三世代探偵団 次の扉に棲む死神 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 101
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113240

作品紹介・あらすじ

天才画家の祖母と、生活力皆無でマイペースな母と暮らす女子高生の天本有里。彼女が出演した舞台で、母の代役の女優が何者かに殺された。有里の目の前で倒れた被害者が最後に口にしたのは、母の名前だった。彼女の身に何が起きたのか。事件を追ううちに、3人の周囲に次第に不穏な影が忍び寄り……?個性豊かな女三世代が贈るユーモアミステリ開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に重いものが続いてしまったので、軽快なものを所望していたのもあって、とても手軽に読めた。
    人物像もしっかりしていて、会話も多く、本当に読みやすかった。若干会話が多すぎて、誰のセリフなのか悩むところはあったのだが、それでもサラッと読めたのは私としてはありがたかった。

    ミステリーとしては少し弱いという感じがした。最後に一気に解決した時も、思ったよりたくさんの人が殺されていたのだが、繋がっているような繋がっていないような、世間は狭いということで済んでしまいそうな。あっと驚く仕掛けはないので、そういう意味でも安心して読めるものだった。

  • さすが赤川次郎、読みやすく楽しいミステリー。
    有名画家の祖母 幸代、専業主婦の母 文乃、高校生の孫 有里。
    女3世代でそれぞれのポジション、役割がはっきりしているのも良い。

  • 女子高生の有里、マイペースな母・文乃、天才画家の祖母・幸代の三世代で事件に立ち向かう痛快ミステリ。文乃の代役の女優が劇中で殺された事件は、有里の通う学園も巻き込んだ大事件へと発展していく。

    ミステリとして読むよりは、殺人事件と謎を巡る群像劇として読むとしっくりくる。文乃と元夫・坂田との娘・有里で繋がる絆だったり、洋子が落ちた恋の葛藤、広士とアケミに芽生える愛情、永田親子の愛情、そしてそれを見通すような幸代の言葉と推理。粒ぞろいのドラマで魅せてくれる。

    ただ、探偵物として読むと消化不良感。思ってもみないほど広げられた物語をどう閉じるのか、事件の謎解きはどうなるのかといった部分はざっくりとしたまま終わってしまって残念。あくまで赤川次郎先生のキャラのかけ合い、ユーモアやウィットに富んだ言い回しを楽しみたいならお薦め。

    「それに学校の中にいるから『先生』でいられる。外で会ったら、ただの男よ」

    「死んだ人は何もしないわ」
    と、幸代は言った。「問題は、生きてる犯人がいることね」

    幸代のこういう言葉遣いで人間の奥行きを表現するところはさすがだなと感じる。次回は幸代が活躍して推理物って感じだといいなあ。

  • 娯楽小説
    火サスのような殺人事件に、登場人物。
    普通に面白いが記憶にも残らない。
    良くも悪くもサラッと読める。

  • かなり面白かった!サクサク読めるミステリーでテンポ感もよく、登場人物も多いけど読みやすかった

  • 軽快な感じでとにかく読みやすい。

    色んな人の視点で書かれているし、それが読みにくいということはない。

    ただ軽快すぎる感。

    刑事が村上しか出てこず、その村上の警察官感のなさ。人手不足と言って父坂田の病院に警備おけないってどういうことだ?結果げんに殺されかけてた。

    そういうちょこちょこツッコミをいれたくなる箇所が多かった。

    あとは謎解きの内容の無さも。
    結局は学校の裏金がこのミステリーの元だとは思うけど、父坂田はなんだったのか?

    それに最初に殺されたさくらは旦那が浮気に本気になって邪魔になって咄嗟に殺したという軽さ。

    色々ひっぱるわりにミステリーの解決の内容は駆け足すぎて物足りなかった。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2022年 『素直な狂気』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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