- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041113318
作品紹介・あらすじ
広島の裏社会を治めていた呉原東署の刑事・大上亡き後、その遺志を継いだ若き刑事・日岡秀一。
警察権力を用いて暴力組織を取り仕切っていたが、広島に再び、抗争の火種が。
出所した“悪魔”上林が、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会を再興すべく動き出したのだ。
復讐に燃える上林は、常軌を逸した残忍な手段で勢力を強めてゆく。
信念の刑事・日岡と、極道としてしか生きられなかった男・上林の、哀しき死闘が幕を開ける!
感想・レビュー・書評
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【孤狼の血】の続編となる映画版【孤狼の血LEVEL2】の脚本より書き下ろされたノベライズ。
前作の尾谷組と五十子組の抗争から3年後、平穏が保たれていた暴力団の間に、刑務所からとんでもない鬼畜外道が出所し、再び激しい抗争に発展する物語。
前作の【孤狼の血】は原作・映画ともに視聴済みかつレビューの通りだ。シリーズ作【凶犬の眼】も傑作だった。ズバリ、私は本シリーズ作品のファンである。
度々CMで流れる映画【孤狼の血LEVEL2】を観に行こうと思案するも時間が割けず、だがしかし我慢も出来ず、本作を手に取った次第である。
ページ数も少なく、読みやすく2時間ほどで読了。
正直、ノベライズとあって、期待をせず読んだのだが期待を超えて面白かった。
いやはや、何せ前作の映画を視聴したが故、文字で綴られる残虐行為は推測の域を出ないまでも、妄想の域にあって鳥肌ものだ。兎角酷い、グロい。恐らく描写通り映像化されているであろう。これは是非とも映画館で観たい。
早速、今週末に映画館へ行く予定がある。
娘と約束した【劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ】を観るために。
ワタクシ、パパ。ドント・クライ-
kaniさん( ̄□ ̄;)!!
私の方こそ、初歩的な勘違い、とでも言うのでしょうか?
すみませんでした。私だって同じ方の所にコメントするとこ...kaniさん( ̄□ ̄;)!!
私の方こそ、初歩的な勘違い、とでも言うのでしょうか?
すみませんでした。私だって同じ方の所にコメントするとこうなるのですよね!これに懲りずに、どうぞよろしく2022/04/15 -
Kaniさん、こんにちは!
コメント下さりありがとうございます!
映画観られたのですね!鈴木亮平の振り切り方が半端なかったのが今でも忘られま...Kaniさん、こんにちは!
コメント下さりありがとうございます!
映画観られたのですね!鈴木亮平の振り切り方が半端なかったのが今でも忘られません。ノベライズも思いの外楽しめましたよ!
狐狼の血シリーズ、もっと続いてほしいです(>人<;)
>ゆうママさん
こちらのコメント欄から失礼します。
ご無沙汰しております!
ゆうママさんの「本日はお日柄もよく」のレビューを拝読して、また私も感動して目頭が熱くなりました!
こちらにコメントいただいたKaniさんは、私がブクログを始めたころにフォローさせていただき、以降仲良くしていただいているお仲間です♪レビューがとても明快で作品へのリスペクトを芯に持たれている私のお師匠(私が勝手に呼ばせてもらっています)です⭐︎2022/04/15 -
>ゆうママさん、akodamさん
ありがとうございます(>_<)
こんな私ですが今後ともよろしくお願いしますっ!>ゆうママさん、akodamさん
ありがとうございます(>_<)
こんな私ですが今後ともよろしくお願いしますっ!2022/04/15
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孤狼の血で大興奮、凶犬の眼で大興奮、そして本書、「孤狼の血level2」で....やはり大興奮した。おうおう、鼻からの出血多量で死ぬど?ぐぬぬ、全て最高ではないか...星が足りぬ。
と、めちゃめちゃに楽しんでいたのだがどうしても何かが物足りない。何だろう。あぁ、アレだ。「漢」の哀愁とそれに伴うアンニュイなカッコ良さだ。アウトローな武闘派だったヤクザ達は良くも悪くも肩身を狭くしていき、ゲスいビジネスで鎬を削る姿は嫌なリアルを纏っている。むむぅ、かっちょいくない...シリーズにて築き上げた「漢」の幻想が崩れてしまうではないか。
....なんて、この落胆はゴリゴリの武闘派上林の釈放によって盛大に破壊される事となる。安息をかろんじた数行前の自分を責めたくなるくらい、警察を巻き込んだ背筋も凍る壮絶なヤクザ抗争が待ち受けていた。ウヒョッ(歓喜の小声)
孤狼の血を一言で表すと「カッコ良い」だったのだが、本作はずばり「怖い」だ。映画のノベライズだから致し方ないが、演出に力を入れているご様子。柚月裕子作品では無い事実を明確に主張しているかの様だった。故に心理描写は軽薄で、人物に対して掘り下げた展開は望めない。しかし、それが凄く面白い。真のエンターテインメントの開幕だった。
ヤクザとズブズブに癒着していた大上の跡を継いだ日岡が繋いできた安息。これが上林の登場によって猛スピードで崩れ始める。終始暴力と血みどろな抗争に私の脳みそは私の眼球を休ませようとしない。即席ブラック企業の出来上がりだ。
なにより亡き大上刑事のリスペクトを強く感じる。やはり彼無しではこのシリーズを語る事は出来やしないだろう。日岡に被さる大上の背中は重たく、そして偉大だった。この調子だと近い未来私は、「大上」の名を聞いただけで涙を流せるくらいまで調教される事だろう。パブロフのなんちゃらだ。
展開は本の薄さに比例してスピーディだがやっつけ感は全く無い。むしろものの2.3時間でここまで内側からウキウキする事が出来るなんて、人は贅沢を極めたらこんな気持ちになるのだろうか。
