- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041113387
作品紹介・あらすじ
大量の古米を抱えることになった米問屋羽前屋の主人・善太郎。大黒屋手代の銀次郎らとともに売込みに奔走していたが、新米の刈入れ時季が迫り思うようにいかない。さらに銀次郎が何者かに襲われ、生死の境をさまようことになる。不安に包まれる善太郎の元に、仕入れ先周辺の村で飛蝗の大群が現れて稲を食い尽くしてしまったとの知らせが届く。未知の災厄から刈入れ直前の稲を守るため、善太郎はある覚悟を決めて村に向かうのだが……。度重なる災難を善太郎はどう乗り越えるのか。「新・入り婿商い帖」シリーズ第八弾!
感想・レビュー・書評
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2021年10月角川文庫刊。書下ろし。新・入婿侍商い帖シリーズ8作目。飛蝗を阻止しようとする表紙絵が善太郎なのか。次から次へと降りかかる難題に奔走する皆には、頭が下がる。で、古米三千俵は残ったままだが、どーするんだ。次を待たないとしかたないですね。
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時代小説としてはいつもながらよくできていると思う。ただ、歴史的には領主に相談もなく勝手に炎の壁などを造ったら罪に問われると思う。まして天領と藩領に分かれているところでは了解を得るだけでもめちゃくちゃ手数がかかりそう。細かいところではさらにいろいろある。
まあ、その辺はあくまでも時代小説(私は江戸時代に似た設定のフィクションと理解している)として読まなければいけない。 -
2023.01.08
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おはつの恋心、じっと秘めて切ないな。
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122千野隆司
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