八号古墳に消えて (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 63
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041112397

作品紹介・あらすじ

考古学の権威・浅川教授の遺体が大阪・八尾の遺跡発掘現場で見つかった。体内に残された土の成分から、別の場所で殺された後に運ばれたことが判明。
考古学関係者の犯行が疑われ始める。捜査に乗り出したのは大阪府警の名物刑事、「黒さん」こと黒木と「マメちゃん」こと亀田の“黒マメ”コンビ。
やがて、浅川の裏の顔が明らかになり始めた矢先、またしても発掘現場で不可解な死が。手がかりは、失踪した研究者が残した写真。
そこには謎の古墳壁画が写されていた。能天気だが、やるときはやる二人組が学界の闇に隠された真相に迫る!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ4作目。展開としては地味だけど主役コンビの2人のキャラ設定がしっかりしてるので飽きることはない。考古学自体には興味はあるけどやっぱり大学の裏側は日大と同じようにドロドロしてるんだろうね。

  • 「疫病神シリーズ」が大好きで、「黒豆コンビ」にも期待したけれど、豆ちゃんが8:2でキレッキレ過ぎて、「コンビの意味あるかしらん?」と少々残念。

  • ほぼすべての黒川作品を読了しているが、タイトルに古墳と入っているのであまり興味のない考古学が絡むのかと勝手に思い込み、読む機会がなかった作品。

    黒川作品といえば!の雅子夫人の美しい装画に惹かれ(笑)、改めて文庫化された本作を読了。

    桑原・二宮や堀やん・誠やんといった黒川作品ではおなじみのバイオレンスコンビと違い、本作の黒マメコンビは少し地味な感じはするものの、本作ではマメちゃんの謎解きのスキルも上がってきて、いい立ち位置になった気がします。
    黒さんはなんやかんやボヤキながらもマメちゃんのフォローをきっちりするええオヤジですね。

    時代背景は当然古いですが、軽妙なやりとりは時代を超えて面白いです。

  • 大阪弁をうっとおしいと思う人には受け入れられないだろうが、黒マメコンビの軽妙なやりとりが事件の核心にせまる、いつものおもしろさに加え、古墳を殺人現場に使ったところがユニークで、反抗現場の特定に至る「証拠」も秀逸。

  • 大阪の遺跡発掘現場で関西考古学界の実力者・浅川教授の遺体が見つかった。事故か、殺しか? 浅川の身辺捜査にあたる大阪府警の黒木と亀田、通称「黒マメ」コンビは金と権力をめぐる考古学界の闇を追うが…。痛快警察小説。

    初版は1988年で2008年にはテレビドラマ化、2004年と2021年の2度にわたって文庫化されている作品。旧作だから当然ケータイやSNSは出てこないけれど、「黒マメ」コンビの軽妙なやり取りで飽きさせない。ただ黒川の他の作品と比べるとトリックにやや無理があったような。
    (Ⅽ)

  • アクションがない分会話のおもしろさはありましたが、いつもの冒険が欲しかった。

  • 考古学界内の内輪話が面白い。
    どこの業界にも金と男女間の闇は存在する。
    考古学でもそうで、予算のカラクリに驚いた。

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著者プロフィール

1949年3月4日愛媛県生まれ。京都市立芸術大学美術学部彫刻科卒業。大阪府立高校の美術教師を経て、83年、『二度のお別れ』が第1回サントリーミステリー大賞佳作。86年、『キャッツアイころがった』で第4回サントリーミステリー大賞を受賞。96年、「カウント・プラン」で第49回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞。2014年、『破門』で第151回直木三十五賞を受賞。他の著作に、『悪果』『繚乱』『離れ折紙』『後妻業』『勁草』『喧嘩』『果鋭』『泥濘』『桃源』『騙る』など。

「2022年 『キャッツアイころがった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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