東京アクアリウム (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 72
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113202

作品紹介・あらすじ

夜景が美しいカフェで親友が語る不思議な再会に震撼する表題作、施設に入居する母が実家で過ごす最後の温かい夜を描く「猫別れ」など8篇。人の出会いと別れ、そして交錯する思いを描く、珠玉の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙のポップさを想像して読むと、内容は案外ビターな短編集。

    自分的に印象に残ったのが、「ダナエ」と「猫別れ」です。

    「ダナエ」
    最初はあまり良い印象のなかった、青い隈をたたえる女性店員。
    彼女が倒れ込んだのを、視点人物である裕福なサラリーマンが支え、家に連れて帰る……という流れはややベタなものかもしれない。
    なんだろう……侵し難い聖域を持つ女、と表現すれば良いのだろうか。
    彼女の描かれ方が、なんだか私の中でしっくり?きたのだった。

    「猫別れ」
    これはもう。クライマックス!
    認知症気味の祖母、引きこもり気味の娘、全ての調和に思いを馳せる母、そして猫。
    さて、どうまとめる?と思うのだけど。
    コミュニケーションって、言葉だけではない、思いだけというわけでもない、その微妙な部分が最後にフワッと浮かび上がってくる。
    ここが、すごく良かった。

  • ここに出てくる人達と同世代だがあまり身近にない話しなのでいまいちぴんと来ませんでした。

  • 夜中のバーで、隣の席の30~40代女性2組の話し声が漏れ聞こえてくるような、そんな短編集。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00619128

    夜景が美しいカフェで親友が語る不思議な再会に震撼する表題作、施設に入居する母が実家で過ごす最後の温かい夜を描く「猫別れ」など8篇。人の出会いと別れ、そして交錯する思いを描く、珠玉の短編集。
    (出版社HPより)

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著者プロフィール

1952年、東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。78年、エッセイ集『知的悪女のすすめ』で作家デビュー。89年『妻の女友達』で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞、21年に第25回日本ミステリー文学大賞を受賞。作品に『異形のものたち』『死の島』『神よ憐れみたまえ』ほか多数。21年に刊行したエッセイ『月夜の森の梟』も大きな話題となった。

「2022年 『アナベル・リイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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