ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 30
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  • 本 ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113325

作品紹介・あらすじ

ぱったん、ぱったん、ぱったん、ぱったん……近づいてくる足音、蝕まれていく心――。ふとした日常の違和感から妄執に取り憑かれていく男女たちを、イヤミスの女王が描く暗黒ストーカー小説!

感想・レビュー・書評

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  • 久々にイヤミスの三大女王の一人の真梨幸子さんのを!

    タイトル通り、ストーカーの話。
    警視庁ストーカー対策室ゼロ係って部署でストーカーを扱ってる。

    カオス!カオス!
    ストーカーとか以前に、登場人物がグルグル回ってややっこしい。
    被害者やと思ったら、加害者。加害者かと思ったら被害者。もしくは、どっちともになるんか…
    そんな話なんで、色んな視点から見るので、ちょっと混乱するんやわ。
    なんか、人物相関図みたいなんが欲しい気分です!

    CASE0からCASE7までの短編が、それぞれ繋がって、回収してはいくんやけど、ちょっと混乱の極み…
    自身で、相関図書く気もなく読了!↓↓↓

    でも、言えることは、何か、出てくる人みんなオカシイんとちゃうかな。
    全員、人殺してそうな感じ。しかも罪悪感ゼロやん。ʅ(◞‿◟)ʃ
     

    ************************
    今日も、速攻、映画館へ!

    「セプテンバー5」

    実話。ミュンヘン・オリンピックのテロのやつ!
    舞台は、殆ど、テレビの主調整室みたいなとこの会話劇なんやけど、緊迫感ある!
    当時は、携帯すらない時代、色々撮影する苦労も見える。
    スクープやめますか?
    それとも人間やめますか?
    って感じやけど。
    で…人間やめたか…
    この映像をテロリストが見て、優位に立ったみたいな話しも出て来るし。
    人の命かかってんねんぞ!
    報道の自由とかあるんやけど…
    今も昔も、テレビだけに踊らされず、自分の眼、頭でちゃんと判断しないと…
    結末は、分かってても、辛い(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

    • ultraman719さん
      あんまりオリンピックでテロ起こってないかも?
      アトランタオリンピック開催中に、公園爆破は、ありましたね。
      それを題材に「リチャード・ジュエル...
      あんまりオリンピックでテロ起こってないかも?
      アトランタオリンピック開催中に、公園爆破は、ありましたね。
      それを題材に「リチャード・ジュエル」って映画ありましたけど、冤罪の映画だし。

      なんやろ?気にしなってきた!
      2025/02/25
    • yukimisakeさん
      『ブラックセプテンパー』はドキュメントだしなあ…
      あてくしも気になって来ましたわ!!
      『ブラックセプテンパー』はドキュメントだしなあ…
      あてくしも気になって来ましたわ!!
      2025/02/25
    • ultraman719さん
      『ブラックセプテンバー』も考えたけど、飛行機で逃げるというのがね。違う気がして。
      あれ、ミュンヘンやし。
      『ブラックセプテンバー』も考えたけど、飛行機で逃げるというのがね。違う気がして。
      あれ、ミュンヘンやし。
      2025/02/25
  • 真梨幸子『ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係』角川文庫。

    今月は『祝言島』に続き2冊目の真梨幸子。連作短編風ストーカー・イヤミス小説。真梨幸子がついに警察小説形式のイヤミスを書いたのかと期待したのだが、いつも通りの作風だった。『警視庁ストーカー対策室ゼロ係』は脇役的にしか登場しない。

    様々な偏執的なストーカーによるストーキングの形が連鎖していき、全てが一本の糸でつながるという技巧的な作品。

    『警視庁ストーカー対策室ゼロ係』が捜査協力を依頼する『先生』の正体は……

    登場人物同士の複雑怪奇な関係性は相変わらずで、それを理解するのに少し疲れるが、あくまでもそれが真梨幸子のイヤミスを堪能するための手続きだと思えば何のその。

    本体価格680円
    ★★★★

  • ツキマトウこともツキマトワレルことも経験はないけど、病んでるな~。原田真二の‟キャンディ„なつかしい。でも、こんな解釈って…

  • 読書メーターより。2021.8.11読了。

    いつもの真梨幸子作品では登場人物がわからなくなり混乱することが多いですが、今回はわりと整理しやすく読みやすかったです。
    知らぬ間に加害者になっている、ということはよくあると思っていて、一時期私は当時仲良かった友人の元恋人にずぅっっとSNSを監視されていた。
    相手は私と友人の関係が気になってつい見てしまっていただけなんだろうけど、すこし気味悪かった。これも立派なネットストーカーだし、自分もやりかねないので気をつけなくては。

  • 正直微妙

    口語調で読みやすいのだが、ストーカー小説としてみたら緊迫感がなく、推理小説としてみても推理要素も希薄、かと言ってどんでん返しがあるかと言えばそうもなくと色々中途半端な印象
    どれかに振り切っていれば評価もだいぶ違ってくると思うが...

    読み始めはだいぶ引き込まれただけにちょっと残念な作品

  • 伏線は回収したのだろうけど、ストーカーの思い込みを口語調で展開していくのでナニがナンだか。いまいちつかみ所がなく読了。

  • 途中から読むのが面倒に。
    だいぶ最近すっきりした。

  • 連作短編集で、それぞれの話にそれぞれの人物が関与していく。序盤はどんでん返し、伏線回収が素晴らしかったけど、だんだん尻すぼみになってしまったように感じました

  •  うーん…話が少しずつ繋がっているので最後までなんとか読んだけど、登場人物が多くてややこしかったな

  • イヤミス度合いは弱め。
    タイトルからもっと怖いものかと思ったけれど…。
    ヒントも分かりやすくて、答え合わせをしながら読む感じ 。
    短編だけど少しずつ繋がっている。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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