- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041112649
作品紹介・あらすじ
一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた
【「一日一章ずつ読んでる」「大好き」「読みおわるのが惜しい!」とSNSで感動の声!】
〈しゃもじ〉〈コーヒー〉〈アボカド〉…。身の回りにあるモノをみつめれば、自分をもっと好きになる。韓国で爆発的人気のイラスト〈モノ〉エッセイ!
【一日一章ずつ読んで下さい。何気ない毎日がきっとあなたも愛おしくなる。】
・傷ついた人間関係は、古い〈玉ねぎ〉の皮を剥くように癒やす
・〈しゃもじ〉を水に濡らすたびに思い出す、亡き祖父の教え
・食べ終わった〈アボカド〉の種を育てるということ
・二度目の〈コーヒー〉は、その日の体調に合わせて
・友人へのおみやげは〈すいか〉の種の気配り
・誕生日プレゼントだった〈オリーブオイル〉と〈生理用品〉
――貧しくても一人でも、日々の生活と向き合って、私はここ(ソウル)で生きていく。
自分を好きになるというのは決して簡単なことじゃないけれど
昨日の自分よりも今日の自分を
もっと好きになりたいという強い気持ちがあるはず。
日々の変化をモノを通じて感じることができたら。
そんなふうに、明日に向かって生きていきたいのです。(「はじめに」より)
一人で暮らしはじめて、私はやっと私になれた。――しゃもじ、コーヒー、アボカド。身の回りのモノに耳を傾ければ、今日の自分がもっと好きになる。読めば優しい気持ちになれる、ソウル発の大人気イラストエッセイ。
感想・レビュー・書評
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飾らない平凡な生活を覗いているみたいで、読んでいて落ち着きました。特別じゃない毎日が1番素敵、みたいな!
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一人暮らしあるあるな感情がぽぽぽと湧いてくる。
誠実な暮らし。
モノには人生が宿る。
訳語のせいなのか、言葉がさらさらと流れて行ってしまい、いまいち心に残らない。 -
変化のない、仕事と予定に追われた日常でもモノの見方を変えるだけで色鮮やかに過ごせる。読みながら作者の色鮮やかな日常がイメージでき、幸せな気持ちになった。数日にわたって読んだが、読むたびに日常に対する期待やワクワクを感じ、読書後の1日の残りも頑張ろうという気分になった。図書館で借りたが購入しようか検討中。
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"視線を自分の内面ではなく、自分の周囲に向けてみる。そこにあるモノたちが、すなわち自分を映し出す鏡であり、自分自身なのだと"
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原題『사물에게 배웁니다』
地に足のついた慎ましい暮らしぶりを感じた。著者のインスタも本の印象そのままで、人に見せるためのおしゃれな生活じゃなくて自分のための日常、という感じがしてよかった。イラストがふくふくしていてかわいい。
“悲しいときでもおいしいものをおいしいと言うのが悲しく思える年齢になってきた”(p.95)
“食用油は切れると買うのに、オリーブオイルが切れても買わないことを。生理が来ると生理痛よりナプキンの心配をしていることを、果物は毎日食べた方がいいとわかっていても、食費を考えてまず諦めるのも果物だってことを。”(p.80)