- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041112557
作品紹介・あらすじ
冤罪被害者の救済活動に取り組む日本初の団体「チーム・ゼロ」。弁護士や学者などのスペシャリストで構成されるチームのもとに、無実を訴える一通の手紙が届く。それは23年前の郡上おどりの夜に岐阜県郡上郡で起きた一家四人殺害事件の犯人として、死刑判決を受けた死刑囚・宮原からのものだった。
チームの一員として理想に燃える若手弁護士・藤嶋翔太は宮原と面会し、事件について調べ始める。宮原の当日の行動、凶器に残された指紋、そして宮原自身による証言。そのすべてが宮原の犯行を決定づけるように思えたが、やがていくつもの違和感が浮上してくる。
信頼の置けない科学捜査や心理的なバイアスなど、藤嶋たちは様々な要素から真相を手繰り寄せるが、チームを大きな悲劇が襲い――。
感想・レビュー・書評
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冤罪被害者の救済活動に取り組む「チーム・ゼロ」は、元弁護士の大学准教授・東山佐奈を中心に若手弁護士の藤嶋と安野らが奮闘する。
冤罪に関連する小説は、過去にも読んだことがあるが、これはどちらかというと「チーム・ゼロ」を主軸に進む。
中盤からどうなるのか…と思う場面があっての終盤まで。
冤罪ならではの重苦しい感じは、あまりなかったのは、藤嶋と安野がいたからだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり読みやすくてライトなリーガルサスペンスかつ、冤罪ものという雰囲気でさくっと読もうかなと思いましたが、読んでみると指紋鑑定がどういうものなのか、冤罪を作り上げてしまうシステムなど考えさせられ、勉強になる部分がとても多かったので、結果じっくり読ませてもらいました。
登場人物の青臭い熱さもとてもよかったし、正直もっと長く、濃く書いても僕はいいと思った。 -
正義の天秤テレビで見たので、面白そうかなっと。正解でした。裁判のシーンはほとんど無いけど。裁判物語だな。
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面白かったけど、東山先生がお気の毒。
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テンポよく面白い
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冤罪や指紋鑑定への理解が深まった良作。
主人公らが若者なのでライトに読める。 -
正義のために何かを犠牲にする。
正義ってなんだろう。
難しい。
著者プロフィール
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