梟の月 (角川文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113332

作品紹介・あらすじ

過去の記憶を喪い、妖怪たちの住む世界で目覚めた私は、いつしか彼らと暮らすことになった。妖怪たちに乞われ、物を教える「先生」となり、個性豊かな彼らとの生活を楽しむようになる。だが、どうして私はこの世界に来なくてはならなかったのだろうか。いつも私の傍から離れないアオバズクは、何か知っているのか。ある日、烏帽子を被った一つ目の妖怪が私の前に現れ、二つの月に触れれば、元の世界に戻れるというが……。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公は妖怪の世界で暮らす記憶を失った先生。2つの月に触れると人の世に戻れる。鎌イタチや木霊の危機はあるが,全体的に夢うつつの中。傍らに梟がいるから生きられる。

  • 梟と共に妖怪の世界に迷い込んでしまった「先生」の話。不思議だけど、なんだか温かいけど、哀しくもある話。

  • 主人公の「先生」と共に覚めない夢を見ているようなお話。

  • 読み終えてしまったのだが、・・・・
    最初は、妖怪たちが、出て来て、畠中恵氏のような話なのかな、と、感じてしまった。

    記憶を無くして、妖怪の住む世界へ迷い込んで人間の主人公。
    そして、知恵者のアオバズクの朋。
    この朋という字と2つの月との関わりが、・・・・複雑すぎて、元の世界ヘ戻れるのかどうか???
    そして、水の中で、溺れかかれるシーンが、何度も再現される。

    最後の解説で、細谷正充氏が、この本を絶賛しているのだけど、私には、読解力の乏しさか、少し理解不能な点が、多く、すらっと読んでしまったが、よく意味がわからずにいる。
    再度、機会を作って読むことにしようと、思っている。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50257660

  • 湖底の都/仮の宿り/腹北山/あやし夜/夢の通い路/
    梟の月

    不思議な感触。さっきも読んだよね?
    少し変化があるけど途中までさっきと同じだよね?
    私が変なの?自分が信じられなくなる……
    朋は本当はだれ?

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。母方にトルコ人の祖父を持ち、名はトルコ語で「強い、優しい、美しい」などの意味を持つ。2008年「一鬼夜行」で第6回ジャイブ小説大賞を受賞しデビュー。主な著作に「一鬼夜行」「銀座ともしび探偵社」シリーズ、『総司の夢』『梟の月』『歳三の剣』など。

「2022年 『時代小説アンソロジー てしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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