他人を寄せつけない無愛想な女子に説教したら、めちゃくちゃ懐かれた (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2021年3月31日発売)


- 本 ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041112168
作品紹介・あらすじ
クラス委員長・大楠直哉は、ある日クラスメイトの一人である不真面目女子・江南梨沙に対して、つい、その態度を説教してしまった。でもその日から、なぜか江南は大楠と一緒に帰ろうとするのだった。いったい何で?
感想・レビュー・書評
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最初の挿絵イラストの主人公がめっちゃモブっぽくて笑ってしまった。他はまとも…なのだが、同一人物なのか分からないくらい書き方が違う。全部別の作品の主人公じゃね?イラストそのものはすごい上手いし表紙も綺麗なのにね。
本編の方は色々な設定を盛り込み過ぎて纏まっていない。ヒール役の男も取ってつけたようなテニス部イケメン設定で頭がめちゃくちゃ悪い。その割には学年3位なんですね。まぁ学力と喧嘩の強さは筆者がそうだと言えばそうなので深く考えてはいけない。逆に言えば知性は感じさせない。
そういう意味では主人公も喧嘩も勉強も出来ちゃう高スペックの割には読者に共感性を持たせるためか凡人的な性格だ。暇さえあれば勉強するし、すれば学年一位取れるやろ?的な感じに見えてしまう。努力型だから天才じゃないと言われても…
喧嘩描写だが基本は圧倒するシーンしかない。描写も簡単だし緊張感はない。でもイメージしやすいし別にラブコメだからそれで良いとは思う。
他人を寄せ付けない無愛想なヒロインは結構重い設定を抱えているがミステリアスというより変な子っぽくも見える。こういう思い設定の子に感情移入させるにはその子目線で話を書いたりするものだがその辺は無さそう。割と行動が突飛というか、理由を話さない、不自然にはぐらかすので変な子感に拍車をかけている。説教されたがそこは変わらない。
カクヨム出身でwebからの書籍化だ。1巻に無理やりまとめたのでこうなっているのだろうが、2巻で纏まるとしても次巻を読みたくなるかは1巻次第なので微妙だ。web版のファンありきかもしれない。 -
ストーリーがどことなくホワイトアルバム2に似てる。
直哉の過去はそのうち分かるのだろうか。 -
主人公にかっこよさと面白さが足りてないな。
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