チョウセンアサガオの咲く夏

著者 :
  • KADOKAWA
3.12
  • (17)
  • (96)
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  • (61)
  • (9)
本棚登録 : 1330
感想 : 157
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041112472

作品紹介・あらすじ

美しい花には毒がある
献身的に母の介護を続ける娘の楽しみとは……。

柚月裕子は短編も面白い
「佐方貞人」シリーズ、「孤狼の血」シリーズ、『盤上の向日葵』『慈雨』など数々のベストセラー作品を世に送り出してきた著者。ミステリー、ホラー、サスペンス、時代、ユーモアなど、デビュー以来の短編をまとめた、初のオムニバス短編集。「佐方貞人」シリーズスピンオフ「ヒーロー」収録。

収録作
「チョウセンアサガオの咲く夏」「泣き虫の鈴」 「サクラ・サクラ」「お薬増やしておきますね」「初孫」「原稿取り」「愛しのルナ」「泣く猫」「影にそう」「黙れおそ松」「ヒーロー」         

感想・レビュー・書評

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  • 柚月裕子さんの10編の短編からなるオムニバス短編集。


    柚月裕子さんはデビュー前、地元の新聞の短編小説の投稿欄に投稿されていたせいか、短編も上手です。
    ショートショートといってもいいほど、短い作品もあります。


    怖い話、泣ける話、不思議な話、おかしな話、ユーモア小説、不気味な話、心温まる話、面白い話、最後は検事の佐方のスピンオフ作品で締められています。


    怖い話などは柚月さんらしい話だと思いましたが、一番意外だったのは「黙れおそ松」。おそ松さんの話(はよく知らないのですが)に芥川龍之介と太宰治の話がミックスされています。
    柚月さん、こんなお話も書かれるんだ「へえ」と思いました。これは面白い話です。
    柚月裕子さんの新たな一面を知った気がしました。

    • まことさん
      ほん3さん。
      私は面白いと思ったのですが、けなしている、レビューもあるようです。
      どれも、短い話ばかりなので、すぐに読めます。
      ほん3さん。
      私は面白いと思ったのですが、けなしている、レビューもあるようです。
      どれも、短い話ばかりなので、すぐに読めます。
      2022/07/14
  • 柚月裕子さんの短編集。
    放たれる光の色が様々で楽しい。

    第一編は
    表題の「チョウセンアサガオの咲く夏」
    淡々と進行する物語の最後。
    切なさと怖ろしさに、ドキッとさせられる。

    三篇目の「サクラ・サクラ」にはゾクッ!
    四編目の「お薬増やしておきますね」と
    五編目の「初孫」、六編目の「原稿取り」。
    それぞれ、短いストーリーの中に
    しっかりオチがあって、読み応えあり。

    そして、最後の「ヒーロー」には佐方検事が登場。
    担当事務官・増田の心を救う心温まるお話。
    そうであってほしい佐方貞人の姿が素直に描かれていて、
    最後に放たれた優しい光に安心する。

    ただ、どの光の色が強烈だったかといえば、
    やはり「チョウセンアサガオ」かな。
    愛と、狂気と、それを引き出してしまった現実と。
    フィクションだと笑い飛ばせない怖さ。
    わずか9ページの世界だけど…。
    柚月さんって、やっぱり凄い!

    • メイさん
      おはようございます、yyさん。

      この短編集ずっと気になってまして、佐方検事登場するんですよね?yyさんのレビューで他の話も良さそうだし。今...
      おはようございます、yyさん。

      この短編集ずっと気になってまして、佐方検事登場するんですよね?yyさんのレビューで他の話も良さそうだし。今年中には読みたいです。(^^)
      2023/02/23
    • yyさん
      メイさん

      コメントありがとうございます☆彡

      柚月裕子さん、いろんな引き出しを持ってらっしゃるんだ!!
      っていう感じの短編集です...
      メイさん

      コメントありがとうございます☆彡

      柚月裕子さん、いろんな引き出しを持ってらっしゃるんだ!!
      っていう感じの短編集です。
      中には、私にはピンとこないものもあったのだけど
      ほかの方のレビューではその短編が良かったっていうのもあって、
      なるほどね~って、そこも面白いと感じました。

      佐方検事、今回は表で活躍するわけではありません。
      担当事務官の増田さんのお話がメインです。
      でも、チラッと登場する感じもいいのです。
      (すっかりファンになってますよね、私たち♡)

      今年中っていうメイさんの「シバリ」、
      ふんわりしてて、いいなぁ。
      ゆっくり読書を楽しんでらっしゃる感じで♪



      2023/02/23
    • メイさん
      こんにちは、yyさん。
      増田さんメインの話なんですね。楽しみです。

      図書館であればすぐ読めるんですけどね。なかなか難しいです。でもいつ行っ...
      こんにちは、yyさん。
      増田さんメインの話なんですね。楽しみです。

      図書館であればすぐ読めるんですけどね。なかなか難しいです。でもいつ行ってもないけど、たまたま本棚に見つけた時の喜びもひとしおですね。
      2023/02/23
  • 柚月裕子オムニバス短編集。

