拝み屋念珠怪談 緋色の女 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 64
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113189

作品紹介・あらすじ

数多の怪談実話を収集し、自らも恐るべき怪異と向き合ってきた、東北の拝み屋・郷内心瞳。
ある日、かつて将来について相談を受けた女性と再会し、何冊ものノートを手渡される。
過去の郷内の勧めにしたがい、三年半かけて二百話もの怪談を蒐集したというのだ。
それも、数珠繋ぎのごとく、話を聞いた怪談の体験者の紹介で、さらに他の怪談の体験者に取材するという奇怪な形式で。
ノートには、いくつもの怪異や、説明のつかない奇妙な体験がびっしりと記録されていた。
さらに怪談の記録をひもといていくと、郷内は信じられない恐るべき符合に気付く。
拝み屋郷内を戦慄せしめた、禁断の最恐怪談が今、明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 怪談が大小さまざま出てくるので怪談好きには楽しめる内容!
    でももしかして読む順番間違えた?

    著者の本、初めて読んだんです。他の本と話が繋がるみたいなので、機会があれば他の本も読みたいです。

    怖い話、不気味な話、不思議な話、奇妙な話…単に怖いだけでなく、色んな話が楽しめた。お菓子のバラエティパックみたいでよかった。

  • 実話怪談の体裁をとった短編集。
    郷内作品を読む間隔が毎回だいぶ開くので、拝み屋としての生活に起こっている怪異や事件、不幸などはすっかり忘れてしまっているので、文中で思わせぶりなことを書かれていてもさっぱり思い出せない。かといって読み返すのも時間がないので、これから出る作品ですぱっと思い出させて欲しいしついでに解決もお願いしたい。

    で、今作の怪談は、実話怪談らしい淡白なものもあれば、小説みたいに冗長なものもある。もちろん色々あって良いのだけれど、冗長なものはいかにも小説っぽくて、実話怪談調のものに比べると覚める瞬間がある(湖姫さんの話とか特に)。なんとなくだけど、郷内作品の、人名のつけかたや持って回った言い回しなどが漫画チックに思えてきていて、私の中では、拝み屋という設定にもリアルさが少なくなってきている。リアル味が多かったからこそ面白く読み始めたわけなので、こうなってくると郷内さんの身の上に起こる事件の行方を知りたいというモチベーションが続かない場合には、これから出る作品もあまり読まなくなるかもしれない。
    面白い実話怪談のみを求めるならば他にも良作がたくさん出ている時代なので。

  • 恐いけど面白かった。

  • かつて相談に乗った女性にしたアドバイス。というには、その場の思いつきに過ぎなかった一言から始まった、始まってしまった何かの因縁。
    その因果が紐解かれ、現れた怪異とは。

    という趣なんですが、それが明かされるのはこの巻ではないのですよ。
    おいおい、それはずるいなぁ、と思いつつも、一呼吸おける音が平穏無事でホッとしている自分もいます。
    わがままだなぁ。

    タイトルの「緋色の女」に「お化けのいる家」「葡萄の娘」が、縦糸、横糸となって織り綴っていくのでしょうね。常ならぬ存在の「自然学校」や憑かれた「湖姫さん」のような話も、関わって来るのでしょうか。
    答えが出る続刊を待つことにします。

    この物語のきっかけとなった相談者の祐木真希乃さん。彼女が初めて郷内さんの語りに登場した話って、どれに収録されているのだっけ。
    ドラゴンタトゥーの女、と名付けたのは、読んだような気がしているのだけど。
    さらっと、目次読み返しただけではわかりませんでした。

    ちゃんと読み返してくるか。怪談の季節でもあるし。

  • 興味深く読んだ。
    寝物語の様なお話が続く。
    カナエを求めて暗い虎穴に入り行く。

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著者プロフィール

郷内心瞳 (ごうない・しんどう)

宮城県出身・在住。郷里の先達に師事し、2002年に拝み屋を開業。憑き物落としや魔祓いを主軸に、各種加持祈祷、悩み相談などを手掛けている。2014年『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー。「拝み屋備忘録」シリーズ『怪談双子宿』『怪談首なし御殿』『ゆきこの化け物』『怪談腹切り仏』『怪談火だるま乙女』(小社刊)のほか「拝み屋怪談」「拝み屋異聞」各シリーズなどを執筆。共著に『黄泉つなぎ百物語』『怪談四十九夜 地獄蝶』など。

「2022年 『拝み屋備忘録 鬼念の黒巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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