小説 孤狼の血 LEVEL2 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 251
感想 : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113318

作品紹介・あらすじ

広島の裏社会を治めていた呉原東署の刑事・大上亡き後、その遺志を継いだ若き刑事・日岡秀一。
警察権力を用いて暴力組織を取り仕切っていたが、広島に再び、抗争の火種が。
出所した“悪魔”上林が、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会を再興すべく動き出したのだ。
復讐に燃える上林は、常軌を逸した残忍な手段で勢力を強めてゆく。
信念の刑事・日岡と、極道としてしか生きられなかった男・上林の、哀しき死闘が幕を開ける!

感想・レビュー・書評

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  • 【孤狼の血】の続編となる映画版【孤狼の血LEVEL2】の脚本より書き下ろされたノベライズ。

    前作の尾谷組と五十子組の抗争から3年後、平穏が保たれていた暴力団の間に、刑務所からとんでもない鬼畜外道が出所し、再び激しい抗争に発展する物語。

    前作の【孤狼の血】は原作・映画ともに視聴済みかつレビューの通りだ。シリーズ作【凶犬の眼】も傑作だった。ズバリ、私は本シリーズ作品のファンである。

    度々CMで流れる映画【孤狼の血LEVEL2】を観に行こうと思案するも時間が割けず、だがしかし我慢も出来ず、本作を手に取った次第である。

    ページ数も少なく、読みやすく2時間ほどで読了。
    正直、ノベライズとあって、期待をせず読んだのだが期待を超えて面白かった。

    いやはや、何せ前作の映画を視聴したが故、文字で綴られる残虐行為は推測の域を出ないまでも、妄想の域にあって鳥肌ものだ。兎角酷い、グロい。恐らく描写通り映像化されているであろう。これは是非とも映画館で観たい。

    早速、今週末に映画館へ行く予定がある。


    娘と約束した【劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ】を観るために。

    ワタクシ、パパ。ドント・クライ

    • アールグレイさん
      kaniさん( ̄□ ̄;)!!

      私の方こそ、初歩的な勘違い、とでも言うのでしょうか?
      すみませんでした。私だって同じ方の所にコメントするとこ...
      kaniさん( ̄□ ̄;)!!

      私の方こそ、初歩的な勘違い、とでも言うのでしょうか?
      すみませんでした。私だって同じ方の所にコメントするとこうなるのですよね!これに懲りずに、どうぞよろしく
      2022/04/15
    • akodamさん
      Kaniさん、こんにちは!
      コメント下さりありがとうございます!
      映画観られたのですね!鈴木亮平の振り切り方が半端なかったのが今でも忘られま...
      Kaniさん、こんにちは!
      コメント下さりありがとうございます!
      映画観られたのですね!鈴木亮平の振り切り方が半端なかったのが今でも忘られません。ノベライズも思いの外楽しめましたよ!

      狐狼の血シリーズ、もっと続いてほしいです(>人<;)

      >ゆうママさん
      こちらのコメント欄から失礼します。
      ご無沙汰しております!
      ゆうママさんの「本日はお日柄もよく」のレビューを拝読して、また私も感動して目頭が熱くなりました!

      こちらにコメントいただいたKaniさんは、私がブクログを始めたころにフォローさせていただき、以降仲良くしていただいているお仲間です♪レビューがとても明快で作品へのリスペクトを芯に持たれている私のお師匠(私が勝手に呼ばせてもらっています)です⭐︎
      2022/04/15
    • Kaniさん
      >ゆうママさん、akodamさん
      ありがとうございます(>_<)
      こんな私ですが今後ともよろしくお願いしますっ!
      >ゆうママさん、akodamさん
      ありがとうございます(>_<)
      こんな私ですが今後ともよろしくお願いしますっ!
      2022/04/15
  • 孤狼の血で大興奮、凶犬の眼で大興奮、そして本書、「孤狼の血level2」で....やはり大興奮した。おうおう、鼻からの出血多量で死ぬど?ぐぬぬ、全て最高ではないか...星が足りぬ。
    と、めちゃめちゃに楽しんでいたのだがどうしても何かが物足りない。何だろう。あぁ、アレだ。「漢」の哀愁とそれに伴うアンニュイなカッコ良さだ。アウトローな武闘派だったヤクザ達は良くも悪くも肩身を狭くしていき、ゲスいビジネスで鎬を削る姿は嫌なリアルを纏っている。むむぅ、かっちょいくない...シリーズにて築き上げた「漢」の幻想が崩れてしまうではないか。
    ....なんて、この落胆はゴリゴリの武闘派上林の釈放によって盛大に破壊される事となる。安息をかろんじた数行前の自分を責めたくなるくらい、警察を巻き込んだ背筋も凍る壮絶なヤクザ抗争が待ち受けていた。ウヒョッ(歓喜の小声)