    これで柚月作品は17冊目の読了ですが、初の短編です。

    何度かブクログに残しましたが、あまり短編集は好みではありません。

    帯からの引用になりますが、「柚月裕子は短編も面白い」、この一言に尽きる。

    相変わらず旨い‼︎

    そしてのめり込む。

    10P程度の短編もいくつか入っていますが、どれもよく出来ています。(←って、何様だよ)

    しかも柚月ファンにはたまらない貞方シリーズのスピンオフ作品も含まれていて、個人的には大満足の一冊でした。

    じゃあ、なぜ☆4なのか?
    (この時点での評価は☆4でした)

    確かに、長編作品と比較すれば物足りなさ(淋しさ)はありますが、自ら短編集を手にして、それを言い訳にするのは違いますよね...

    運良くサイン本も手に入ったので、気持ち良く☆5つで(*^^*)


    説明
    内容紹介
    柚月裕子の13年がつまった短編集

    美しい花には毒がある
    献身的に母の介護を続ける娘の楽しみとは……。

    柚月裕子は短編も面白い
    「佐方貞人」シリーズ、「孤狼の血」シリーズ、『盤上の向日葵』『慈雨』など数々のベストセラー作品を世に送り出してきた著者。ミステリー、ホラー、サスペンス、時代、ユーモアなど、デビュー以来の短編をまとめた、初のオムニバス短編集。「佐方貞人」シリーズスピンオフ「ヒーロー」収録。

    収録作
    「チョウセンアサガオの咲く夏」「泣き虫の鈴」 「サクラ・サクラ」「お薬増やしておきますね」「初孫」「原稿取り」「愛しのルナ」「泣く猫」「影にそう」「黙れおそ松」「ヒーロー」

    著者について
    ●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』などがある。

  • 柚月裕子の初の短編集。
    ちょっと今までとは雰囲気が違うのもあり、短編ならではのサクサクと読めるのもたまにはいい。

    表題の「チョウセンアサガオの咲く夏」と「初孫」はゾクっとする親子の悪を感じた。
    「泣き虫の鈴」と「影にそう」は、人情もので時代を感じさせる。
    「原稿取り」は、こうきたか〜ってなった。
    「ヒーロー」は、サラッとしているというか、し過ぎて面白味には欠けるかなぁと。

    やっぱり長編が好きかな。

  • 七変化、の一冊。

    まるで柚月さんの七変化かというぐらい次から次へといろいろな表情を見せてくれる、そんな短編集。

    イヤミスから、ちょいホラーから、涙、温かさまで…時代設定もテイストもくるくる…飽きなかった。

    初っ端の表題作から心がっつり。  

    この短いページ数での淋しさとせつなさと、ぞくりの配合が絶妙だ。

    その他、なんとなく着地点が予想できるものもある。
    でもそこにたどり着くまでの雰囲気、心の揺れなど、緻密な時間がなんとも味わい深くて楽しめた。

    佐方さんは安定の読後感。もう、彼はそこに居てただ見守っていてくれるだけで良い。

  • 短編集。どの話も面白かった。ジーンとくる話、真相は知りたくないと思う話、おいおいそれはダメでしょという話、色んなジャンルの話が一冊の中にギュッと詰まってるお得な本。

    私が楽しみにしてたのは、佐方検事と事務館の増田が登場する話。本の紹介なので知って、これは絶対に読まなければと思ってたんだけど、今日やっと読めた。読んでみてやっぱり良かった。今回は増田メインの話だっんだけど、優しさが感じられた。増田が高校時代の友人、伊達に見せた優しさ。その事に対して増田が悩んでた時に佐方検事がかけた優しい言葉。ジーンとくる話なのに私はキャーとなってしまった。佐方検事シリーズ、新しい作品出てほしいな。読みたい。

  • ミステリー短編集、現代の話もあれば、歴史ものもあり、それぞれに読み応えがある。
    この人の作品は、よく架空の地名が出てくるが、何だかそこが気になって、のめりこめない時があるのかちょっと残念。
    2作ある「瞽女」の話は、初めて聞いたこともあり、切なくて印象に残った。

  • 朝鮮朝顔:心に闇を秘めた介護。
    泣虫の鈴:奉公先で虐めにあう少年と盲目の旅芸人瞽女,良い話。「影にそう」瞽女
    お薬/初孫/原稿取:ひねりが効いた話。
    ヒーロー: 「検事の本懐」スピンオフ

  • 面白い。どの話も深い、勉強になる。
    ちょうど良い長さで一つずつ話が終わるのも嬉しい。
    最初の朝鮮朝顔は最後でぞわっとさせられた。自分がしたことは、自分に帰るんだって。
    最後のひとひねりが、すごい。
    また、時間を空けて再読したい

  • ざらざらと後味悪いものから、勇気付けられるものまで、一筋縄ではいかない話がおおく、さすが柚木さんといったところ。
    ラストに佐方さんをちょい出ししてくるところも上手い。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚月裕子の作品

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