千里眼の復活 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 182
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041113967

作品紹介・あらすじ

航空自衛隊基地から最新鋭戦闘機が奪い去られた。同じ頃、在日米軍基地からも同型機が姿を消していることが判明。この件に関係していると見られる人物への取り調べが行われるものの、捜査は停滞していた。時間だけが過ぎていく中、岬美由紀は人類の先導役を自負するメフィスト・コンサルティングの関与を疑う……。やがてすべての事実が明らかになったとき、世界は驚くべき顔を見せる! 不朽の人気シリーズ、堂々復活!

感想・レビュー・書評

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  • 岬美由紀の新作がもう一度読めるとは思わなかった。12年ぶりの続編、相変わらず面白い。

    設定は高校事変ぽくなった気がしたけど、面白くてドンドン読み進めてしまう。(高校事変が千里眼ぽいのかもしれない)

    次の巻も出てるので、楽しみです。

  • 千里眼シリーズ12年ぶりの新作。自分が読書に本格的にはまるきっかけとなったシリーズなので単純に嬉しかった。そしてこのシリーズならではのスケールの大きさと、ハチャメチャ加減もこれまで通りで、どこか懐かしく、そして楽しく読めました。

    自衛隊基地から盗まれた2台の最新戦闘機。その謎を追っていく主人公の岬美由紀。そして事件は日本を未曽有の危機に陥れる事態に……

    岬美由紀は元戦闘機パイロットで現臨床心理士という経歴の持ち主。卓越した動体視力と心理学の知識が相まって、普通の人間では反応できない相手の瞼の動きや、表情筋の変化などを読み取り、相手が嘘をついたことを見破ります。その能力からついた異名が「千里眼」

    そんな美由紀を主人公に据えたシリーズは、これまでも日中戦争開戦の危機だったり、イラク戦争を舞台にしたりと、ワールドワイドなものも多く、アクション、カーチェイス、戦闘機を操っての空中戦と、ハリウッド映画顔負けの場面も多かったのですが、この新作もその原点回帰を思わされる。シリーズのお約束ともいうべき、こうしたシーンがふんだんに盛り込まれています。

    なおかつ今回は危機のスケールも半端ない。盗まれた戦闘機による日本への断続的な攻撃。国土は誇張抜きで焦土と化し、死者は戦争並みに膨れ上がる。現代の日本を舞台にして、ここまでめちゃくちゃできるのか、と読んでいて少し唖然としてしまいました。

    でもこのめちゃくちゃさというのは、ただただ荒唐無稽というわけではない。軍事や政治、世界情勢から経済、そして時事的な話題までを反映しているため、もはやファンタジーやSFのような展開も、でも全くの絵空事とも思えない、と受け入れられる。

    今回もコロナ禍の政治をはじめ、自衛隊内でのいじめ、海外による日本領土の購入、はたまたチー牛と、国際的な問題から、ネットスラングまで取り込まれ、このシリーズだからこそできるとんでもない展開が描かれます。12年の空白でも変わらない、岬美由紀の活躍、そして彼女の正義心に酔いしれる一冊でした。

  • 久しぶりの復活ということで期待していたが完全にスケールダウン。表面的にはこれまでで最大級の被害を出しているがそれだけで、ハリボテという印象しかない。構成が高校事変と同じでガッカリ。バンドなどの復活と同じで全盛期には遠く及ばない。日本の土地管理の甘さに関しては賛成。

  • 12年ぶりなんですね。
    前と変わってないです。
    このスケールはアニメにしたいです。
    実写じゃ無理だと思います。

  • 2021年4月角川文庫刊。書下ろし。千里眼・新シリーズ11作目。The Startを読んだことがありますが、こういう展開になっているとは思いもよりませんでした。ステルス戦闘爆撃機が盗まれて日本が焦土に。パニックものというか破局ものというか、スピード感は買いますが、相当に無理な展開があって、ヒロイン以外は、マンガ的な阿呆揃いじゃないかと思います。ですが、次も楽しみです。

  • ホントに久しぶりの千里眼。ざっとしてるけど、岬美由紀と天久鷹央がダブってしまって…起こったことの壮大さは違うけど。読んでいる間の非現実性とスカッとすることは同じ!

  • シリーズ開始から22年――岬美由紀が帰ってくる!航空自衛隊百里基地から最新鋭戦闘機が奪い去られた。在日米軍基地からも同型機が姿を消していることが判明。岬美由紀はメフィスト・コンサルティングの関与を疑うが……。(e-honより)

  • 千里眼シリーズ何を読んで、読んでいない作品があるのかわからない程数が多い。
    12年ぶりの新作、多分次作が完結編になるだろ。
    岬美由紀今回もいつもながらのスーパーヒロインを演じたが、本人がそれを望んでいないのがいつも心に響く。松岡圭祐さんはその時の世情をいち早く作品に反映する。なかなかできることではない。本当に素晴らしい。
    次作は7月末に発売とのこと。
    楽しみだ。

  • そういえばそんなに経つんですね
    ひさしぶりに破天荒で、ミリオタで、車好きのヒロインを堪能
    なんだかミッション・インポッシブルばりのスーパーアクション満載で
    アクション超大作の映画を見ているような臨場感でした
    まさに松岡先生さまさまのエンターテインメントでございます。
    どうやら完全復活のようで、今後も楽しみです

  • 自衛隊百里基地に内密に配備されていた最新鋭戦闘機が行方不明になった
    米軍普天間基地からも同型機が飛び去っていることが判明

    犯人グループの探索に呼び出されたのは元幹部自衛官の臨床心理士 岬美由紀だった

    美由紀は秘密結社メフィスト・コンサルティングの関与を疑うが……

    ・ ・ ・ ・ ・
    逃がすわけにはいかない。美由紀は平屋建ての前に駆け戻るや、ウラカンのドアを開けた。シートに乗り込むとブレーキペダルを踏み、指先でセンターコンソールの赤いフラップを跳ね上げる。ボタンを押した瞬間、爆音が轟いた。車体の震えにエンジンの始動を感じる。美由紀はアクセルを踏みこみ、闇のなかに急発進させた。
    ・ ・ ・ ・ ・

    “千里眼”の異名を持つスーパーヒロインが繊細な洞察力と圧倒的なパワーで難題に立ち向かう

    《小学館版の第一作から数えて二十二年という長きに亘って読み継がれてきた著者の看板シリーズの、満を持しての再開である。何はともあれ、読まないという手はないだろう。》──千街晶之「解説」より

    2009年を最後に新刊が途絶えていた人気シリーズ12年ぶりの復活、2021年4月刊

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2022年 『JK』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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