上林と日岡を除くヤクザと警察の相関が完全にモブ扱いなのが非常に勿体ない。更に上林の行動理念が親父である五十子正平への忠義と仁義故の物なのか、はたまた自分本位の暴走なのか...真意が掴めなかった。彼の過去については時間が許すのなら何ページでも追い続けたい。だから是非、「異常な人」枠から抜け出してあげて欲しい。彼を主役にして欲しいのだ。もっと見ていたい。エピソードゼロ、孤狼の血LEVEL0を...あぁ、私の願望も暴走が止まりません。
「漢」の「人情」「仁義」を前作程に感じる事は出来なかったがエンタメの最高峰を堪能した。これを読んで映画を素通りする事は難しい。意地でも時間を作るぞぉ!(´﹃`)ジュル -
んんん~
狐狼の血のテイストがいつもと違う気が…
映画にするにあたって 【内容を派手に残酷にしてギュッて短くしました】って感じでしたね…
警察のしたたかさ、哀愁
極道の任侠…っていうか…
なんかそういうのが大味でしたね…
タコ飯出しときゃいいや…って感じ…
※話は変わるけど
何が言いたいかって言うと
【読み終わった本を売るのは構わないけど、書き込みは出来るだけしないで…もしするなら売らないでね】って事!!-
2022/12/25
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前に住野よるさんの小説(中古550円)の中盤に4ページ端から端まで青ペンで線を引いてあった事があって…(積読してた為にレシート無く返品不可)...前に住野よるさんの小説(中古550円)の中盤に4ページ端から端まで青ペンで線を引いてあった事があって…(積読してた為にレシート無く返品不可)
それから かなり気をつけて下見してから買いますが
凄い微妙に書いてるのが出てくるので嫌になっちゃいます。2022/12/25
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『孤狼の血』と『狂犬の眼』の間に入る本作『孤狼の血 LEVEL 2』は、ノベライズということで視覚的にはかなり"派手"な感じを受けた(なので、ビデオ鑑賞は断念)。小説的には、人物やエピソードにいまいち厚みが感じられず、物足りない思いだった。そのため、☆は3。一度豊田氏の作品を読んでみようと思う。
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ヒボさん、おはようございます。
初コメント失礼します。
私も本シリーズのファンでして、本作も読みました。
しかし、とんでもない悪党が現れ...ヒボさん、おはようございます。
初コメント失礼します。
私も本シリーズのファンでして、本作も読みました。
しかし、とんでもない悪党が現れましたね。
その非情ぶりに怒りすら込み上げました。
映画館での視聴は難しそうなので、レンタル開始まで待とうと思います。
お互い仕事頑張りましょう。
今日も一日よろしくお願いします^ ^
2021/11/05 -
akodamさん、初めまして&おはようございます。
コメントありがとうございました。
本シリーズ私もドハマリしました!
渋谷まで行けば...akodamさん、初めまして&おはようございます。
コメントありがとうございました。
本シリーズ私もドハマリしました!
渋谷まで行けばまだ上映してるみたいなのですが、私もレンタル待ちになりそうです(><)
いつもレビューも参考にさせて頂いています♪
これをご縁に宜しくお願いします。2021/11/05
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原作・柚月裕子、映画脚本・池上純哉、ノベライズ・豊田美加『小説 孤狼の血 LEVEL2』角川文庫。
映画『孤狼の血』のオリジナル続編映画『孤狼の血 LEVEL2』の脚本をベースにしたノベライズ小説。小説『孤狼の血』と『凶犬の眼』との間をつなぐ物語となっている。オリジナル映画のノベライズというと原作のイメージを損なうのではないかという懸念もあったのだが、そんなこともなく非常に面白い作品に仕上がっていた。
広島の裏社会の暴走を食い止めていた呉原東署の刑事・大上が亡き後にその意思を継いだ若手刑事の日岡秀一は再び広島の裏社会に新たな抗争の火種が燻るのを感じた。日岡が壊滅状態に追い込んだ五十子会を復興するために刑務所から出所した残虐で冷酷無比の怪物・上林が復讐のために形振り構わず動き出したのだ。
警察組織にも疎まれ、エスのチンタを失った日岡は上林と対決するが、その闘いの果てに待っていたのは……
本体価格620円
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先輩刑事・大上の遺志を継いで暴力組織を取り仕切っていた広島の若き刑事・日岡秀一と、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会の復讐に燃える男・上林との死闘を描いた作品。
柚月裕子の著作「孤狼の血」と「凶犬の眼」の間で日岡に起こった出来事や駐在になった経緯がわかる興味深い作品だった。著者が異なるものの、違和感なく楽しめた。
ただ、ストーリーどうこう以前に、上林による凄惨な殺人の描写がとても痛々しい。
読みながら、思わず身悶えてしまった。
このグロさを映像化してるんだから、映画は、怖くて見れる気がしない。
脳内映像で上林=鈴木亮平は、十分大暴れしたので、もう、お腹いっぱい。 -
映画の脚本をもとに書き下ろしたノベライズだからか、視覚的で読みやすい。終盤推理小説ばりの逆転劇もあって楽しめた。
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時系列で言うと、〈狐狼の血〉と〈凶犬の眼〉との間の話。
ノベライズとあって、原作小説にはない一種のエンターテイメント性が盛り込まれている。
らしくないと言えばらしくない。
映画として成立させられるよう演出が入り、それが原作とは違う匂いがする原因と割り切って読むと楽しめる作品だ。
本の薄さの割に内容は濃く、組内部の衝突がメインのため流れは比較的分かりやすい。
主人公日岡が大上に倣って悪徳刑事になろうと奔走し、大上になり切れない姿には胸がジリジリとした。
池上純哉の作品