    孤狼の血を一言で表すと「カッコ良い」だったのだが、本作はずばり「怖い」だ。映画のノベライズだから致し方ないが、演出に力を入れているご様子。柚月裕子作品では無い事実を明確に主張しているかの様だった。故に心理描写は軽薄で、人物に対して掘り下げた展開は望めない。しかし、それが凄く面白い。真のエンターテインメントの開幕だった。
    ヤクザとズブズブに癒着していた大上の跡を継いだ日岡が繋いできた安息。これが上林の登場によって猛スピードで崩れ始める。終始暴力と血みどろな抗争に私の脳みそは私の眼球を休ませようとしない。即席ブラック企業の出来上がりだ。
    なにより亡き大上刑事のリスペクトを強く感じる。やはり彼無しではこのシリーズを語る事は出来やしないだろう。日岡に被さる大上の背中は重たく、そして偉大だった。この調子だと近い未来私は、「大上」の名を聞いただけで涙を流せるくらいまで調教される事だろう。パブロフのなんちゃらだ。

    展開は本の薄さに比例してスピーディだがやっつけ感は全く無い。むしろものの2.3時間でここまで内側からウキウキする事が出来るなんて、人は贅沢を極めたらこんな気持ちになるのだろうか。

    上林と日岡を除くヤクザと警察の相関が完全にモブ扱いなのが非常に勿体ない。更に上林の行動理念が親父である五十子正平への忠義と仁義故の物なのか、はたまた自分本位の暴走なのか...真意が掴めなかった。彼の過去については時間が許すのなら何ページでも追い続けたい。だから是非、「異常な人」枠から抜け出してあげて欲しい。彼を主役にして欲しいのだ。もっと見ていたい。エピソードゼロ、孤狼の血LEVEL0を...あぁ、私の願望も暴走が止まりません。

    「漢」の「人情」「仁義」を前作程に感じる事は出来なかったがエンタメの最高峰を堪能した。これを読んで映画を素通りする事は難しい。意地でも時間を作るぞぉ!(´﹃`)ジュル

  • R4.5.5 読了。

     今回も一気読みでした。いやー、面白かった。五十子会の上林の人間の感情が欠落した残虐性は、読んでいて怖さと得体の知れない気持ち悪さでゾワゾワした。また、今回は瀬島さんの存在が大きかったですね。すっかりやられてしまいました。
     日岡刑事の落とし前もカッコよかったです。
    このシリーズで毎回思うのですが、最後まで目が離せない展開には脱帽します。
     暴虎の牙も読みたい。

  • 『孤狼の血』と『狂犬の眼』の間に入る本作『孤狼の血 LEVEL 2』は、ノベライズということで視覚的にはかなり"派手"な感じを受けた(なので、ビデオ鑑賞は断念)。小説的には、人物やエピソードにいまいち厚みが感じられず、物足りない思いだった。そのため、☆は3。一度豊田氏の作品を読んでみようと思う。

  • ドハマりした柚月裕子作「狐狼の血」シリーズの映画版LEVEL2のノベライズ作品。

    今日も仕事なのにベッドに入ってから読み始め、結果徹夜で読み終えてしまった^^;

    尾谷と五十子の抗争から3年。

    「暴虎の牙」で暴れまくった虎よりも危ない奴が登場します。

    それは一ノ瀬によって首を落とされた五十子会正平を唯一のオヤジと仁義を通す昭和の匂いがプンプンする上林。

    まぁ無茶苦茶にヤバイ奴です。

    どんなにヤバイかと言うと相手が生きている状態で目に親指を突っ込み目ん玉を取り出すことを躊躇なくやれる程ヤバイです(><)

    本作も痛いシーンが満載ですが、primeにて映画版「狐狼の血」を見た私には活字を読みながら脳内に動画として絵が浮かんできました。

    本作で何人死んだんだろう?

