ふるさと美味旅籠 きららご飯と猫またぎ (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 48
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113424

作品紹介・あらすじ

品川の小さな旅籠「虎屋」のひとり娘・明日葉は、閑古鳥が鳴く店を盛り立てようと奮闘していた。ある日となりの旅籠「布袋屋」の平蔵が、「虎屋」に怒鳴り込んできた。飼い猫のお駒が、平蔵の砂絵を台無しにしたというのだ。砂絵は、京の高僧・善空が特別に描いてくれたものだという。元通りに直すように脅された明日葉は、善空をふるさとの料理で歓待しようとするが……。心温まる料理と猫が紡ぐ、書き下ろし時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • もうちょっとインパクトが欲しかったが、シリーズ(あるとすれば)の最初としてはこんなものか。
    だんだん人物関係がわかってきたので、次作に期待したい。

  • なんか全てにおいて浅い。旅籠の売りである料理も猫もサラッと書かれていてメインになってないし、明日葉もポジティブなのは良いけどしっかりしてないので常に頼りない。読みやすいけど物足りないし、話が一冊で纏まってなくて続いているのも残念。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50268606

  •  出水千春さん、初読みです。「ふるさと美味旅籠」、きららご飯と猫またぎ、2021.7発行。品川の小さな旅籠「虎屋」が舞台。ひとり娘の明日葉21歳と父徳左衛門が営んでいる。明日葉より1つ年上のお駒という三毛猫が飼われていて、虎屋は猫のたまり場になり、猫旅籠とも言われている。設定は面白くかなり期待したが、テンポも話の展開もイマイチ、猫の役もはっきりしなくて、5話中3話で失速しました。

  • 202109/カバー絵がかわいらしくひかれたものの、期待外れ。タイトルにあるように昨今うけている「旅籠」「ご飯」「猫」、そして旅籠は品川宿・隣の旅籠には微妙な距離感の幼馴染も、と色々な要素を盛り込んだようだけど、肝心のストーリーも登場人物達も魅力に欠ける。特に主人公が残念で、何かに頑張っているとかもなく、客商売なのに人の顔を覚えられないという致命的設定。なのにこの設定が物語上いかされているわけでもなく、相貌失認の病というわけでもなさそう。覚えてる人と覚えられない人の違いも謎だから、この人を覚えられないのは感じ悪い主人公だなって印象になってしまう。下手な料理を客に食べさせるのも、納得できる描写がなく、猫またぎ設定&単に自分本位な思いで食べさせてるようにしか見えず。シリーズものとして続くようで今作は序章というか、これから「ふるさと美味旅籠」にしよう!って終わり方なんだけど、次は読まないかな…。

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著者プロフィール

大阪府茨木市生まれ。北野高校、大阪大学法学部卒。いづみちはるのペンネームでマンガ家デビュー、その後、小説を書き始める。次女は油彩画家の出水翼。

「2021年 『ふるさと美味旅籠 きららご飯と猫またぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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