』の著者が贈る、超高齢化時代に必読の¨エンディング¨小説!*

    「終活」と言うと、まだまだ先のこと、少し覚悟の要ること、手仕舞いの方法を具体化させること…と大層に構え過ぎるけれど、「人生の終わりを意識しつつ、残りの人生を見直していく活動」と考えると視点が変わるなあ。小説ですが、リアルな諸例を読んでいる感じ。

    そして、実際にこういうお仕事がもっと広がっていくと素敵だな、とも思う。人生の見直し応援隊、もしくは人生改革アドバイザーって呼び方、いいですね。
    時間は無限ではないし、人生の折々に見直しと修正を重ねていく大切さも教えてもらいました。

  • 終活と聞くと、字のごとく終わりに向かって行動したり、色々決めておいたりというイメージだった。
    人生の見直しね。
    どの章も考えさせられる。
    鷹野さんには独身女の互助会。
    森本さんには身近な人の認知症や介護。
    神田さんには親の介護と子育て。
    原さんには命に関わる病気。
    三崎さんには定年後の過ごし方。

    満風ノート欲しいな。

  • 終活しんどいなぁと思ってたけど、楽しみながらすれば良いのかぁ。

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著者プロフィール

1965年、東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道!」優秀賞を受賞しデビュー。2005年刊行の『県庁の星』が映画化されベストセラーに。他の著書に『恋愛検定』(祥伝社文庫)、『たそがれダンサーズ』『結婚させる家』『終活の準備はお済みですか?』など多数。

「2021年 『僕は金になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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