    数えてもなかったですが、シリーズで最も多くの死者が出たと思います。

    原作では語られなかったオリジナルストーリー。

    残念なのは勾留されているので、本作で一ノ瀬の出番がなかったこと。

    ガミさんの魂をジッポと共に引き継いだ日岡。

    続編を期待しちゃダメなのかなぁ...


    説明
    内容紹介
    2021年夏公開の映画「孤狼の血 LEVEL2」完全ノベライズ!

    広島の裏社会を治めていた呉原東署の刑事・大上亡き後、その遺志を継いだ若き刑事・日岡秀一。
    警察権力を用いて暴力組織を取り仕切っていたが、広島に再び、抗争の火種が。
    出所した“悪魔”上林が、日岡により壊滅状態に追い込まれた五十子会を再興すべく動き出したのだ。
    復讐に燃える上林は、常軌を逸した残忍な手段で勢力を強めてゆく。
    信念の刑事・日岡と、極道としてしか生きられなかった男・上林の、哀しき死闘が幕を開ける!
    著者について
    ●豊田 美加:ノベライズ作家。作品にドラマシリーズ「SPEC」、「おんな城主 直虎」ほか多数。

    ●柚月裕子:1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『凶犬の眼』『暴虎の牙』『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』などがある。

    • akodamさん
      ヒボさん、おはようございます。
      初コメント失礼します。

      私も本シリーズのファンでして、本作も読みました。

      しかし、とんでもない悪党が現れ...
      ヒボさん、おはようございます。
      初コメント失礼します。

      私も本シリーズのファンでして、本作も読みました。

      しかし、とんでもない悪党が現れましたね。
      その非情ぶりに怒りすら込み上げました。

      映画館での視聴は難しそうなので、レンタル開始まで待とうと思います。

      お互い仕事頑張りましょう。
      今日も一日よろしくお願いします^ ^
      2021/11/05
    • ヒボさん
      akodamさん、初めまして&おはようございます。

      コメントありがとうございました。

      本シリーズ私もドハマリしました!

      渋谷まで行けば...
      akodamさん、初めまして&おはようございます。

      コメントありがとうございました。

      本シリーズ私もドハマリしました!

      渋谷まで行けばまだ上映してるみたいなのですが、私もレンタル待ちになりそうです(><)

      いつもレビューも参考にさせて頂いています♪

      これをご縁に宜しくお願いします。
      2021/11/05
  • 原作・柚月裕子、映画脚本・池上純哉、ノベライズ・豊田美加『小説 孤狼の血 LEVEL2』角川文庫。

    映画『孤狼の血』のオリジナル続編映画『孤狼の血 LEVEL2』の脚本をベースにしたノベライズ小説。小説『孤狼の血』と『凶犬の眼』との間をつなぐ物語となっている。オリジナル映画のノベライズというと原作のイメージを損なうのではないかという懸念もあったのだが、そんなこともなく非常に面白い作品に仕上がっていた。

    広島の裏社会の暴走を食い止めていた呉原東署の刑事・大上が亡き後にその意思を継いだ若手刑事の日岡秀一は再び広島の裏社会に新たな抗争の火種が燻るのを感じた。日岡が壊滅状態に追い込んだ五十子会を復興するために刑務所から出所した残虐で冷酷無比の怪物・上林が復讐のために形振り構わず動き出したのだ。

    警察組織にも疎まれ、エスのチンタを失った日岡は上林と対決するが、その闘いの果てに待っていたのは……

    本体価格620円
    ★★★★★

  • 映画を見てから、読んだ
    しかも孤狼の血シリーズ読んでないのに
    いきなりLevel2を読んでしまった

    映画のまんますぎて
    (というか映画が小説のまんまなんか)
    あっという間に読み終えた

    鈴木亮平の耳の尖った感じとか
    もうそのまんまやない?

