天才IT相オードリー・タンの母に聴く、子どもを伸ばす接し方
- KADOKAWA (2021年6月23日発売)


- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041112076
作品紹介・あらすじ
子どもが自分から学ぶために、大人ができることはなんだろう。著者は、天才IT相オードリー・タンの母にして、台湾の実験小学校の創設者。学校に行きたくないと言い出した子どものために、独学をサポート、転校と、苦労を重ねた経験から、台湾で小学校を作った著者。主催した自主学習プログラムは、ユネスコから「アジア最高のオルタナティブ教育」と称された。
「わからない」「できない」ばかりいう子、自信のない先生、学校に疑問を持つ親……。子育てに楽な道はない。親も教師も、みんな悩んでいる。
学校に通えない子はダメですか? 本当は親子喧嘩をしたくありません。親となる自信がありません……。
子どもの成長と格闘してきた著者が、子どもの性格や、学習の速度に応じた接し方をアドバイス。子どもを叱る、ほめる、聞く、のヒントが満載。
日本版特別企画、N高校との質疑応答も掲載!
感想・レビュー・書評
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アラサーになった今、自分にとって学びとは何なんだろう?学生時代は本当に勉強がキライだったけど、今は何で楽しく知識を求めているんだろ?と思うときがある。
ひょんな事でアルバイトで子供にプログラミングを教えている。(といっても初歩的なロボットの組み立て方だが)
今の自分が子供たちと接することで、自分が教えれることもあるだろうし、子供たちから刺激がもらえると考え選んだ仕事だ。
子供たちは親の指示で嫌嫌、教室に通ってる子もいれば、純粋にプログラミングを楽しんでいる子もいる。
この本を読んで、まさにドンピシャだと思った。
教育とは何なのか。学びとは何なのか。
自分はゆとり世代として義務教育を経てきた。
今思い返してみれば、より本書の伝えたい事がしみじみと沁みる。
「自分で考えて、自分で選ぶこと」の重要性
世間一般でいう「いい子供」という枠にとらわれず、そして親の色に染まらず自らの思考力で進んでいくこと
自分が気づくのは遅かったと思う
だからこそ、今の自分が伝えていけることは大人こども関係なく伝えていけたらいいなと思う。
少しでも興味がありましたら、是非読んでみてはいかがでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不要
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子どもと接する際の心の持ち方について書かれている。自分自身が自信が無い親だからか、一読しただけでは好ましい接し方が出来る気がしないけれど、折に触れて再読したいと思わせる本。
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Letters of Autonomous Learning
https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000680/ -
学校に行きたくない子、教室に行きたくない子、なぜだかトラブルにまきこまれる子の保護者や先生、管理職に読んでもらいたい。
解決の手がかりがみつかるかも。 -
まず、翻訳ものだと思えないほどに読みやすいです!これって大事!
筆者のヤーチン氏が、日本の教育評論家と大きく違うだろうな、と思ったのは「いじめられる側にも問題がある」という持論がある点です。
自身の子ども(オードリー・タン氏)が子ども時代にいじめられていた経験があるにもかかわらず…。
「体が小さいせいでいじめられます」というお悩みには「子どもの社会にもルールがあります。いじめにあう子の多くは、自分がいる社会をよく理解できていません。」「体の大きさをいじめの理由にしてしまうと、問題点があいまいになり、かえって解決につながらない可能性があります。」
友だちに好かれない子の特徴についても明快に挙げていました。回答がスカッとしていて、読んでいて気持ち良い本です。
コロナ禍になり、子どもにしてあげられることが、家庭の経済力や使える時間により差があるように思えて不安になることもあります。でも、家庭が子どもにとって安心感のある場所であれば大丈夫なのだと教えてくれる一冊です。 -
オードリータンの母は、台湾のオルタナティブ教育第一人者であった!
オルタナティブ教育について経験ベースの教育論が語られています。
人によっては物足りないかもしれません。 -
オードリータンのお母さんが、ここまで有名な教育者だったことに驚いた。
日本では馴染みのない「自主教育」「ホームスクーリング」の実態がよくわかるとともに、教える先生や親の負担は半端ないが、得られるものも多いと思った。
子供を叩いたり怒鳴ったりして、怖がらせて反復練習させても、学ぶ意味、楽しさがわからなければ、その効果は数日で終わる。
大人から罰を受けるのが怖くて「ルールを破らない」のではなく、なぜいけないのかを理解した上で、「人を嫌な気持ちにさせたくない」という思いから、自分を律するようになれ! -
要約本なので読みづらい、日本人感覚でないところもあるが、だからこそ他の子育て本に比べて内容が心に刺さる言葉が多い