弁当屋さんのおもてなし しあわせ宅配篇2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113455

作品紹介・あらすじ

花咲き乱れる初夏の北海道・札幌。ひょんなことから『くま弁』で宅配のアルバイトを始めた雪緒は、配達先で様々な事情を抱えた客と出会うように。最初はとまどったものの、お弁当に心を込めたお品書きを添えることで雪緒なりに彼らの悩みを癒やしてきた。次第に今の仕事に充実感を覚えるようになってきたある日、突然家出した弟が訪ねてくる。しかも彼は雪緒に「次の冬も今の仕事してると思う?」と問いかけてきて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 宅配アルバイトの雪緒さんが今回の主人公。

    そのためユウと千春のやり取りが少なく感じてしまった。

    お話としては短いので2時間もかからず読み終えることができる。

  • ☆4

    新シリーズ第2弾

    今作も美味しそうなお弁当の数々に、お腹も心も癒されました❁⃘*.゚

    個人的には第二話の雪緒、千春、茜の女子3人でオープンサンドを作るお話が良かったです。
    雪緒が前に働いていた会社の後輩である猪笹さんは…私はちょっと苦手かもしれないです。うーん…。

    引き続き、第3弾も読み進めて行きたいと思います!

  • ボルシチが食べたい。
    近所にあったスープストックが数年前に閉店してしまい、東京ボルシチが食べれなくなったことを思い出した。

  • とうとう霊園のモアイ像まで出てきた!
    雪緒の丁寧な仕事が色々な人の気持ちをほぐしていきます

    ドラマも始まるみたいで楽しみです!

  • 女子三人の賑やかな話が羨ましくなった。
    その実、千春さんの惚気かつお悩み相談会ではあったのだが。
    結婚してからもユウさんの仕事頑張りすぎる病は治っていない模様。
    ただ千春さんの一言でうきうきになるところを見ると、彼も何だかんだで新婚生活楽しんでいるなと微笑ましくなった。
    仕事もいいけれど、奥さんを寂しくさせないでやってくれよ。

    他は雪緒さんの弟のことや前職から引きずっていたことを解消するお話。
    特に前職の件は雪緒さんのトラウマにもなっている話なので、それを払拭できたことは非常に大きいと思う。
    弟さんにしろ、前職に関わる彼女にしろ、ちょっと思い込みの強い感じだったのが共通点だったかなという気がした。
    そのせいで視野狭窄に陥っているところとか、暴走しちゃうところとか。
    雪緒さんが、それを「くま弁で働けていることが楽しい」というところを見せて二人を納得させるというのも共通点だったかなと。
    それは雪緒さんの本心だし、それにくま弁の力でもあるのだろうな。

    毎回毎回思うのだが、何でくま弁は実在してないんですかね。
    食べたい欲は読む度に膨らむばかりである。

  • たまたま目についたので読んでみた。途中の巻からでも楽しく読めた。短編集で読みやすく、北海道が舞台で美味しそうな食べ物がたくさん出てくるのが美味しそうで、よかった。

  • 今回は一番泣きました。やはり人が人を思う気持ちは
    遠からず、いつかは伝わって行くのだろうと思いました。そして久しぶりの千春さんとユウさんの微笑ましいのが見れて良かった。

  • ちょっと急ぎ足で読んでしまったけど、面白かった。
    表紙の料理がみょうに赤いのが気になるんやけど、これ、何…? (笑)(そこ?)

    ボルシチかな?

    北海道って、しみじみ、文化が全然違うなあって思う。
    お赤飯が甘納豆(やっけ? とにかく甘いのよね)で作るとか、想像できない~。^^

    雪緒ちゃんの生き方は、すごくいいと思う。
    もしわたしが20代だったら選べなかったかもしれないけど、ちゃんと考えて、ちゃんと進んでいくから、これこそが自立やなあって思う。

    千春ちゃんもそういうところがあった。
    一般企業に勤めあげる話も面白いけれど、こうやって迷いながら進んでいく話が、もっと読みたいなあって思うし、こんなふうになりたかったかな、とも思う。年取ったなー。笑


    正解も道もひとつだけではないし、ひとつだけがあるとしたら「今日」っていう時間だけなんやなあ、などと思った。

    せやから、今日が無事に楽しく(まあ、たまにはへこみつつも)終えられたらそれがもう、正解でしょ。

  • 大きな事件とかはないけど、日常でどこかの誰かにありそうな問題とかをくま弁の雪緒と一緒に出会っている感じがしました。家族のこと…方向はちょっと違うけど、誰かを大切にしている気持ちが色んな風に現れて、表現されている気がします。雪緒と元会社の後輩とちゃんと向き合えて、彼女も前に進む姿が私は好きでした。あの後輩の立場で考えたら、そう思うのもしょうがないよなぁって思ってしまいました。解決方法が雪緒らしくて、個人的には好きです!

  • この本には大きな事件はない。でも、読んでホッとする本。人に優しくしようって思わせてくれる本。

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著者プロフィール

北海道出身。第1回角川ビーンズ小説大賞にてデビュー。代表作に「光炎のウィザード」シリーズ、「デ・コスタ家の優雅な獣」シリーズなど多数。

「2023年 『弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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