    村上虹郎もチンタのまんまやし。

    西野七瀬が残念すぎるけど。
    ↑この人のせいで格が下がってる気する

    すみません
    映画の感想しか書けません
    あれ?みんなの感想読んで気づいた
    これノベライズなんね…(笑)

  • 映画を見ているので内容はよく分かる。
    上林の狂喜を思い出した。
    残酷シーンは文字の方が、恐怖シーンは映像の方がより鮮明になるような気がする。

  •  時系列で言うと、〈狐狼の血〉と〈凶犬の眼〉との間の話。
     ノベライズとあって、原作小説にはない一種のエンターテイメント性が盛り込まれている。
     らしくないと言えばらしくない。
    映画として成立させられるよう演出が入り、それが原作とは違う匂いがする原因と割り切って読むと楽しめる作品だ。
     本の薄さの割に内容は濃く、組内部の衝突がメインのため流れは比較的分かりやすい。
     主人公日岡が大上に倣って悪徳刑事になろうと奔走し、大上になり切れない姿には胸がジリジリとした。

  • 本作は小説であるが、小説のシリーズ第1作を原案にした映画の“続篇”として企画制作された映画の脚本を下敷きにしながら起こした小説となっている。「映画の尺」という分量の物語を小説化しているので、読み易い分量の小説に纏まっている。
    『孤狼の血』のシリーズについては、映画を愉しく観たという経過が在り、小説の『孤狼の血』を読み、小説がシリーズ化されていたので第2作の『凶犬の眼』も読んだ。更に本の登場まで少し待った第3作の『暴虎の牙』も愉しく読んだ。
    映画も、3作の小説も知る“一ファン”と「映画の2本目が在るなら?」と考えれば、第3作の『暴虎の牙』を下敷きに脚本が創られるというようなことを予想した。が、それが見事に「好い意味!」で裏切られた…この小説の下敷きになった脚本が新たに創られた訳である。
    『小説 孤狼の血 LEVEL2』の物語は映画やその原案となった小説の物語が幕を引いた後、小説第2作の『凶犬の眼』の物語が始まる辺りの少し前の時期を想定していると見受けられる。
    “シリーズ”という作品に関しては、自身のように面倒なことを言い出すファンが往々にして在るということで、ここまで面倒な能書きになっていることは御容赦願う…
    国立大学を卒業後に県警に奉職している日岡刑事は呉原東署で、暴力団事案担当の“ガミさん”こと大上刑事と仕事をしていた経過が在った。暴力団抗争が燃え上がろうという情勢下、抗争を鎮静化しようと画策していた大上刑事は殺害されてしまっていた。その大上刑事の事件の後も日岡刑事は呉原東署で活動を続けていた。日岡刑事は、大上刑事の後継者を自認し、暴力団抗争を抑え込むことに腐心していた。
    呉原では老舗の尾谷組に対し、広島の大勢力である仁正会の参加である五十子会が対立するというのが暴力団の業界の構造であった。そうした中、五十子会は会長が殺害されてしまって勢威が削がれていた。そんな街に、殺害された会長に最も可愛がられていた五十子会の幹部であった上林が刑期を終えて還って来たのだった。
    そして猟奇的な殺人事件が発生する。ピアノ講師をしていた女性が無残な遺体で発見された。殺害された女性は、五十子会の上林が服役していた刑務所の刑務官の妹であった。
    殺人事件の特捜本部が立ち上がった中、呉原東署から日岡が本部に召集された。殺害された女性が、五十子会の上林が服役していた刑務所の刑務官の妹であったことから、呉原の暴力団関係の事情に明るいという事情だが、この特捜本部の管理官を務めることになったのは、大上刑事が健在であった頃に色々と在った嵯峨であった。
    凶悪な、或いは凶暴な破壊的暴力の権化のような上林が広島の暴力団の業界を瞬く間に席巻し、呉原に大きな抗争の火種が沸き起こる。それを阻もうとする日岡刑事は如何するのか?
    という闘いの物語である。大変愉しく読んだ!!!

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